FAMLog


PHP 5.6.1が公開

October 08, 2014

PHP 5.6.1」が公開されています。

PHP 5.6.1はPHP 5.6系統の保守リリースであり、不具合の修正が行われています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 5.6系統に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。

なお、FileMaker Server 13では、Windows版の場合はPHP 5.3.27、OS X Mountain Lionの場合はPHP 5.3.15、OS X Mavericksの場合はPHP 5.4.17がインストールされ、PHP 5.2系統はサポートされていません。

Tag: Apache

FileMaker Pro 13の新機能:暗号化通信状態のインジケータ

August 27, 2014

FileMaker Pro 13およびFileMaker Go 13では、FileMakerネットワーク共有による接続で暗号化通信が行われている場合に緑色の鍵アイコンが表示されるようになっています。

TCPの5003番ポートを使用するFileMakerネットワーク共有で暗号化通信を実現するには、バージョン12以降のFileMaker Serverでデータベースファイルをホストする必要があります。その上で、FileMaker製品でサポートされているSSLサーバー証明書を認証局から購入し、FileMaker Serverにインストールする必要があります。

FileMakerクライアント(FileMaker Pro 13、FileMaker Go 13)からは、SSLサーバー証明書と一致するサーバー名を利用してサーバーに接続します。鍵アイコンの色が緑でない場合には暗号化通信は実現されていないので要注意です。

[関連]FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Web News:第65回 2014年夏号

July 18, 2014

■FileMaker Server 13.0v3 アップデータが公開(2014年7月)

FileMaker Server 13.0v2 アップデータが2014年5月に、FileMaker Server 13.0v3 アップデータが2014年7月に公開されました。FileMaker Server 13の最新版はバージョン13.0v3となっており、バージョン13.0v3に更新することでFileMaker Server 13に組み込まれているOpenSSLはバージョン1.0.1hに更新されます。

[関連]FileMaker Server 13.0v3 アップデータが公開(FAMLog)

■FileMaker Server 12.0v6 インストーラが公開(2014年1月)

FileMaker Server 12.0v6 インストーラが2014年1月に公開されました。FileMaker Server 12.0v6は、アップデータではなく完全なインストーラであり、OS X Mavericksのみにインストールするためのものです。なお、2014年6月にはFileMaker Server 12.0v5および12.0v6用のソフトウェアパッチが公開されており、このパッチを適用することでJava 7 Update 55または60を使用している場合にWeb公開機能に障害が発生する問題が解決されます。

[関連]FileMaker Server 12.0v6 インストーラが公開(FAMLog)

Tag: News

Ginjo-rfm 3.0が公開

July 11, 2014

William Richardson氏が、オブジェクト指向スクリプト言語RubyからFileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースへのアクセスを可能にするオープンソースソフトウェア「Ginjo-rfm 3.0」を公開しています。

バージョン3.0では、XMLパースエンジンが刷新され、ActiveSupportをインストールする必要がなくなっています。

Ginjo-rfm 3.0は、Rfmをベースとした、MITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアであり、Ruby 1.9.xもしくはRuby 2.xに対応しています。なお、バージョン3.0公開後に不具合の修正が行われており、現在の最新バージョンは3.0.4となっています。

Tag: FileMaker

Java for OS X 2014-001が公開

June 09, 2014

Java for OS X 2014-001」が2014年5月下旬に公開されています。

Java for OS X 2014-001ではインストール処理の改善が行われていますが、インストールされるJava 6はJava for OS X 2013-005に含まれるものと同じバージョンのままです。Oracle社によるJava SE 6の公式アップデートもすでに終了しており、OS X用のJava SE 6もバージョンが更新されていない状況となっています。

なお、OS X版のFileMaker Server 10やFileMaker Server 11、FileMaker Server 12.0v3およびそれ以前を使用している場合は、サーバー再起動後にTomcatが自動起動しない場合があります。Tomcatを実行しているサーバーにJava for OS X 2013-004以降もしくはJava for Mac OS X 10.6 Update 16以降を適用する場合、catalina.shファイルのJAVA_OPTS環境変数を調整するパッチを実行するか、catalina.shファイルのJAVA_OPTS環境変数を調整する必要があるので要注意です。

[関連]APPLE-SA-2013-10-15-1 Java for OS X 2013-005 and Mac OS X v10.6 Update 17(FAMLog)、Java SE 7 Update 55およびJDK 7 Update 55が公開(FAMLog)

Tag: Mac

OS X版FileMaker Pro 13に含まれるOpenSSLのバージョンを確認する

May 13, 2014

OS X版のFileMaker Pro 13およびFileMaker Pro 13 Advancedに同梱されているOpenSSLのバージョンを確認する方法の1つにdefaultsコマンドを使用する方法があります。

FileMaker Pro 13.0v3がインストールされているOS X Mavericks v10.9.2ではバージョン情報は次のように表示されます。

[実行例]
$ defaults read "/Applications/FileMaker Pro 13 Advanced/FileMaker Pro Advanced.app/Contents/Frameworks/OpenSSL.framework/Versions/A/Resources/Info" CFBundleVersion
(実際には1行で入力します)

