FAMLog
FMDataAPI Ver.31が公開
December 07, 2023
Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン31が2023年11月下旬に公開されています。
新居雅行氏が開発したFMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.31では、curlErrorMessageメソッドが新たに追加されています。
FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。なお、FMDataAPIは現在のところClaris FileMaker Cloud 2には未対応です。
OpenSSL 3.2系列のサポート終了予定日
November 29, 2023
OpenSSL 3.2系列は2025年11月23日にサポートが終了する予定となっています。
現時点でのOpenSSLの最新安定バージョンは、今月下旬に公開されたバージョン3.2.0です。OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。
バージョン1.1.1系統は2023年9月11日にサポートが終了したため、今後はバージョン3.0系統もしくはバージョン3.1系統以降へのアップグレードが推奨されます。なお、長期サポート版(LTS)であるOpenSSL 3.0系統は2026年9月7日までサポートされる予定となっています。
[関連]OpenSSL 1.1.1系列のサポート終了予定日(FAMLog)、OpenSSL 3.1.0が公開(FAMLog)、OpenSSL 3.2.0が公開(FAMLog)
OpenSSL 3.2.0が公開
November 28, 2023
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョンであるOpenSSL 3.2.0が公開されています。
OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。OpenSSL 3.2.0はクライアント側のQUICに対応しており、バージョン3.2系統は2025年11月23日までサポートされる予定となっています。
なお、バージョン3.1系列のサポートは2025年3月14日に、バージョン3.0系列のサポートは2026年9月7日に終了する予定となっています。
Form data to kintone 2.27.1が公開
October 06, 2023
Form data to kintone 2.27.1が2023年9月下旬に公開されています。
Form data to kintoneは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをkintoneに保存できるWordPressプラグインです。Contact Form 7 5.8.1との互換性が確認されているForm data to kintone 2.27.1ではPHP 7.4以降の環境が要求されるように変更されています。
Form data to kintoneのライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterであり、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
[関連]Contact Form 7 5.8.1が公開(FAMLog)
OpenSSL 1.1.1v、OpenSSL 3.0.10およびOpenSSL 3.1.2が公開
August 04, 2023
OpenSSL 1.1.1v、OpenSSL 3.0.10およびOpenSSL 3.1.2が公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1v、OpenSSL 3.0.10およびOpenSSL 3.1.2では影響度低と位置付けられているセキュリティ脆弱性が複数修正されています。
なお、OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。
[関連]JVNVU#92583151: OpenSSLのAES-SIV実装における関連データエントリが正しく認証されない問題(Security Advisory [14th July 2023])(Japan Vulnerability Notes)、JVNVU#95617114: OpenSSLのDH_check()関数におけるDHキーとパラメータのチェックに過剰な時間がかかる問題(OpenSSL Security Advisory [19th July 2023])(Japan Vulnerability Notes)、JVNVU#98291788: OpenSSLのDH_check()関数におけるDHキーとパラメータのチェックに過剰な時間がかかる問題(Security Advisory [31st July 2023])(Japan Vulnerability Notes)
INTER-Mediator Ver.11が公開
August 01, 2023
INTER-Mediator Ver.11が2023年7月下旬に公開されています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。INTER-Mediator Ver.11では、YAML形式の定義ファイルをオプションで利用できるようになっています。
INTER-Mediator Ver.5系統とINTER-Mediator Ver.6以降は内部的な構造が大幅に異なります。旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前にバージョン移行ガイドやINTER-Mediatorの方向性に関するページを参照するようにしてください。
Claris FileMaker Server 2023でサポートされるクライアントアプリケーション
July 05, 2023
Claris FileMaker Server 2023(20.1)でサポートされているクライアントアプリケーションには、以下のものがあります。
・FileMaker Pro 20.1、19.6、19.5、19.4.2
・FileMaker Go 20.1、19.6、19.5、19.4.2
・iOS App SDK 20.1、19.6、19.5、19.4.2を使用して作成されたiOSアプリケーション
・FileMaker WebDirect、カスタムWeb公開 with PHP、およびカスタムWeb公開 with XMLを使用するFileMaker Server Web 公開エンジンでデータにアクセスするWebユーザー
・FileMaker Data APIおよびOData APIを使用してデータにアクセスするWebサービスやアプリケーション
・FileMaker クライアントドライバを使用するODBCおよびJDBCクライアントアプリケーション
FileMaker Server 2023に接続するには、バージョン19.4.2以降のFileMaker ProやFileMaker Goが必要になっています。
なお、FileMaker 17 プラットフォーム発売時にFileMaker ユーザライセンスプログラムが導入されています。FileMaker ボリュームライセンスプログラムは2018年5月にFileMaker ユーザライセンスプログラムに移行されているので、FileMaker 16以前からClaris FileMaker 2023にバージョンアップする際には注意が必要です。
[関連]Claris FileMaker 2023 動作環境(Claris ナレッジベース)、サポートされるクライアントアプリケーション(Claris Server および FileMaker Server インストールおよび構成ガイド)、Claris FileMaker Server 19でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)
FAMLog News Archive:第100回 2023年夏号
July 03, 2023
■Claris FileMaker 2023の提供が開始(2023年5月)
Claris FileMaker 2023の日本国内での提供が2023年5月に開始されました。公開されたバージョン番号は年(2023)で示されていますが、カスタマサポート用には数字バージョン(20.1)が引き続き使用されます。数字バージョンは[FileMaker Pro について]ダイアログボックス、およびFileMaker ServerやFileMaker CloudのAdmin Console等で確認できるようになっています。
[関連]Claris FileMaker 2023の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker 2023(20.1.2)の提供が開始(FAMLog)
■FMDataAPI Ver.30が公開(2023年6月)
Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン30が2023年6月に公開されました。FMDataAPIはMITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアであり、FMDataAPI Ver.30ではtoArrayメソッドを使用する際に発生していた不具合が修正されています。
[関連]FMDataAPI Ver.30が公開(FAMLog)
FMDataAPI Ver.30が公開
June 30, 2023
Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン30が2023年6月下旬に公開されています。
新居雅行氏が開発したFMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.30では、toArrayメソッドを使用する際に発生していた不具合が修正されています。
FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。なお、FMDataAPIは現在のところClaris FileMaker Cloud 2には対応していません。
macOS版Claris FileMaker Server 2023の動作環境
June 19, 2023
macOS版のClaris FileMaker Server 2023はmacOS Monterey 12とmacOS Ventura 13をサポートしています。
macOS Big Sur 11やmacOS Catalina 10.15、macOS Mojave 10.14はサポートされておらず、RAMの最低要件はバージョン19と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが512GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。
RAMが8GBである場合にはClaris FileMaker WebDirectの許容量は50ユーザーと明記されており、100ユーザーでFileMaker WebDirectを利用したい場合には32GB以上のRAMを搭載したMac Studioを使用することが推奨されています。なお、FileMaker WebDirectのクライアント数が101以上の場合にサーバーを複数台構成にすることが推奨されていますが、接続数の上限は、ハードウェアの構成やカスタム Appのデザイン、ライセンス、サブスクリプションなどによって制限される可能性があります。
[関連]macOS版Claris FileMaker Server 19の動作環境(FAMLog)