FAMLog
Apache HTTP Server 2.1.9-beta
November 09, 2005
Apache HTTP Serverの次期バージョンの開発途上版「Apache HTTP Server 2.1.9-beta」がリリースされています。
Apache 2.1.9-betaでは、mod_dbd、mod_filterおよびmod_charset_liteの各モジュールのステータスがExperimentalではなくなり、正式に標準で付属するモジュールとして扱われるようになっています。
また、worker MPMにおけるメモリーリークが原因で、ある特定の状況下でサービス妨害攻撃が引き起こされるセキュリティ脆弱性(CVE-2005-2970)が修正されています。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
APPLE-SA-2005-11-04 QuickTime 7.0.3
November 08, 2005
先月にリリースされた「QuickTime 7.0.3」では、セキュリティホールが修正されています。
バージョン7.0.3では、細工された動画ファイルやPICT形式の画像ファイルにより任意のコードが実行される脆弱性や、サービス妨害攻撃を引き起こされる脆弱性が修正されています。
Secuniaによると、今回のセキュリティホールは、Mac OS X版のQuickTime 6.5.2および7.0.1、Windows版のQuickTime 7(バージョン7.0.3は含まず)で確認されており、さらにそれ以前のバージョンも影響を受けるだろう、とのことです。
APPLE-SA-2005-10-31 Mac OS X v10.4.3
November 04, 2005
Mac OS X v10.4.3およびMac OS X Server v10.4.3にはセキュリティ脆弱性を修正するアップデートも含まれていて、Finder、ソフトウェア・アップデート、memberd、キーチェーンおよびカーネルのセキュリティ脆弱性が修正されます。
Finderの情報を見るウインドウで表示されるファイルとグループの所有権情報が特定の状況下で正しくない場合がある問題や、カーネルが利用するメモリー内にある重要なデータをローカルユーザーに漏洩してしまうことがある脆弱性などが修正されています。
カーネルの脆弱性についてはMac OS X v10.4.2およびそれ以前に影響がありますが、それ以外についてはMac OS X v10.4より前のシステムには影響がないとのことです。
FileMaker Pro 8 Advancedの主な新機能一覧
November 01, 2005
2005年11月中旬にFileMaker Pro 8と同時発売される予定である「FileMaker Pro 8 Advanced」は、FileMaker Pro 8の機能をすべて備えているだけでなく、より優れたFileMakerソリューションをより速く作成できる開発ツールが含まれています。
FileMaker Pro 8 Advanced特有の主な新機能の一覧は、以下の通りです。
・カスタムメニュー
・ポップアップヘルプ
・データビューア
FileMaker Pro 8 Advancedは、FileMaker Developerを名称変更してバージョンアップした新製品であり、FileMaker Pro 8の新機能もすべて含まれています。
FileMaker Pro 8の主な新機能一覧
October 31, 2005
2005年11月中旬に発売される予定である「FileMaker Pro 8」では、「Work faster. Share more.」をコンセプトとして多くの機能が追加ならびに改善されています。
FileMaker Pro 8の主な新機能の一覧は、以下の通りです。
・PDF Maker
・Excel Maker
・Fast Match
・Fast Send
・オートコンプリート
・ドロップダウンカレンダー
・Email Merge
・タブコントロール
・視覚的なスペルチェッカー
・ホイールマウスのサポート
・テーブルのインポート
・機能強化されたリレーションシップグラフ
・Layout Alignment Tools
利用者にとってはより使いやすく、そして開発者にとってはより短時間で使い勝手のいいものを作ることを可能にする新機能が数多く備わっており、さらにFileMaker Proがない環境とのデータ共有が考慮された機能も追加されています。
[関連]New Features of FileMaker Pro 8(FileMaker Knowledge Base)
(2006/03/03追記:関連リンクを追加しました。)
FileMaker Pro 8 評価版 & FileMaker Server 8 評価版
October 27, 2005
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 8 評価版」、「FileMaker Server 8 評価版」および「FileMaker Server 8のデータシート」を配布しています。
それぞれの評価版は30日間試用できるもので、インストール後30日が経過すると、期限切れのため機能しなくなります。FileMaker Pro 8は来月中旬に発売される予定になっていますが、FileMaker Server 8は2005年12月中旬発売予定であるため、FileMaker Server 8 評価版を試用する際にはその点について注意が必要です。
なお、これらの無料評価版にはサポートサービスは提供されません。
ファイルメーカー Mobile for i-modeはバージョン7以降に対応せず
October 25, 2005
FileMaker 8 製品ラインが国内で発表されましたが、その発表資料において「ファイルメーカー Mobile for i-mode」の将来バージョンをFileMaker 8 製品ラインの一部として開発する計画はないことが案内されています。
ファイルメーカー Mobile for i-modeは、iモード対応携帯電話向けのWeb公開用データベース・サーバーソフトウェアであり、日本でのみ販売されていた製品でした。FileMaker 7対応版は出荷されておらず、さらに上記の発表でFileMaker 8にも対応しないことが明らかになりました。
なお、「ファイルメーカー Mobile for i-mode」と「FileMaker Mobile」は全く違う製品であり、Pocket PCおよびPalm OSハンドヘルド用に設計されているFileMaker Mobile 8は2006年1月に日本国内で発売される予定になっています。
(2007/01/06追記:「ファイルメーカー Mobile for i-mode」のリンク先URLを変更しました。)
FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (3)
October 24, 2005
FileMaker Pro 8とFileMaker Pro 8 Advancedに関する新しい製品ドキュメントのPDFファイルが、FileMaker, Inc.のWebサイトから入手できるようになっています。
新たに追加されていた製品ドキュメントは次の通りで、関数およびスクリプトステップのリファレンス、およびチュートリアルのPDFファイルがダウンロードできるようになっています。また、チュートリアルで説明に使用されるデータベースファイルも同ページから配布されています。
・FileMaker Pro Tutorial(PDF)
・FileMaker 8 Functions Reference(PDF)
・FileMaker 8 Script Steps Reference(PDF)
[関連]FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (1)、FileMaker Pro 8の英語版製品ドキュメント (2)
Troi URL Plug-in 1.8.1 for FileMaker Pro 8
October 18, 2005
FileMakerでHTTPによる通信を可能にするプラグイン「Troi URL Plug-in 1.8.1」がリリースされています。
Troi URL Plug-inを使用すると、Webサーバーから取得したデータをFileMakerのデータベースに格納したり、FileMakerからWebのフォームにリクエストを直接送信することが可能になります。GETメソッドだけでなくPOSTメソッドにも対応しており、HTTPSによる通信やCookieにも対応させることができます。
バージョン1.8.1では、新たにFileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedに対応し、GIF形式およびJPEG形式の画像をオブジェクトフィールドに入れられるようになっています。
Troi URL Plug-in 1.8.1は、FileMaker Pro 7、FileMaker Developer 7、FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedに対応していて、Mac OS X v10.3.9以降とWindows 2000、およびWindows XPで動作します。シングルユーザーライセンス価格は59USドルです。
OpenSSL 0.9.8a and 0.9.7h
October 11, 2005
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8a」および「OpenSSL 0.9.7h」がリリースされています。
バージョン0.9.8aおよび0.9.7hでは、OpenSSLを利用するサーバーアプリケーションにおいてSSL_OP_MSIE_SSLV2_RSA_PADDINGオプションを有効にした場合に発生する、セキュリティ上の問題(CAN-2005-2969)が修正されています。
この問題が悪用されると、セキュリティ面で多くの弱点を有するSSL 2.0に強制的に後退させることが可能であり、多くのサードパーティ製ソフトウェアが影響を受けると考えられます。