FAMLog
Claris ServerではカスタムWeb公開 with PHPは利用不可
March 10, 2023
Claris ServerではカスタムWeb公開 with PHPはサポートされていません。
FileMaker Server 19.5.2の提供が開始された際にカスタムWeb公開 with PHPが今後廃止予定であることがClaris ナレッジベースで案内されており、最新版のFileMaker ServerではすでにインストーラーにPHPが添付されなくなっている状況となっています。
一方、FileMaker Server 19.6.1ではLinuxでもカスタムWeb公開 with XMLがサポートされるようになっており、カスタムWeb公開 with XMLの扱いについては特に言及されていませんでした。
[関連]カスタムWeb公開 with PHPの利用が非推奨に(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:LinuxでもカスタムWeb公開 with XMLの利用が可能に(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6.1の改善点:Admin Console ログビューア
January 16, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Server Admin Consoleのログビューア機能が更新されています。
バージョン19.6.1では、FileMaker Server Admin Consoleの[ログ]タブにおいて、新たに追加された[すべてのログをダウンロード]ボタンを使用することですべてのログを一度にダウンロードできるようになっています。また、インタラクティブ表示が無効の場合に次のログを表示およびダウンロードできるようになっています。
・fac.log
fac.logファイルはFileMaker Server/Admin/FAC/logsフォルダ内に作成されます。当該ログには、FileMaker Admin APIで発生したエラーや、ユーザーとAdmin Consoleとの情報交換に関する情報、Admin Consoleの起動・停止、SMTP通知テストエラー等が記録されるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)
(2023/03/06:FileMaker Server 19.6.1で新たに追加された[すべてのログをダウンロード]ボタンを使用することですべてのログを一度にダウンロードできるようになっている旨を追記しました。)
Claris FileMaker Pro 19.6.1の新機能:バージョン19.6.1で追加された関数
January 12, 2023
Claris FileMaker Pro 19.6.1では新しい関数が追加され、トランザクションの状態を返す関数や、Get(最終エラー)関数によって返されるエラーのスクリプト名、ステップ名および行番号を返す関数などが新設されています。
バージョン19.6.1で追加された関数一覧は次の通りです。
・Get(トランザクションオープン状態)
・Get(現在の時刻 UTC マイクロ秒)
・Get(最終エラー位置)
現在のところ、Claris Pro および FileMaker Pro ヘルプには、新しいGet(現在の時刻 UTC マイクロ秒)関数に関する説明が含まれていません。この関数は、FileMaker Pro 19.6.1 リリースノートによると、返される値がマイクロ秒単位で適合させた近似値であること以外はGet(現在の時刻 UTC ミリ秒)関数と同じであるとのことです。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始(FAMLog)
fmctokenのバージョン確認方法
November 30, 2022
Claris ID 更新トークンおよびClaris ID トークンを取得・表示できるコマンドラインツールであるfmctokenのバージョンを確認するには、fmctokenコマンドで-vオプションもしくは--versionオプションを使用します。
macOSおよびUbuntuではfmctokenのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはfmctoken.exeを利用します。
[実行例]
% fmctoken -v
fmctoken 1.0.0
現時点におけるfmctokenの最新版はバージョン1.0.0です。エミックラーニングの講座「Claris FileMaker Cloudと連動したWebフォームの作成」にご登録いただくと無料でfmctokenをダウンロードできます。
[関連]fmctokenの提供を開始(FAMLog)、fmctoken 1.0.0の動作環境(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.5.1の改善点:Admin Console ログビューア
November 22, 2022
Claris FileMaker Server 19.5.1では、FileMaker Server Admin Consoleのログビューア機能が更新されています。
Admin Consoleの[ログ]>[ログビューア]タブにあるインタラクティブ表示ではログを表示する際に列ごとにソート順の変更やフィルタ条件の適用も可能でしたが、バージョン19.5.1ではログビューアのインタラクティブ表示で[レベル]、[エラー]および[メッセージ]の列が分けて表示されるようになっています。
なお、従来のバージョンでは、[レベル]および[エラー]の列に表示されていた情報は[メッセージ]の列に表示されていました。
[関連]Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Admin Console ログビューア(FAMLog)
FAMLog News Archive:第97回 2022年秋号
October 17, 2022
■カスタムWeb公開 with PHPの利用が非推奨に(2022年7月)
Claris FileMaker Server 19.5.2の提供が開始された際に、カスタムWeb公開 with PHPが今後廃止予定であることがClaris ナレッジベースで案内されていました。カスタムWeb公開 with PHPおよびFileMaker API for PHPの利用は以後推奨されなくなっていますが、最新版のFileMaker ServerではすでにインストーラーにPHPが添付されなくなっている状況でした。
