FAMLog
FileMaker Pro 8の新機能:Email Merge
December 12, 2005
FileMaker Pro 8では「Email Merge」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
バージョン8では、[メールを送信]スクリプトステップが機能強化されると共に、[ファイル]メニューに[メールを送信...]というメニュー項目が追加されています。データベース内のデータを使用して、単独あるいは複数の宛先にメールを送信したり、宛先によってメールのタイトルや本文の内容を任意に変更することが新たにできるようになりました。
なお、生成された電子メールは外部の電子メールソフトを利用して送信される仕様であるため、Macでメールを送信するには、Microsoft Entourage、Apple MailまたはEudora for Mac OS Xが正しく設定されている必要があります。Windowsでメールを送信する場合は、Microsoft Outlook、Outlook ExpressまたはEudora for Windowsが必要です。
(2006/12/07追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Pro 8の新機能:Fast Match
December 09, 2005
FileMaker Pro 8では「Fast Match」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
この機能は、検索モードに移動せずに、フィールド内のデータを利用して簡易検索を実行できる機能であり、文字入力することなく手軽に検索を行うことができます。
具体的には、任意のフィールドまたは選択したフィールド内のテキストに対して右クリック、またはcontrolキーを押しながらクリックして(Macの場合)、[一致するレコードを検索]を選びます。これにより、選択したフィールドもしくはテキストを検索条件に使って、そのフィールドに対して自動的に検索を実行します。
また、同様の操作で[対象レコードの絞り込み]または[対象レコードの拡大]を選択して、対象レコードを絞り込んだり、拡大したりすることもできます。
(2007/01/07追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Pro 8の新機能:タブコントロール
December 08, 2005
FileMaker Pro 8では「タブコントロール」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
タブコントロールを利用すれば、FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedにおいて、複数のタブを1つのレイアウト上に配置することが可能になります。これまではFileMakerでタブインターフェースを実現するために、似たようなレイアウトを複数作成する必要がありましたが、その代わりにタブコントロールを使用することができます。
タブコントロールは便利で開発効率の向上につながる機能ですが、FileMaker Pro 7では利用できずレイアウトが崩れることになるので、その点は注意が必要です。
なお、タブコントロールはバージョン8のインスタントWeb公開機能と互換性があり、インスタントWeb公開でタブコントロールを使用することが可能です。
(2007/01/07追記:リンク先のURLを変更しました。)
Apache HTTP Server 2.2.0
December 06, 2005
広く利用されているWebサーバーソフトウェアであるApache HTTP Serverの最新版「Apache HTTP Server 2.2.0」がリリースされています。
Apache HTTP Server 2.2.0は、新しい安定版系列であるApache HTTP Server 2.2の最初のバージョンです。バージョン2.0以降はLinux Kernelと同様に、バージョン番号の小数点第1位が奇数の場合は開発バージョン、偶数の場合は安定バージョンとするように番号が割り振られていて、Apache 2.2はこれまでバージョン2.1として開発されていました。
今回のメジャーバージョンアップでは、最近の32bit OSにおいて2GB以上のファイルがサポートされ、スマートフィルタリング機能やmod_proxyにロードバランス機能を追加するmod_proxy_balancer、Tomcatとの接続に使用できるmod_proxy_ajp、graceful-stop機能、Event MPMなどの機能が追加され、認証やキャッシュ関連のモジュールが改良されるなど、数多くの機能が拡張・改善されています。
FileMaker Server カスタムWebテクニック:正誤表
November 24, 2005
「FileMaker Server カスタムWebテクニック」正誤表
・書籍の帯
(誤)FileMaker Advanced
(正)FileMaker Server Advanced
・31ページ
(誤)Appendix(92ページ〜)
(正)付録(192ページ〜)
67ページ
(誤)検索処理に用いられるクエリー引数
(正)スクリプトの実行に用いられるクエリー引数
(誤)[表2-2]検索用クエリー引数
(正)[表2-2]スクリプト実行用クエリー引数
・76ページ
(誤)XSLTを使用したカスタムWeb公開において、スクリプトでグローバルフィールドを使用する場合には、XSLTデータベースセッションのオプション設定を有効にする必要があります。
(正)XSLTを使用したカスタムWeb公開において、グローバルフィールドの値をリクエスト間で保持しながら、スクリプトでグローバルフィールドを使用する場合には、XSLTデータベースセッションのオプション設定を有効にした上でセッション拡張関数を利用する必要があります。
・78ページ
(誤)name属性が指定したテーブル名であるrelatedsetエレメントノード
(正)table属性が指定したテーブル名であるrelatedsetエレメントノード
・119ページ
(誤)「11:57:46」という形式の日付を取得
(正)「11:57:46」という形式の時刻を取得
・137ページ
(誤)セッションには複数のオブジェクトを保存することができて、セッションのオブジェクトには、文字列、数字、論理値、またはノードセットを保存できます。
(正)セッションには複数のオブジェクトを保存することができ、各オブジェクトには任意の文字列を保存できます。
[関連]fmxslt:set_session_object関数の引数(FAMLog)
・140ページ
(誤)データベースセッションはXSLTを使用したカスタムWeb公開でのみ利用できます。
(正)データベースセッションオプションは、XSLTを使用したカスタムWeb公開のみにおいて、有効もしくは無効にすることを選択できます。
