FAMLog
FileMaker Server 9におけるスクリプト実行時の注意点 (3)
December 26, 2008
FileMaker Server 9では、FileMakerのScriptMakerスクリプトを、スケジュール経由でサーバーサイドで実行できます。
スケジュール経由で実行されるサーバーサイドScriptMakerスクリプトでGet(アカウント名)関数を使用した場合、その関数の戻り値は最初にスクリプトが実行されたときのアカウント名、すなわちスケジュールアシスタントで指定したアカウント名になります。
その他、Get(システム IP アドレス)など、ハードウェア関連の機能についてはデータベースサーバーから情報が返されます。
FileMaker Server 9におけるスクリプト実行時の注意点 (2)
December 25, 2008
FileMaker Server 9では、Web互換のスクリプトステップで構成されたScriptMakerスクリプトを、スケジュール機能を使用してサーバーサイドで実行できます。
スケジュール経由で実行されるサーバーサイドScriptMakerスクリプトでGet(ユーザ名)関数を使用した場合、その関数の戻り値はスケジュール名になります。
スケジュール名は、FileMaker Server Admin Consoleのスケジュールアシスタントで指定可能です。スケジュール名に使用できる文字数は最大31文字となっています。
FileMaker Server 9におけるスクリプト実行時の注意点 (1)
December 24, 2008
FileMaker Server 9では、FileMakerのScriptMakerスクリプトを、スケジュール経由でサーバーサイドで実行する機能が新たにサポートされました。
スケジュール経由で実行されるサーバーサイドScriptMakerスクリプトにおける計算機能は、基本的にカスタムWeb公開でスクリプトが実行された場合と同じ値を返しますが、いくつか例外が存在します。
例えば、Get(アプリケーションバージョン)関数では、FileMaker Serverのバージョン情報を示す文字列が返されます(例:Server 9.0v3)。
[関連]FileMaker Server 9の新機能:ScriptMakerスクリプトの実行(FAMLog)
Mac OS X Leopardでファイアウォールを有効にする
December 22, 2008
Mac OS X Leopardで導入されたアプリケーション・ファイアウォールは、[システム環境設定]の[セキュリティ]パネルで動作を調整できますが、CLI(コマンドラインインターフェース)でも設定の変更が可能です。
Mac OS X Leopardにおいてコマンドラインインターフェースでアプリケーション・ファイアウォールを有効にするには、ターミナルで次のように入力します。
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.alf globalstate -int 1
(実際には1行で入力します)
上記設定値が1の場合は「特定のサービスおよびアプリケーションにアクセスを設定」、2の場合には「必須サービスのみ許可」の設定になります。設定値を0にすると、アプリケーション・ファイアウォールは無効になります。
なお、従来と同様、パケットフィルタリング機能を持つipfwを利用することも可能であり、アプリケーション・ファイアウォールはipfwで設定したルールを優先します。
[関連]Mac OS X Leopardはアプリケーション・ファイアウォールを搭載(FAMLog)
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:第6章の変更点
November 28, 2008
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
第6章の「セキュリティ」では、FileMaker Server 9に基づいた内容に一新し、全体的に細かい内容の見直しを行いました。
特に、前著の「5.1.2 使用しないWeb公開機能を無効化する」は「6.1.2 使用しないWeb公開テクノロジを無効にする」として、前著の「5.2.2 ユーザー入力値を無害化する」は「6.2.1 データ出力時に適切なエスケープ処理を行う」として解説内容を一新しました。
「6.2.6 リクエストが偽造されていないか検証する」については、記述すべき内容に不足があったため、追記された点があります。
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:第5章の変更点
November 27, 2008
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
第5章の「Web公開エンジンが備える機能の活用」では、下記の節を新たに追加しました。
・5.2.3 設定したCookieを削除する
「5.6.3 フィードから取得した情報を表示する」では、RSS 1.0だけではなく、RSS 2.0およびAtom 1.0形式のフィードを変換するサンプルを追加しました。
また、前著の「4.3.6 グローバルフィールドを使用する」は、「5.3.6 グローバルフィールドとグローバル変数の値を保持する」として内容を一新し、カスタムWeb公開におけるグローバルフィールドとスクリプト変数の有効範囲や、グローバルフィールドとスクリプト変数の違いについての解説を新たに追加しました。
[関連]カスタムWeb公開におけるスクリプト変数の有効範囲(FAMLog)
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:第4章の変更点
November 25, 2008
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
第4章の「出力結果の調整」では、主に細かい内容の見直しと構成の変更を行いました。
「4.1.2 出力結果の文字エンコーディングを指定する」では、管理コンソールではなくバージョン9のAdmin Consoleを使用して設定を変更する手順に内容を更新しました。
「4.2.6 改行して表示する」では、単にfmxslt:break_encode関数の使い方を解説するだけではなく、disable-output-escaping属性とHTMLエスケープに関する説明も追加しました。
「4.4.6 チェックボックスで値一覧の特定の値が保存されているか確認する」では、カレントノードに関する解説や、labelタグのfor属性およびinputタグのtabindex属性への言及を追加しました。
また、前著の「3.1.5 文字参照を出力する」はタイトルと解説が一致していなかったため、「4.2.7 HTMLで特別な意味を持つ文字をそのまま出力する」として解説内容を一新しました。
上記以外にも、最近の事情にあった内容に変更したり、細かい注記や解説を追加して、内容の見直しを全体的に行いました。
FileMaker Proの取得関数とFileVault
November 18, 2008
FileMaker Proの取得関数は、FileMaker Proデータベース内の要素や現在の状態についての情報を取得するために使用します。
取得関数では、Mac OS Xで利用できるFileVault機能の利用の有無により返ってくる値が異なる関数がありますが、その関数の一覧は下記の通りです。
・Get(デスクトップパス)
・Get(テンポラリパス)
・Get(ドキュメントパス)
・Get(ファイルパス)
・Get(環境設定)
これらの関数をMac OS Xで使用する場合には、FileVaultを有効にしている環境も考慮する必要があります。
[関連]Get(デスクトップパス)関数とFileVault(FAMLog)
Fusion Reactor v2.06
November 12, 2008
FileMakerのWebビューア機能を使って、Ajaxを利用したインターフェースやOS標準のボタン表示などをFileMakerで実現できる有償のプラグイン「Fusion Reactor v2.06」が公開されています。
FileMaker Excellence Award for Solution of the Yearを今年受賞したFusion Reactor v2は、ニュージーランドのDigital Fusion社が開発したFileMaker Pro用のプラグインです。バージョン2.06では日本語に翻訳されたデモファイルも用意されています。
Fusion Reactorを使用すれば、WebビューアとFileMaker Proデータベースをシームレスに連携させることができます。FileMaker ProデータベースのデータをWebビューアで表示させつつ、Webビューア内のJavaScriptからFileMakerのScriptMakerスクリプトを実行したり、データベースの値を直接変更することも可能です。
Get(デスクトップパス)関数とFileVault
November 11, 2008
FileMaker Proの「Get(デスクトップパス)関数」は、現在のユーザーのデスクトップフォルダへのパスを返します。
この関数の戻り値の例は、Mac版では通常「/Macintosh HD/Users/foo/Desktop/」ですが、Mac OS Xにおいてホームフォルダの内容を保護する機能であるFileVaultを有効にしている場合には「/foo/Desktop/」となります。
Get(デスクトップパス)関数以外にも、FileVault機能の利用の有無により返ってくる値が異なる関数があるので注意が必要です。
[関連]Get(デスクトップパス)関数(FAMLog)