FAMLog
ScriptMaster 3
June 16, 2009
360Worksが無償で利用可能なFileMakerプラグインであるScriptMasterの新バージョン「ScriptMaster 3」を公開しています。
ScriptMasterは、Javaプラットフォーム用のスクリプト言語であるGroovyを使用してScriptMasterのモジュールを記述することにより、FileMaker Proでさまざまな機能拡張を行うことができます。
バージョン3では、iSightカメラで撮影した画像をオブジェクトフィールドに格納するQuickTime Frame Captureや、暗号化・復号化を行うEncryptAES/DecryptAES、XML文法のチェックを行うValidate XMLなどといった数多くのモジュールが新たに用意されています。
なお、ScriptMasterとJRubyを利用することで、RubyでFileMaker Proの機能を拡張することも可能です。
第47回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
June 08, 2009
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2009年5月16日に行われた第47回のイベントレポートが追加されており、FileMaker Proのスクリプトトリガやスクリプト利用時の注意点に関する情報などが紹介されています。
次回は、「タダでおいしいFileMakerフリーツール一挙紹介」というテーマで2009年6月20日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
FileMaker Server 10の新機能:fmsadmin REMOVEコマンド
June 05, 2009
FileMaker Server 10では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにREMOVEコマンドを利用できるようになっています。
REMOVEコマンドを使うことで、閉じられたデータベースファイルをRemoved_by_FMSフォルダ内のRemovedフォルダに移動して、データベースファイルがホストされないようにすることができます。
[使用例]
$ fmsadmin remove FMServer_Sample
なお、上記のREMOVEコマンドは、FileMaker Server Admin Consoleにおけるデータベースの[削除]処理に相当します。
FileMaker Server 10の新機能:データベース検証タスクスケジュール
June 01, 2009
FileMaker Server 10では、任意のタイミングで一貫性チェックを実行して、データベースの整合性を検証できるようになっています。
検証タスクスケジュールを作成したり、Admin Consoleの[データベース]ウインドウでデータベースを検証できる他、fmsadminコマンドを使用して検証することも可能です。fmsadminコマンドを使用してFileMakerデータベースの検証を行うには、VERIFYコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin verify -y FMServer_Sample
なお、データベース検証の際、一度データベースファイルが閉じられることになるので、その点は注意する必要があります。
FileMaker Server 10の新機能:レコードのインポートとエクスポート
May 29, 2009
FileMaker Server 10では、[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップが、FileMaker Serverのスケジュールスクリプトでもサポートされるようになっています。
指定されたファイルはすべてFileMaker Serverドキュメントフォルダもしくはテンポラリフォルダ内にある必要があり、「..」を含むパスはすべて無効とみなされます。使い方によってはエラーが発生するケースもあるので、FileMaker Serverのスケジュールスクリプトとして使う場合には注意点がいくつかあります。
なお、[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップはWeb公開ではサポートされていません。
FileMaker Server 10の新機能:Admin Console ログビューア
May 27, 2009
FileMaker Server 10では、FileMaker Server Admin Consoleにログビューア機能が新たに追加されています。
Admin Consoleにおいて[ログビューア]を選択することで、FileMaker Serverのイベントログやアクセスログ、およびWeb公開エンジンのログを表示できます。
ソートやフィルタ、エクスポートも可能で、必要とするログのみ表示できるようになっています。なお、ログの表示には[モジュール...]ボタンでログファイルモジュールをあらかじめ選択しておく必要があります。
FileMaker Server 10の新機能:SMTPサーバーを使用したメール送信
May 25, 2009
FileMaker Server 10では、[メールを送信]スクリプトステップで電子メールのメッセージを送信する機能が新たにサポートされています。
[メールを送信]スクリプトステップのオプションにおいて、[送信経由]の値を「SMTP サーバー」にして、メールサーバーやユーザー情報を入力することで、SMTPサーバーを使用してメールを送信できます。
バージョン10で[メールを送信]スクリプトステップはFileMaker Server互換およびWeb互換になりましたが、オプションで電子メールクライアントではなくSMTPサーバーを利用するように指定する必要があります。なお、本機能を使用してメッセージを送信した場合、文字エンコーディングとしてはUTF-8が使用されます。
[関連]FileMaker Pro 10の新機能:SMTPサーバーを使用したメール送信(FAMLog)
FileMaker Web News:第42回 2009年5月号
May 15, 2009
「FileMaker Web News」第42回目をお届けします。
■FileMaker Pro 10v2 Windows版アップデータ
「FileMaker Pro 10v2 アップデータ」と「FileMaker Pro 10v2 Advanced アップデータ」が2009年4月下旬に公開されました(Windows版のみ)。バージョン10.0v2では、Citrix Presentation Serverやターミナルサービスと共に使用する場合に発生していた問題が解消されています。
[関連]FileMaker Pro 10v2 Windows版アップデータ(FAMLog)
■Phusion Passenger 2.2が公開
Railsアプリケーションを運用するためのApacheモジュールとして利用可能なPhusion Passengerのバージョン2.2が2009年4月に公開されました。なお、現時点の最新バージョンはバージョン2.2.2です。
[関連]Phusion Passenger 2.2(FAMLog)
Mac OS X v10.5.7 and Security Update 2009-002
May 13, 2009
Appleが、セキュリティ脆弱性の修正を含む「Mac OS X 10.5.7 Update」および「Mac OS X Server 10.5.7 Update」を公開しています。
バージョン10.4.11向けの「Security Update 2009-002」も同時に公開されており、下記のソフトウェアに関する脆弱性が修正されています。
・ATS、BIND、CoreGraphics、Cscope、CUPS、Disk Images、enscript、Flash Player plug-in、Help Viewer、IPSec、Kerberos、Launch Services、libxml、Net-SNMP、Network Time、OpenSSL、QuickDraw Manager、Spotlight、system_cmds、telnet、X11(Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5〜v10.5.6、Mac OS X Server v10.5〜v10.5.6)
・Apache 2.2、CFNetwork、iChat、International Components for Unicode、Kernel、Networking、PHP、ruby、Safari、WebKit(Mac OS X v10.5〜v10.5.6、Mac OS X Server v10.5〜v10.5.6)
・Apache 2.0(Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11)
なお、このアップデートにより、バージョン10.5に付属するApache 2.2はバージョン2.2.11に、バージョン10.4に付属するApache 2.0はバージョン2.0.63に、バージョン10.5に付属するPHP 5はバージョン5.2.8に更新されます。
Ruby 1.9.1-p129
May 12, 2009
「Ruby 1.9.1-p129」が公開されています。
Ruby 1.9.1-p129は、最新安定版と位置づけられているRuby 1.9.1の保守リリースです。2点の脆弱性修正が含まれているため、Ruby 1.9.1をすでに利用している場合にはアップグレードが推奨されています。
なお、Ruby 1.8で動いていたプログラムやライブラリがRuby 1.9.1でそのままでは動かない場合があるので、現在Ruby 1.8系統を利用している場合には互換性を検証してから移行する必要があります。