FAMLog
7.0v3 Web公開アップデートの変更点 (4)
April 06, 2005
FileMaker Server Advanced 7.0v3では、FileMaker XSLT拡張関数のget_cookieおよびget_cookies関数の仕様が変更されました。
fmxslt:get_cookie関数は、指定したCookie名を持つcookiesノードセットを返します。また、fmxslt:get_cookies関数は、クライアントによって提供されたCookieがすべて含まれるcookiesノードセットを返します。
どちらの関数も次のようなノードセットを返し、fmxslt:get_cookies関数では複数のcookieエレメントが含まれたノードセットを取得できます。
<cookies xmlns="http://www.filemaker.com/xml/cookie">
<cookie name="cookie1">value_of_cookie1</cookie>
<cookie name="cookie2">value_of_cookie2</cookie>
</cookies>
(2007/01/04追記:リンク先のURLを変更しました。)
JK 1.2.10
April 04, 2005
WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「JK 1.2.10」が2005年3月30日にリリースされています。
FileMaker Server Advanced 7.0v3ではJK 1.2.2がWebサーバーモジュールとして使用されていますが、JK 1.2.10はJK 1.2系統の最新版のTomcatコネクターです。
なお、Tomcat 4.1で使用が推奨されていたJK2は現在メンテナンスモードとなっていて、Tomcatの最新版(バージョン5.5)ではJK 1.2、およびmod_proxy_ajp(Apache HTTP Server 2.2では標準で付属)をAJPコネクターとして使用することが推奨されています。
(2005/04/19追記:JK 1.2.10ではTomcatが起動していないときにHTTPレスポンスのステータスコードが200になる不具合があります。)
Mac OS X用ODBCクライアントドライバ
April 01, 2005
ファイルメーカー社がMac OS X用ODBCクライアントドライバを配布しています。
このソフトウェアはMac OS X v10.3.8以降で動作し、WindowsまたはMac OS X上でFileMaker Pro 7、FileMaker Developer 7または FileMaker Server 7 AdvancedによってホストされるFileMakerデータソースに、Mac OS Xのクライアントアプリケーション(Microsoft ExcelやOracleなど)からODBCを使用してアクセスできるようにするものです。
インストールおよび設定方法の詳細については付属ドキュメントに記載されていますが、クライアントドライバをインストールするには、「SequeLink.bundle」ファイルを/Library/ODBC/フォルダに、もしくはホームフォルダ内の/Library/ODBC/フォルダ以下にコピーします。
(2007/01/04追記:リンク先のURLを変更しました。)
ファイルメーカー 6 ファミリ製品の出荷終了日
March 25, 2005
ファイルメーカー社が、ファイルメーカー 6 ファミリ製品の出荷終了日についてWebページで案内しています。
案内によると、ファイルメーカー 6 ファミリ製品が各製品の動作環境以外の動作環境には対応しないとの条件付きで、FileMaker, Inc.からの出荷終了日までファイルメーカー 6 ファミリ製品がFileMaker Web Storeを通じて提供されるとのことです。ファイルメーカー 6 ファミリ製品についてFileMaker, Inc.からの出荷終了日は以下の通りとなっています。
ファイルメーカーPro 6 Unlimited:2005年3月31日
ファイルメーカーPro 6:2005年9月15日
ファイルメーカー Developer 6:2005年9月15日
ファイルメーカー Server 5.5: 2005年9月15日
ファイルメーカー Mobile 2.1:2005年9月15日
ファイルメーカー Mobile for i-mode:2005年9月15日
(2007/01/04追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
7.0v3 Web公開アップデートの変更点 (2)
March 17, 2005
FileMaker Server Advanced 7.0v3では、管理コンソールのインターフェースが一部改善されています。
設定を効率的に行うことができるように、Web公開エンジンおよびFileMaker Serverのアドレスを設定するインターフェースおよび説明文が変更、改善され、設定をスムーズに進められるようになっています。
管理コンソールでは上記の他に、Web公開エンジンのアドレスとして無効な文字列を入力した場合に発生する問題も修正されています。
(2007/01/04追記:リンク先のURLを変更しました。)
7.0v3 Web公開アップデートの変更点 (1)
March 16, 2005
FileMaker Server 7 Advanced 7.0v3 Web公開アップデートを適用すると、インスタントWeb公開で1画面に表示されるレコードの数が、リスト形式では25、表形式では50に変更されます。
従来のFileMaker Server Advancedでは、リスト形式では1度に5つのレコードが表示され、表形式では20のレコードが表示されるようになっていました。
その他、FileMaker Server Advanced 7.0v3のインスタントWeb公開では安定性が向上し、新規レコード作成時に関連レコードを作成できない問題が修正されています。
(2007/01/04追記:リンク先のURLを変更しました。)
スクリプトのヒントと考慮事項 (4)
March 04, 2005
FileMaker 7においてWeb経由での利用がサポートされていないスクリプトステップがスクリプトに含まれる場合、「ユーザによる強制終了を許可」スクリプトステップを使用することにより、スクリプトの動作を制御することができます。
「ユーザによる強制終了を許可」スクリプトステップが含まれていない場合もしくはスクリプトステップオプションをオンにして機能を有効にしている場合は、サポートされていないスクリプトステップをWeb経由で実行しようとしても正常に処理されず、スクリプトがその時点で停止されます。
逆に、スクリプトステップオプションをオフにして機能を無効にすると、サポートされていないスクリプトステップはスキップされ、スクリプトの実行が続行されます。
FileMaker Pro 関数活用講座
March 03, 2005
FileMaker Proの関数について解説した書籍「FileMaker Pro 関数活用講座」が2005年3月4日に発売されます。バージョン5、5.5、6および7に対応した内容となっていて、価格は税込3,360円です。
FileMaker Proの関数に焦点をあて、関数の組み合わせ使用例、結果の解説、指定する引数、およびバージョンによって違う仕様上の相違点について、サンプルを交えて詳細に解説しています。
FileMaker Developer 7では新たにカスタム関数と呼ばれる独自の関数を作成できるようになりましたが、そのカスタム関数の使用法についても紹介されています。
スクリプトのヒントと考慮事項 (2)
February 24, 2005
Web経由でFileMakerのスクリプトを利用する場合には、Web互換のスクリプトステップのみがスクリプトに含まれていることを確認します。
さらに、各スクリプトステップを実行するために必要な権限がWebユーザーに割り当てられているか、もしくは実行の制限をしているかなど、スクリプトステップとアクセス権セットの組み合わせについても考慮する必要があります。
例えば、レコードを作成するスクリプトステップがスクリプトに含まれていて、Webユーザーがレコードの作成を許可するアカウントでログインしていない場合、このスクリプトでは新規にレコードを作成するスクリプトステップを実行することができません。ただし、スクリプトは引き続き実行される場合があり、予期しない結果を引き起こす可能性もあることから、必要に応じてエラー処理を追加しなければならない場合もあります。
スクリプトのヒントと考慮事項 (1)
February 22, 2005
Webで公開するFileMakerデータベースにスクリプトが含まれている場合には、処理に必要なスクリプトのみ実行されるように制限する必要があります。
スクリプトの実行を制限するには、FileMaker Pro 7のアカウントとアクセス権セットでアクセス制限を行います。
Webブラウザー経由で使用する必要があるスクリプトのみアクセスを許可するようにしたり、ゲストアカウントが実行できるスクリプトは一部のみに制限するなど、すべてのデータベースでアカウントとアクセス権セットをきちんと定義することがとても重要です。