FAMLog


mod_ssl 2.8.23-1.3.33 for OpenSSL 0.9.8

July 07, 2005

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8」がリリースされたことに伴い、OpenSSL 0.9.8に対応したApache 1.3.33用のSSLモジュール「mod_ssl 2.8.23-1.3.33」が公開されています。

OpenSSL 0.9.8では数多くの新機能が追加され、opensslコマンドで作成されるデフォルトのダイジェストがMD5からSHA-1のアルゴリズムに変更されています。

なお、Apache 2.0ではmod_sslが同梱されていますが、OpenSSL 0.9.8への対応は近々リリースされる予定であるApache 2.0.55で対応するようです。

Tag: Apache

XSLTからJavaのメソッドを関数として呼び出す

July 06, 2005

FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開では、Xalan-Javaの拡張機能を用いてXSLTスタイルシートでJavaのメソッドを使用できます。

XSLTスタイルシートでJavaのメソッドを使用するには、Javaのパッケージ名やクラス名に基づいてネームスペース(名前空間)の宣言を行い、宣言したネームスペースを使ってメソッドを呼び出すだけです。

例えば、org.apache.xalanパッケージのVersionクラスに含まれるgetVersionメソッドを使うには、次のようにxsl:stylesheetエレメントでネームスペースを宣言した上で、XSLTのテンプレートルールにおいて「接頭辞:メソッド名(引数)」という形式で記述することで、Web公開エンジンで使用されているXalan-Javaのバージョン情報を取得できます。

(ネームスペースの宣言例)
xmlns:version="xalan://org.apache.xalan.Version"

(メソッドの使用例)
<xsl:value-of select="version:getVersion()"/>

Tag: FileMaker

「Key Concepts in FileMaker 7」日本語翻訳版

June 30, 2005

FMPro.jpで、マイケル・ハリス(Michael Harris)氏著のホワイトペーパー「Key Concepts in FileMaker 7」(バージョン1.6)の日本語翻訳版PDFファイルが配布されています。

この文書では、FileMaker 7で新しくなったリレーションシップの構造や概念を中心に、従来バージョンとの比較を交えながら、 データベース構築におけるアプローチ方法や用語の定義などがまとめられています。

FileMaker Pro 7におけるファイルとテーブル、レイアウト、リレーションシップなどに関する考察が記述されたこの文書を読みつつ、実際にFileMaker Pro 7を使用することにより、FileMaker 7へのより深い理解が得られることでしょう。

(2006/06/19追記:「Key Concepts in FileMaker 7」の日本語翻訳版はKnockin' on Seven's Doorが翻訳・監修したバージョンもあります。)

Tag: FileMaker

Apache HTTP Server 2.1.6-alpha

June 28, 2005

Apache HTTP Serverの次期バージョンの開発途上版「Apache HTTP Server 2.1.6-alpha」がリリースされています。

Apache HTTP Serverの現在の最新安定バージョンはバージョン2.0系の2.0.54ですが、次期メジャーバージョンはバージョン2.2が予定されています。Apache 2.2の開発バージョンがバージョン2.1であり、バージョン2.0以降はLinux Kernelと同様に、バージョン番号の小数点第1位が奇数の場合は開発バージョン、偶数の場合は安定バージョンとするように番号が割り振られるようになっています。

Apache 2.2では各種新機能が追加されますが、その中の1つにApache JServ Protocol(AJP)バージョン1.3をサポートしたmod_proxy_ajpモジュールの追加が挙げられます。

Tag: Apache

FileMaker Mobile 7v1 for Palm OS アップデート

June 23, 2005

ファイルメーカー社が「FileMaker Mobile 7v1 for Palm OS アップデート」を配布しています。

このアップデートは、palmOne Tungsten T5、Tungsten E2、Treo 650、およびPalm OSバージョン5.4を搭載したその他のハンドヘルドコンピュータに対する互換性の問題を解決します。