・168ページ
(誤)なお、Web経由でグローバルフィールドを使用するためには、セッション拡張関数を利用する必要があります。
(正)なお、Web経由でグローバルフィールドの値をリクエスト間で保持するためには、XSLTデータベースセッションのオプション設定を有効にした上でセッション拡張関数を利用する必要があります。
・177ページ
(誤)system-property('vendor-url')
(正)system-property('xsl:vendor-url')
・185ページ、187ページ
(誤)C:¥Program Files¥FileMaker Server 7¥Web Publishing¥publishing-engine¥cwpe¥WEB-INF¥lib
(正)C:¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server 7¥Web Publishing¥publishing-engine¥cwpe¥WEB-INF¥lib
[最終更新日:2008/10/07]
(2006/03/14追記:データベースセッションオプションとグローバルフィールドに関する記述についての修正分を追加しました。)
(2006/12/07追記:リンク先のURLを変更しました。)
(2007/02/24追記:137ページのfmxslt:set_session_object関数に関する記述についての修正分を追加しました。)
(2008/09/09追記:78ページのrelatedsetエレメントノードに関する記述についての修正分を追加しました。)
(2008/09/23追記:119ページ、177ページ、185ページおよび187ページの修正分を追加しました。)
(2008/10/07追記:67ページのスクリプト実行用クエリー引数に関する記述についての修正分を追加しました。)
FileMaker Server 7v4 アップデータ
November 21, 2005
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 7v4 アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker ServerおよびFileMaker Server Adminのバージョン7.0v3をバージョン7.0v4に更新するものです。FileMaker Serverのバージョン7.0v1および7.0v2を使用している場合には、このアップデータを適用する前に、バージョン7.0v3に更新しておく必要があります。
FileMaker Server 7.0v4では、特定の操作を同時に行うとパフォーマンスが低下する問題と、データベースのバックアップ中に発生したエラーによって、スケジュールのバックアップ設定が無効になることがある問題が解決されています。さらに、FileMaker Server Admin 7.0v3以前のバージョンを使用してリモートでサーバーに接続した際、パスワードが暗号化されずにネットワーク上で送信されることがあったというセキュリティ上の問題が修正されています。この影響で、FileMaker Server Admin 7.0v3以前のバージョンでは、リモートでFileMaker Server 7.0v4に接続できないので注意が必要です。
なお、アップデート方法や変更点の詳細については、アップデータに含まれるドキュメント「FMS アップデートお読みください.pdf」に記載されています。
(2007/01/07追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Pro 8の新機能:Excel Maker
November 17, 2005
FileMaker Pro 8では、「Excel Maker」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
この機能により、FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedで、FileMaker Proのデータを直接Microsoft Excelファイルとして保存することができます。オプションで、ワークシート名やタイトル、トピック(サブタイトル)、および作成者の情報を指定することも可能です。
関連するスクリプトステップとして、バージョン8では新たに[レコードを Excel として保存]スクリプトステップが追加されています。
(2007/01/07追記:リンク先のURLを変更しました。)
Cyberduck 2.5.1
November 14, 2005
Mac OS Xで動作するオープンソースのSFTP/FTPクライアントソフトウェア「Cyberduck 2.5.1」がリリースされています。
バージョン2.5.1では、 ユニバーサルバイナリ化によりIntelベースのMacに対応するようになっています。また、アプリケーションアイコンにファイルをドラッグすると、最も手前にあるブラウザーウインドウで接続しているサーバー内にファイルがアップロードされるようになっています。
Cyberduck 2.5.1はMac OS X v10.4に対応していて、Mac OS X v10.3.9以降で動作します。
FileMaker Pro 8の新機能:PDF Maker
November 11, 2005
FileMaker Pro 8では、「PDF Maker」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
この機能により、FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedで、FileMaker Proのレイアウトに基づいてデータをPDFファイルとして保存できます。
PDFファイルには、パスワードを割り当てたり、ファイルのメタデータや初期表示形式を設定することが可能となっています。なお、PDFファイルで保存するためには、印刷を許可するアクセス権が必要です。
(2007/01/07追記:リンク先のURLを変更しました。)
ModSecurity 1.9
November 10, 2005
Webサーバーへの侵入の検知および防御を目的としたApacheのモジュール「ModSecurity 1.9」が2005年11月6日にリリースされています。
ModSecurity 1.9では、リアルタイムのAuditログ収集を行うために新しいAuditロギングサブシステムが追加され、Apache 2.0用のModSecurityではレスポンス内容をログに保存できるようになっています。
さらに、新しいアクションやディレクティブが追加され、GETおよびPOST以外のメソッドが全面的にサポートされるようになっています。ファイルアップロード時にClamAVとの連係機能をサポートしたり、chroot機能が改良されるなど、従来のバージョンと比較して数多くの点が改良されたものに仕上がっています。