[実行結果]
1.0.1g

FileMaker Pro 13.0v1および13.0v2ではOpenSSL 1.0.1eが使用されていますが、FileMaker Pro 13v3 アップデータを適用するとOpenSSLのバージョンが1.0.1gに更新されます。OpenSSL 1.0.1eにはHeartbleed問題に起因する脆弱性が存在するため、FileMaker Pro 13v3 アップデータの適用が強く推奨されます。

[関連]OS X版FileMaker Server 13に含まれるOpenSSLのバージョンを確認する(FAMLog)、FileMaker Pro 13v3 アップデータとFileMaker Go 13.0.4が公開(FAMLog)

(2017年5月17日追記:「上記の方法でOpenSSLのバージョンを調べられるのはFileMaker Pro 15までです。」と一時記載していましたが、FileMaker Pro 16でも同様の方法で確認可能でした。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 13.0v1a アップデータが公開

April 21, 2014

ファイルメーカー社が「FileMaker Server 13.0v1a アップデータ」を公開しています。

FileMaker Server 13.0v1には、Heartbleed問題による情報漏洩の危険性があるOpenSSL 1.0.1eが組み込まれていました。その対策としてOpenSSL Hotfix for FileMaker Server 13.0v1が急遽公開されていましたが、そのHotfixを置き換える形で今回アップデータが改めて公開されています。バージョン13.0v1aには、Heartbleed脆弱性のないOpenSSL 1.0.1gが含まれており、OpenSSLのTLS Heartbeat機能が無効化されています。また、FileMaker Server 13.0v1aにはアップデートされたデフォルトのSSL証明書が含まれています。

Heartbleed問題の悪用により秘密鍵やパスワードが盗まれる可能性があることから、FileMaker Server 13.0v1aをインストールした後に、Admin Consoleおよびデータベースのパスワードを含むすべてのパスワードを変更することが推奨されています。デフォルトのSSL証明書を置き換える点についても言及されているので、詳しくはアップデータに同梱されている文書を必ず参照するようにしてください。

[関連]FileMaker 製品と Heartbleed 問題(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

OS X版FileMaker Server 13に含まれるOpenSSLのバージョンを確認する

April 15, 2014

OS X版のFileMaker Server 13に同梱されているOpenSSLのバージョンを確認する方法の1つにdefaultsコマンドを使用する方法があります。

FileMaker Server 13.0v1がインストールされているOS X Mavericks v10.9.2ではバージョン情報は次のように表示されます。

[実行例]
$ defaults read "/Library/FileMaker Server/Database Server/Frameworks/OpenSSL.framework/Versions/A/Resources/Info" CFBundleVersion
(実際には1行で入力します)

[実行結果]
1.0.1e

FileMaker Server 13.0v1ではOpenSSL 1.0.1eが使用されていますが、OpenSSL Hotfix for FileMaker Server 13.0v1を適用するとバージョン1.0.1gに更新されます。OpenSSL 1.0.1eにはHeartbleed問題に起因する脆弱性が存在するため、OpenSSL Hotfix for FileMaker Server 13.0v1の適用が強く推奨されます。

[関連]OpenSSL Hotfix for FileMaker Server 13.0v1が公開(FAMLog)

(2014年4月16日追記:バージョン7およびバージョン8ではOpenSSL.frameworkディレクトリのパスは上記と異なります。)

(2017年5月17日追記:上記の方法でOpenSSLのバージョンを調べられるのはFileMaker Server 15までです。)

Tag: FileMaker

PHP 5.4.27とPHP 5.5.11が公開

April 08, 2014

PHP 5.4.27」と「PHP 5.5.11」が公開されています。

PHP 5.4.27とPHP 5.5.11では、Fileinfo拡張モジュールにおけるDoS脆弱性(CVE-2013-7345)が修正されています。PHPはバージョン5.6系統の開発も進められており、現在「PHP 5.6.0alpha3」が公開されている状況です。

なお、FileMaker Server 13では、Windows版の場合はPHP 5.3.27、OS X Mountain Lionの場合はPHP 5.3.15、OS X Mavericksの場合はPHP 5.4.17がインストールされ、PHP 5.2系統はサポートされていません。

[関連]FileMaker Server 13 の動作環境(FileMaker ナレッジベース)

Tag: Apache

FileMaker Server 13の新機能:刷新されたAdmin Console

February 12, 2014

FileMaker Server 13では、Admin Consoleが刷新されており、HTML5ベースのWebアプリケーションとして完全に再構築されました。

FileMaker Server 13のAdmin Consoleは、Internet ExplorerやSafari、Google Chromeなどの主要なWebブラウザーで利用することができ、管理用の端末にJavaをインストールする必要がなくなっています。Admin Consoleを起動するには、FileMaker Server マスタマシンにてWebブラウザーを起動し、下記のURLを入力します。

http://localhost:16001/

リモートマシンからAdmin Consoleの開始ページを開くには、16000番ポートを利用します。16000番ポートではHTTPSが使われるようになっていますが、初期状態では通信は暗号化されていない(中間者攻撃を防止できない)ので注意が必要です。

Tag: FileMaker

このページの上へ