このアップデートのインストール作業により、ハンドヘルドからFileMaker Mobile 7 データベースがすべて削除されるため、インストール前には必ずHotSync機能を実行して、FileMaker Mobile 7 データベースのバックアップを作成する必要があります。

(2007/01/04追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: FileMaker

Get(アプリケーションバージョン)関数

June 21, 2005

FileMaker Pro 7の関数である「Get(アプリケーションバージョン)関数」は、FileMakerのアプリケーションの種類およびバージョン情報を示す文字列を返します。

各アプリケーションに対して返される値は、次の通りです。

・FileMaker Pro:「Pro」
・FileMaker Developer:「Developer」
・FileMaker Runtime:「Runtime」
・Web公開エンジンやWebブラウザーなど:「Web Publishing Engine」

Web公開機能経由で、Webブラウザーがこの関数を利用した場合には、「Web Publishing Engine 7.0v5」という形式で値が返されます。

(2016/01/26追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

Web公開エンジンによって使用されるポート

June 20, 2005

FileMaker Server 7 AdvancedのWeb公開エンジンは、FileMaker ServerおよびWebサーバーと通信するために次のポートを使用します。

・TCPポート番号5003:FileMakerネットワーク共有
・TCPポート番号16016、16018:Apache JServ Protocol(AJP)1.3
・TCPポート番号16008、16012:FileMaker Internal
・TCPポート番号16014:HTTP(カスタムWeb公開エンジンとWeb公開コア間の通信に利用)

FileMakerネットワーク共有のプロトコルは、FileMaker ServerとWeb公開エンジン間の通信で使用されます。また、AJPはWebサーバーとWeb公開エンジンの間で使用されます。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 7によって使用されるポート

June 17, 2005

FileMaker Server 7は、データを通信するために次の3つのポートを使用します。

・ポート番号5003(TCP、UDP):FileMakerネットワーク共有
・ポート番号50006(TCP):FileMaker Server Helper
・ポート番号50003(TCP):FileMaker Server Adminで使用

ファイアウォールを利用する環境でFileMaker Serverを使用する場合には、FileMaker Serverが使用する上記のポートを許可するようにファイアウォールを設定する必要があります。

(2005/07/29追記:FileMaker Knowledge Baseへのリンク先を変更しました。)

(2006/04/19追記:FileMaker Server 8でもFileMaker Server 7と同じポートが使用されます。)

Tag: FileMaker

FileMaker Datagraph Technology Preview

June 08, 2005

FileMaker, Inc.のWebサイトで、Mac OS X Tigerで動作するDashboardウィジェット「FileMaker Datagraph」の開発者向けプレビュー版が配布されています。

FileMaker Datagraphは、JDBCでアクセスできるように設定されたFileMaker 7のデータベースからデータを取り出して棒グラフとして表示するウィジェットです。

Mac OS X v10.4 “Tiger”の機能を活用するFileMaker関連のソフトウェアとして、このウィジェットの他に「FileMaker Automator Actions」もFileMaker, Inc.から近日中に配布される予定だそうです。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 7のイベントログ

May 31, 2005

FileMaker Server 7の実行中に発生するイベントは、タイムスタンプ情報と共にログに記録されます。ログに記録されるイベントには、FileMaker Serverの起動と停止、データベースファイルの開閉、クライアントのログインとログアウト、タスクスケジュールの実行およびFileMaker Serverのプロパティへの変更などがあります。

例えば、FileMaker Serverへの接続を保護する設定に変更して、FileMaker Serverを再起動すると、起動時に「安全な(SSL)ネットワークの暗号化: 有効」という内容の記録がイベントログに残り、ログを参照することによってもFileMaker Serverの設定内容を確認できます。

Mac OS Xでは、イベントは下記のファイルに記録されます。

/Library/FileMaker Server 7/Data/Logs/Event.log

このファイルが40MBに達すると、「Event-old.log」に名前が変更され、新しい「Event.log」ファイルが作成されます。

Tag: FileMaker

このページの上へ