FAMLog
Santa RosaベースのMacBookが登場
November 02, 2007
アップルが、最高2.2GHzにスピードアップしたインテル Core 2 Duo プロセッサーを搭載した「MacBook」を発表しています。
新しいMacBookはSanta Rosaベースのプラットフォームを採用し、最大4GBまでメモリーを増設できるようになっています。また、インテルのGMA X3100 グラフィックプロセッサーが搭載され、パフォーマンスが向上しています。
Apple Storeでの税込価格は、2.0GHz・ホワイトモデルが139,800円、2.2GHz・ホワイトモデルが159,800円、2.2GHz・ブラックモデルが179,800円となっています。
なお、上記のMacBookの発表と同時に、MacBook Proのカスタム構成オプションで、新たに2.6GHzのインテル Core 2 Duo プロセッサーにアップグレードできるようになっています。
APPLE-SA-2007-10-30 Xcode 2.5 Developer Tools
November 01, 2007
Appleから「Xcode 2.5 Developer Tools」が公開されています。
バージョン2.5では、GDB(GNUデバッガー)とWebObjectsに関するセキュリティ上の問題が修正されています。悪意を持って巧妙に作られたTektronix Hex Format(TekHex)形式のファイルをGDBで処理することで任意のコードが実行される恐れがあった問題、およびWebObjectsで権限のないローカルユーザーがシステム権限を取得できてしまう問題の2点に対処されています。
Xcode 2.5は、Mac OS X Tiger(バージョン10.4)およびMac OS X Leopard(バージョン10.5)で動作します。
なお、上記とは別に、Mac OS X Leopardで動作するXcode 3.0が、Leopardの発売と共に入手可能となっています。
FileMaker Pro 9の改善点:ネットワーク共有クライアント数の増加
October 31, 2007
FileMaker Pro 9では、FileMaker ProによるFileMakerネットワーク共有機能において、クライアント数の上限が5から9に増加しています。
FileMakerネットワーク共有機能は、TCP/IPを使用してネットワーク経由でFileMakerのデータベースを共有する機能であり、5003番のポートを使って通信を行います。FileMaker ServerではFileMaker Proクライアント数の上限は250ですが、FileMaker Proではこれまで上限は5クライアントでした。FileMaker Pro 9では、FileMakerネットワーク共有クライアント数の上限が5から9に引き上げられています。
なお、FileMaker ProによるインスタントWeb公開機能については、クライアント数の上限は従来のバージョンと同じく5セッションのままです。
[関連]FileMaker Server 11 Advancedの新機能:同時接続上限数が無制限に(FAMLog)
(2012/02/01追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
Apache Tomcat 5.0系列のサポートが終了
October 30, 2007
Apache Tomcatプロジェクトチームが、Apache Tomcat 5.0系列のサポート終了を2007年10月23日に表明しています。
今後は最新安定版であるApache Tomcat 6へのアップグレードが推奨されています。また、Apache Tomat 5.5系列は引き続きサポートされていくことが案内されています。
なお、FileMaker Server Advanced(バージョン7、8、9)およびFileMaker Server 9ではTomcatが利用されていますが、いずれもApache Tomcat 5.0系列は使われていません。
Apple Remote Desktop 3.2
October 29, 2007
「Apple Remote Desktop 3.2 Client」および「Apple Remote Desktop 3.2 Admin」が2007年10月18日(米国時間)に公開されています。
Apple Remote Desktop 3.2では信頼性、互換性および操作性などが向上し、Mac OS X Leopardに対応しています。Apple Remote Desktop 3を利用しているすべてのユーザーに対してアップデートが推奨されています。
なお、Apple Remote Desktop 3.2のクライアントを管理するためにはApple Remote Desktop 3.2 Adminが必要であり、管理用ソフトウェアであるApple Remote Desktop 3.2 AdminにアップデートするためにはApple Remote Desktop 3が必要です。
第28回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
October 23, 2007
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2007年10月13日に行われた第28回のイベントレポートが追加されており、FileMaker Server 9のWeb公開機能、タブコントロール、およびMac OS X環境でドットインパクトプリンターを使う試みなどに関する情報が紹介されています。
