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Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始

November 20, 2023

Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始されています。

パフォーマンスを向上させるためにデータベースエンジンがリレーションシップをキャッシュして依存関係を評価するようになったClaris FileMaker 2023(バージョン20.3)では、FileMaker ProおよびUbuntu 22上のFileMaker Server for Linuxでポート5003ではなくポート443でセキュア接続トンネリングを有効にできるようになっています。

Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。また、新しいコマンドラインツールであるFMDeveloperToolの提供が開始されています。FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。

Tag: FileMaker

Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)の提供が開始

September 29, 2023

Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)の提供が開始されています。

macOS Sonomaと互換性があるClaris FileMaker 2023(バージョン20.2)では、計算フィールドの作成やスクリプトによる変数の設定をせずにレイアウトに計算値を配置できるようになっています。なお、Claris FileMaker Pro 2023(20.2)はmacOS Sonoma 14と互換性がありますが、既知の問題が複数確認されています。

Claris FileMaker 2023(バージョン20.2)のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。なお、FileMaker Pro 2023ではmacOS Catalina 10.15およびmacOS Big Sur 11がサポートされなくなっています。

[関連]Claris FileMaker と macOS Sonoma (14.0) と iOS 17 の互換性(Claris ナレッジベース)

Tag: FileMaker

PHP 8.1系列の公式セキュリティサポート終了予定日

September 07, 2023

PHP 8.1系列は2024年11月に公式のセキュリティサポートが終了する予定となっています。

PHP 8.1系列のアクティブサポートは2023年11月に終了する予定であり、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2024年11月25日までの予定となっています。PHPはバージョン8.3系統の開発も進められており、現在バージョン8.3.0 RC1が公開されている状況です。

PHP 8.0系統の保守は2023年11月26日に終了する予定であり、現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン8.2.10です。なお、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 8.2に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

[関連]PHP 8.0系列の公式セキュリティサポート終了予定日(FAMLog)

Tag: Apache

Claris FileMaker Server 2023の変更点:スクリプトイベントログの保存先

August 29, 2023

Claris FileMaker Server 2023では、FileMaker Serverで実行されるスクリプトのスクリプトイベントに関するログはEvent.logファイルではなくscriptEvent.logファイルに主に保存されるようになっています。

データベースサーバーの再起動が必要となりますが、以前の挙動に戻してEvent.logファイルに保存するように変更するにはfmsadminコマンドを使用します。

[実行例]
% fmsadmin set serverprefs ScriptLogToEventLog=true

なお、scriptEvent.logファイルについては、Claris FileMaker Server Admin Consoleのログビューア上において表示やダウンロードも可能です。

[関連]Claris FileMaker Server 2023の新機能:[エラーログ設定]スクリプトステップのサポート(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 2023の新機能:[エラーログ設定]スクリプトステップのサポート

August 25, 2023

Claris FileMaker Server 2023では、FileMaker Serverで実行されるスクリプトで[エラーログ設定]スクリプトステップがサポートされるようになっています。

Claris FileMaker Server Admin Consoleの[ログ]>[ログ設定]で[スクリプトエラーログを許可]を有効にしている場合、FileMaker Serverで実行されるスクリプトでエラーが発生すると、FileMaker Server/Logs/フォルダにFMSEScriptErrors.logファイルが作成されてスクリプトエラーに関する情報が記録されるようになっています。

なお、FileMaker Server 2023ではスクリプトイベントに関するログは、主にEvent.logファイルではなくscriptEvent.logファイルに保存されるようになっています。scriptEvent.logファイルはFMSEScriptErrors.logファイルと同じフォルダに自動的に作成されます。

[関連]FileMaker Server リリースノート(Claris)、スクリプトイベントログ(Claris Server および FileMaker Server ヘルプ)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 2023はPHPを非同梱

August 22, 2023

Claris FileMaker Server 2023では、FileMaker Serverのインストール時にPHPがインストールされません。

FileMaker Server 19.5.2で非推奨となったカスタムWeb公開 with PHP(CWP with PHP)の代替方法として、Claris FileMaker Data API、OData APIもしくはODBC/JDBCが以前から案内されていました。

Windows版FileMaker Server 19.2.1以降およびmacOS版FileMaker Server 19.4.1以降では、FileMaker Serverのインストール時にすでにPHPがインストールされなくなっており、現在FileMaker API for PHPを使用している場合には代替方法のいずれかへの移行を検討することが必要になっています。

