FAMLog
OpenSSH 5.1
July 22, 2008
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 5.1」が公開されています。
OpenSSH 5.1にはセキュリティに関連する修正が1点含まれており、sshd_configのX11UseLocalhost設定項目の値がnoである場合にHP/UXで可能だったX11の中間者攻撃を回避するように変更されています。なお、この問題は、BSD由来のシステムやLinux、Mac OS X、Solarisには影響しないとのことです。
機能追加や不具合の修正も数多く行われており、sshdに拡張テストモード(-Tオプション)が新たに追加されています。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 5.1/5.1p1 リリース
FileMaker Server 9で自動的に拡張アクセス権が設定される場合
July 14, 2008
FileMaker Server 9では、拡張アクセス権がまったく有効になっていないFileMaker Proデータベースを開くと、完全アクセス権セットでFileMakerネットワーク共有(拡張アクセス権キーワード:fmapp)が自動的に有効になるようになっています。
バージョン7およびバージョン8のFileMaker Serverでは自動的に拡張アクセス権は設定されませんでしたが、バージョン9ではこの点で仕様が変わっているので多少注意が必要です。
なお、上記の拡張アクセス権自動設定機能は、FileMaker Server Admin Consoleのアップロードアシスタントが提供する機能ではなく、データベースサーバー自体が備えている機能です。
FileMaker Server 9の使用状況ログ
July 10, 2008
FileMaker Server 9では、FileMaker Server Admin Consoleでデータベースサーバーの使用状況ログを作成する設定を有効にすると、FileMaker Serverのパフォーマンスに関する使用状況情報を記録することができます。
Mac版のFileMaker Server 9では、使用状況ログファイルは下記の場所に作成されるように変更されています。
/Library/FileMaker Server/Logs/Stats.log
なお、FileMaker Server Admin ConsoleでリアルタイムにFileMaker Serverの使用状況を表示することも可能であり、さらに従来のバージョンより詳細な統計情報を確認できるようになっています。
[関連]FileMaker Server 7の使用状況ログ(FAMLog)
FileMaker Server 9のアクセスログ
July 09, 2008
FileMaker Server 9では、FileMaker Server Admin Consoleでデータベースサーバーのアクセスログを作成する設定を有効にすると、FileMaker Serverへの接続情報に関する記録を残すことができます。
バージョン9では、FileMaker Proクライアントによる接続や接続解除などに関する情報は、イベントログ(Event.log)ではなくアクセスログ(Access.log)に記録されるように変更されています。
なお、Mac版のFileMaker Server 9では、データベースサーバーのアクセスログファイルは下記の場所に作成されます。
/Library/FileMaker Server/Logs/Access.log
第36回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
July 04, 2008
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2008年6月21日に行われた第36回のイベントレポートが追加されており、FileMakerにおけるエラー処理や日付の扱い、およびWebビューアに関する情報などが紹介されています。
次回は、「夏休みDevCon報告Special!2008」というテーマで2008年7月27日(日)18:00より同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
FileMaker Server 9 Advancedでサポートされているクライアント
June 30, 2008
FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 Advancedでサポートされているクライアントには、以下のものがあります。
・FileMaker Pro 7、8、8.5および9
・FileMaker Server Web公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebユーザー
・FileMaker ODBC/JDBCクライアントドライバを使用するプログラム(FileMaker Server Advancedのライセンスが必要)
なお、FileMaker Server 9からFileMaker Server 9 Advancedにアップグレードするには、FileMaker Server 9 Advancedのライセンスキーが必要ですが、ソフトウェアを再インストールする必要はありません。
MacRuby 0.2
June 24, 2008
Objective-CベースのRuby実装であるMacRubyの新バージョン「MacRuby 0.2」が2008年6月上旬に公開されています。
MacRubyは、Ruby 1.9をベースとしており、RubyからMac OS XおよびObjective-Cの機能を利用することができます。MacRubyでは、すべてのRubyのクラスおよびオブジェクトは、Objective-Cのクラスおよびオブジェクトとなっていることで、RubyCocoaより処理速度が向上します。
MacRubyの動作環境はMac OS X v10.5.2以降となっています。なお、現段階ではMacRubyは実験的なプロジェクトであり、実運用を行うアプリケーションを開発する際にはMacRubyではなくRubyCocoaを利用することが推奨されています。
Mac OS X Leopardはアプリケーション・ファイアウォールを搭載
June 12, 2008
Mac OS X Leopardでは、アプリケーション・ファイアウォールと呼ばれる技術が新たに導入されています。
アプリケーション・ファイアウォールでは、ネットワーク接続をポートごとではなく、アプリケーションごとに制御できます。[システム環境設定]アプリケーションにおいて、[セキュリティ]の[ファイアウォール]タブ内で、アプリケーション・ファイアウォールの動作モードを設定することができます。
なお、従来と同様、パケットフィルタリング機能を持つipfwを利用することも可能であり、アプリケーション・ファイアウォールはipfwで設定したルールを優先します。
[関連]APPLE-SA-2007-11-15 Mac OS X v10.5.1 Update(FAMLog)
Mac OS X LeopardはApache HTTP Server 2.2を標準搭載
June 06, 2008
Mac OS X LeopardおよびMac OS X Server Leopardには、Apache HTTP Server 2.2が搭載されています。
Mac OS X v10.4まではApache HTTP Server 1.3が利用されていましたが、Apacheのバージョンが1.3系統から2.2系統に、PHPのバージョンが4.4系統から5.2系統に変わっているため、Leopardにアップグレードする際には注意が必要です。
なお、Security Update 2008-002を適用もしくはバージョン10.5.3にアップデートすることで、OSに搭載されているApache HTTP Serverのバージョンは2.2.8に、PHPのバージョンは5.2.5に更新されます。
第35回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
June 05, 2008
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2008年5月18日に行われた第35回のイベントレポートが追加されており、検索結果を保持するテクニックやリレーションに関する考察、およびバージョン6以前からのコンバージョンに関する情報などが紹介されています。
次回は、「日付」について掘り下げる 、というテーマで2008年6月21日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。