次回は、「FileMakerと外部SQLデータソースの探索」というテーマで、2007年11月10日(土)18:00-19:00に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
[関連]第28回「FileMaker Fun Night!」発表資料(FAMLog)、第10回FM-Hokkaido Annex Report(FM-Hokkaido)
(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部のリンクを削除しました。)
FileMaker 9 製品ラインのMac OS X Leopard対応状況
October 19, 2007
ファイルメーカー社が、FileMaker製品のMac OS X Leopard対応状況についてWebサイトで案内しています。
FileMakerは現在、FileMaker Pro 9、FileMaker Pro 9 Advanced、FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 AdvancedのLeopard互換性アップデートの作業を行っているところであり、現時点ではMac OS X LeopardにおいてFileMaker 9 製品ラインの使用が推奨されていません。
なお、9よりも前のバージョンのFileMakerソフトウェアについては、互換性テストを実施していないためMac OS X Leopardでの使用は推奨されない、とのことです。
[関連]FileMakerがMac OS X Leopard互換性アップデートの日程を発表(FAMLog)
(2007/10/26追記:関連リンクを追加しました。)
FileMaker Pro 9の新機能:クイックスタート画面
October 11, 2007
FileMaker Pro 9では、起動時に「FileMaker クイックスタート画面」が通常最初に表示されるようになっています。
この新しいダイアログボックスを利用して、ファイルを作成したり、ローカルまたはリモートにあるコンピューター上のファイルを開いたり、FileMaker Proの電子マニュアルを表示することができます。その他に、最近使ったファイルや共有ファイルを開いたり、最も頻繁に使用するデータベースのお気に入りリストを作成することもできます。
なお、FileMaker Proを起動した後に、FileMaker クイックスタート画面を再度表示させたい場合には、[ファイル]メニューの[新規データベース...]を選択します。
(2007/10/12追記:FileMaker Pro 9の環境設定で[[FileMaker クイックスタート] 画面の表示]のチェックを外している場合には、FileMaker クイックスタート画面は表示されません。)
Boot Camp Public Betaの使用期限
October 04, 2007
IntelベースのMacでWindows XPおよびWindows Vistaの利用を可能にする「Boot Camp(ブートキャンプ)」のパブリックベータは、期間限定の試用版としてライセンスされるプレビューソフトウェアです。
Boot Camp Beta 1.2以前の使用期限は2007年9月30日までであり、Boot Camp Beta 1.3もしくはBoot Camp Beta 1.4はMac OS X Leopardの出荷日まで試用できるライセンスとなっています。
なお、Boot Campの製品版は、2007年10月に出荷予定となっているMac OS X Leopardの一機能として提供される予定です。
バージョン9v2におけるFileMaker PHP Site Assistantの修正点
September 28, 2007
「FileMaker Server 9v2 アップデータ」を適用すると、FileMaker PHP Site AssistantのWebサイト生成機能におけるセキュリティに関わる問題が修正されます。
詳細としては、バージョン9.0v1のFileMaker PHP Site Assistantにおいて、ゲストによるアクセスが許可されていないFileMakerデータベースを利用して、セキュリティポリシーオプションで「サイトにアクセスするときにユーザに認証を求める」を選んでサイトを生成した場合の問題です。
生成されたサイト内のアカウント名とパスワードを入力するフォームにおいてGETリクエストメソッドが使われているため、それらの情報がURLの一部として送信されることにより、Webサーバーや各種サーバーソフトウェアのログに記録される危険性がありました。
上記の問題はFileMaker Server 9v2 アップデータを単に適用しただけでは修正されません。再度FileMaker Server 9v2に付属のFileMaker PHP Site Assistantでサイトを生成し直すか、FileMaker Knowledge Baseのサポート記事で紹介されている方法でPHPのソースコードを直接修正する必要があります。
なお、HTTPでは通信が暗号化されないため、SSLを利用していない場合には、依然としてパスワード等が漏洩する危険性が残ります。その危険性を減らしたい場合には、SSLを利用してHTTPSで通信を暗号化させることを検討したほうがよいでしょう。
[関連]PHP Site Assistant Authentication Security Issue(FileMaker Knowledge Base)
(2007/10/04追記:1箇所誤字があったため文字を訂正しました。)