[関連]Claris FileMaker Pro 2023 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server インストーラへの PHP 添付の廃止について(Claris ナレッジベース)、カスタムWeb公開 with PHPの利用が非推奨に(FAMLog)

Tag: FileMaker

バージョン19.3.2以前のClaris FileMaker ProとClaris FileMaker GoはClaris FileMaker Cloud 2023に接続不可

August 21, 2023

FileMaker Pro 18 Advanced、FileMaker Go 18、バージョン19.3.2およびそれ以前のClaris FileMaker ProならびにClaris FileMaker Goは、2023年8月中旬以降、Claris FileMaker CloudでホストされているFileMakerデータベースに接続できなくなっています。

Claris FileMaker Cloud 2023に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているFileMaker ProおよびFileMaker Goのバージョンはバージョン19.4.2以降となっています。FileMaker Pro 2023のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン19.3.2以前のClaris FileMakerからFileMaker Cloud 2023に接続することはできないので要注意です。

なお、バージョン19.3およびそれ以前のClaris FileMakerのサポートはすでに終了しており、Claris FileMaker 19.4のサポートは2023年12月をもって終了する予定となっています。

[関連]Claris FileMaker Server 2023でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)、Claris のサポートポリシー(Claris ナレッジベース)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Cloud 2023の提供が開始

August 18, 2023

Claris FileMaker Cloud 2023(バージョン2.20.1)の提供が開始されています。

FileMaker Cloudは、Claris FileMakerで個別のビジネス課題を解決するツールセットを構築・運用できる、Claris純正クラウドサービスです。公開されたバージョン番号は年(2023)で示されていますが、カスタマサポート用には数字バージョン(2.20.1)が引き続き使用されます。数字バージョンはFileMaker Cloud Admin Consoleでも確認できますが、2023年8月版のFileMaker Cloudで共有されているデータベースでGet(ホストアプリケーションバージョン)関数を実行すると、当該関数の戻り値は「Cloud Server 2.20.1.122」となっています。

なお、FileMaker Cloud 2023に接続するには、バージョン19.4.2以降のClaris FileMaker ProやClaris FileMaker Goが必要になっています。

[関連]FileMaker Cloud 2023 まもなくリリース(Claris)、Claris FileMaker 2023の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 2023でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)

Tag: FileMaker

INTER-Mediator Ver.5のサポート終了予定月

August 03, 2023

INTER-Mediator Ver.5は2023年12月にサポートを終了する予定となっています。

Ver.5系統は2024年以降はセキュリティ修正が行われなくなるため、今後はINTER-Mediator Ver.5を使用し続けることは推奨されなくなります。現時点でのINTER-Mediatorの最新バージョンは先月公開されたINTER-Mediator Ver.11ですが、旧バージョンから更新する際には必ず事前にバージョン移行ガイドINTER-Mediatorの方向性に関するページを参照するようにしてください。

なお、INTER-Mediator Ver.6以降ではFileMaker Server向け機能の一部が実装されていないため、FileMaker ServerのESS機能を利用しつつMySQLやMariaDBへの移行、もしくはFileMaker Data APIへの切り替え等を検討していただく必要が出てくる見通しです。

[関連]INTER-Mediator Ver.11が公開(FAMLog)、今後のINTER-MediatorにおけるClaris FileMaker Server対応について(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 2023の新機能:Ubuntu 22.04のサポート

July 24, 2023

Linux版のClaris FileMaker Server 2023ではUbuntu 22.04がサポートされるようになっています。

Linux版のFileMaker Server 2023(20.1)ではUbuntu 20.04 LTSとUbuntu 22.04 LTSがサポートされており、Ubuntu 22.04を使用している場合にはamd64だけでなく新たにarm64のアーキテクチャーもサポートされるようになっています。

Ubuntu Desktopは、FileMaker Server 2023と互換性がありますが、完全には検証されていないとのことです。実際に運用する場合にはUbuntu Server 20.04 LTSもしくはUbuntu Server 22.04 LTSの利用が推奨されます。

[関連]Claris FileMaker Server 19.5.1の新機能:Ubuntu 20.04のサポート(FAMLog)、Linux版Claris FileMaker Server 2023の動作環境(FAMLog)

Tag: FileMaker

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