[関連]カスタムWeb公開 with PHPの利用が非推奨に(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.5.2の提供が開始(FAMLog)
■Claris FileMaker 19.5.4の提供が開始(2022年9月)
Claris FileMaker 19.5.4の提供が2022年9月に開始されました。バージョン19.5.4では、FileMaker Pro 19.5.1および19.5.2でアクセスが制限されたアカウントで[ファイルオプション]ダイアログボックスの設定を変更した後にFileMaker ProおよびFileMaker Serverで再度開くことができなかったファイルを開けるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.5.4の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.5.4の提供が開始(FAMLog)
カスタムWeb公開 with PHPの利用が非推奨に
August 26, 2022
Claris FileMaker Server 19.5.2の提供が開始された際に、カスタムWeb公開 with PHPが今後廃止予定であることがClaris ナレッジベースで案内されています。
FileMaker Server 19.5.2で廃止予定となったカスタムWeb公開 with PHP(CWP with PHP)の代替方法として、Claris FileMaker Data API、OData APIもしくはODBC/JDBCが案内されています。
最新版のFileMaker ServerではすでにインストーラーにPHPが添付されなくなっており、現在FileMaker API for PHPを使用している場合には将来的には代替方法のいずれかへの移行を検討することが必要になります。
[関連]FileMaker 19 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server インストーラへの PHP 添付の廃止について(Claris ナレッジベース)
fmctoken 1.0.0の動作環境
August 12, 2022
fmctokenは、Claris ID 更新トークンおよびClaris ID トークンを取得・表示できるコマンドラインツールです。エミックラーニングの講座「Claris FileMaker Cloudと連動したWebフォームの作成」にご登録いただくと無料でfmctokenをダウンロードできます。
fmctoken 1.0.0の動作環境は、Ubuntu Server 18.04 LTS、Ubuntu 18.04 Desktop、Ubuntu Server 20.04 LTS、Ubuntu 20.04 Desktop、macOS Big Sur 11以降(macOS Monterey 12で動作確認済み)およびWindows 10 Version 21H1以降(Windows 11で動作確認済み)です。fmctokenは、Claris FileMaker Proを実行する環境で使用することが想定されているツールですが、macOS版とWindows版だけでなくLinux版も用意されています。
使用にあたっては事前にClaris ID アカウントを取得する必要があり、fmctokenを使用する前にWebブラウザーでhttps://my.claris.com/にアクセスしてサインインしてください。Claris IDにサインインした同じ環境でfmctokenを実行することを推奨します。
[関連]fmctokenの提供を開始(FAMLog)
FMPress CloudAuth 1.0.0の動作環境
August 10, 2022
FMPress CloudAuthは、FMPress FormsおよびFMPress ProをClaris FileMaker Cloudに接続できるようにするWordPressプラグインです。
2022年8月現在、FMPress CloudAuthのご利用には、バージョン7.4以降のPHPとバージョン5.7以降のWordPressが稼働するWebサーバー、バージョン1.2.0以降のFMPress FormsもしくはFMPress Pro、バージョン5.5以降のContact Form 7(FMPress Forms使用時)そしてClaris FileMaker Cloudが必要です。FMPress CloudAuthが有効化されていると、WordPressの管理画面でFMPressデータソースを編集する際に、ドライバーとしてFileMaker ServerだけでなくFileMaker Cloudも指定できるようになります。
FMPress CloudAuthのライセンスはGPLv3であり、エミックラーニングの講座「Claris FileMaker Cloudと連動したWebフォームの作成」にご登録いただくと無料でダウンロードできます。
[関連]FMPress CloudAuthの提供を開始(FAMLog)
fmctokenの提供を開始
August 01, 2022
Claris ID 更新トークンおよびClaris ID トークンを取得・表示できるコマンドラインツールであるfmctokenの提供を開始しました。
fmctokenは、Claris FileMaker Proを実行する環境で使用することが想定されているツールですが、macOS版とWindows版だけでなくLinux版も用意されています。使用にあたっては事前にClaris ID アカウントを取得する必要があり、fmctokenを使用する前にWebブラウザーでhttps://my.claris.com/にアクセスしてサインインしてください。Claris IDにサインインした同じ環境でfmctokenを実行することを推奨します。
エミックラーニングの講座「Claris FileMaker Cloudと連動したWebフォームの作成」にご登録いただくと無料でfmctokenをダウンロードできます。FMPress FormsでFileMaker Cloudへの接続を可能にするWordPressプラグインであるFMPress CloudAuthとバージョン1.2.0以降のFMPress Formsを併用することでFileMaker Cloudと連動したWebフォームを作成することが可能になり、fmctokenを使用することでFMPress CloudAuthの設定で必要となるClaris ID 更新トークンを取得できます。
[使用例]
$ fmctoken get refreshtoken -u CLARISID -p CLARISIDPASSWORD
[関連]FMPress CloudAuthの提供を開始(FAMLog)