FAMLog
FX.php 4.2 & PHP 4.4.1
November 07, 2005
PHPからFileMakerのデータベース処理を可能にするライブラリクラス「FX.php」のバージョン4.2が2005年11月3日にリリースされています。
FX.php 4.2では、FX Parserがアップデートされ、新たにPostgreSQLがサポートされています。また、DoFXAction()の不具合などが修正されています。
なお、PHPでは深刻なセキュリティ脆弱性が修正された「PHP 4.4.1」が日本時間の今月1日頃にリリースされています。
(関連)PHPに“最悪”のセキュリティ・ホール,全ユーザーは今すぐ対処を(IT Pro)
FileMaker Pro 8 評価版 & FileMaker Server 8 評価版
October 27, 2005
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 8 評価版」、「FileMaker Server 8 評価版」および「FileMaker Server 8のデータシート」を配布しています。
それぞれの評価版は30日間試用できるもので、インストール後30日が経過すると、期限切れのため機能しなくなります。FileMaker Pro 8は来月中旬に発売される予定になっていますが、FileMaker Server 8は2005年12月中旬発売予定であるため、FileMaker Server 8 評価版を試用する際にはその点について注意が必要です。
なお、これらの無料評価版にはサポートサービスは提供されません。
ファイルメーカー Mobile for i-modeはバージョン7以降に対応せず
October 25, 2005
FileMaker 8 製品ラインが国内で発表されましたが、その発表資料において「ファイルメーカー Mobile for i-mode」の将来バージョンをFileMaker 8 製品ラインの一部として開発する計画はないことが案内されています。
ファイルメーカー Mobile for i-modeは、iモード対応携帯電話向けのWeb公開用データベース・サーバーソフトウェアであり、日本でのみ販売されていた製品でした。FileMaker 7対応版は出荷されておらず、さらに上記の発表でFileMaker 8にも対応しないことが明らかになりました。
なお、「ファイルメーカー Mobile for i-mode」と「FileMaker Mobile」は全く違う製品であり、Pocket PCおよびPalm OSハンドヘルド用に設計されているFileMaker Mobile 8は2006年1月に日本国内で発売される予定になっています。
(2007/01/06追記:「ファイルメーカー Mobile for i-mode」のリンク先URLを変更しました。)
Power Mac G5 Quad & Power Mac G5 Dual
October 20, 2005
アップルが、新しい「Power Mac G5」デスクトップシリーズとして「Power Mac G5 Quad」と「Power Mac G5 Dual」を発表しています。
今回発表されたPower Mac G5はすべて、デュアルコアプロセッサー、業界標準のPCI Expressアーキテクチャー、2基のギガビットEthernetポートおよび二層記録式16倍速SuperDriveを搭載してします。また、Power Mac G5 Quadには2基の2.5GHzデュアルコアPowerPC G5プロセッサーが搭載されています。
2.0GHzおよび2.3GHzのPower Mac G5 Dualは本日より、2.5GHz Power Mac G5 Quadは2005年11月上旬より順次販売が開始されます。税込価格は、2.0GHz Power Mac G5 Dualが244,800円、2.3GHz Power Mac G5 Dualが299,800円、そしてPower Mac G5 Quadが399,800円となっています。
なお、ディスプレイを高解像度化し、バッテリー駆動時間を最大1時間長くした「PowerBook G4」の15インチおよび17インチモデルの新モデルも発表されています。
FileMaker Server 8 Now Available
September 27, 2005
FileMaker, Inc.が2005年9月26日に「FileMaker Server 8」をリリースしたと発表しています。
FileMaker Server 8ではデータベースエンジンが改良され、処理内容によってはFileMaker Server 7と比較して最大89%処理能力が向上しているとのことです。同時に、FileMaker Server 8のベンチマーク結果が掲載されたページが公開されています。
なお、FileMaker 8 製品ラインの各製品について、日本市場での発売、仕様、価格等については現在のところ未定のままとなっています。
FileMaker Server 8 Advanced Development License
September 21, 2005
米国では、FileMaker Developer 7にFileMaker Server 7 Advancedの開発・テスト用ライセンスが付属していましたが、FileMaker Developer 7の後継にあたるFileMaker Pro 8 AdvancedにはFileMaker Server Advancedの開発・テスト用ライセンスが含まれなくなっています。
FileMaker Server 8 Advanced Development Licenseは、FileMaker Pro 8 Advancedには含まれず、FileMaker Server 8 Advancedが出荷され次第、FileMaker Solutions Alliance(FSA)のメンバーにのみ提供されるように変更されています。
なお、このDevelopment Licenseについては日本のファイルメーカー社からはこれまで特に案内されていませんので、Development Licenseの提供が今後日本でも行われるかについては現在も不明のままです。
(2006/01/13追記:日本のFSAメンバーにも上記の開発ライセンスが提供されることになりました。)
Mac OS X v10.4で発生するApache 2.0.54の不具合回避策
August 24, 2005
Mac OS X v10.4でApache HTTP Server 2.0.54を動作させた場合に、Mac OS X v10.4とAPR(Apache Portable Runtime)に帰因する問題により、サイズの大きいファイルが正しくApacheからクライアントに送信されない不具合が発生します。
ソースコードを用いてApache 2.0.54をインストールする場合には、configure実行前に次のように入力して環境変数を設定することで不具合を回避できます。
export ac_cv_func_poll=no
なお、この問題はApache HTTP Server 1.3.33では発生しません。
(参考)Apache and Tiger(Musings)
(2005/10/17追記:この不具合はApache 2.0.55で修正されていました。)
FileMaker 7のセキュリティ改善点 (5)
August 08, 2005
FileMaker Server 7 Advancedでは、WebサーバーとWebブラウザー間の通信にSSL(Secure Socket Layer)による暗号化を使用でき、インスタントWeb公開機能も新たにSSLに対応するようになりました。
従来のファイルメーカーPro UnlimitedではカスタムWeb公開のみSSLがサポートされていましたが、FileMaker Server AdvancedではカスタムWeb公開だけでなくインスタントWeb公開もSSLがサポートされています。
なお、FileMaker Pro 7(FileMaker Developer 7)のインスタントWeb公開機能はSSLに対応していません。SSLを利用するには、ApacheやIISをWebサーバーとして使用するFileMaker Server 7 Advancedが必要です。
サーバーサイドで処理されるJavaScriptの有効化 (2)
July 12, 2005
FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開において、サーバーサイドで処理されるJavaScriptを利用する場合には、XSLTスタイルシートで拡張用のネームスペースを宣言します。
(ネームスペースの宣言例)
xmlns:xalan="http://xml.apache.org/xslt"
これにより、JavaScriptで独自関数を定義するために使用されるxalan:componentエレメントとxalan:scriptサブエレメントがサポートされるようになります。
なお、Web公開エンジンに使われているXalan-Java 2.4.0ではhttp://xml.apache.org/xalanという新しいネームスペースには対応していませんので、ネームスペースにはhttp://xml.apache.org/xsltを使うようにします。
mod_ssl 2.8.23-1.3.33 for OpenSSL 0.9.8
July 07, 2005
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8」がリリースされたことに伴い、OpenSSL 0.9.8に対応したApache 1.3.33用のSSLモジュール「mod_ssl 2.8.23-1.3.33」が公開されています。
OpenSSL 0.9.8では数多くの新機能が追加され、opensslコマンドで作成されるデフォルトのダイジェストがMD5からSHA-1のアルゴリズムに変更されています。
なお、Apache 2.0ではmod_sslが同梱されていますが、OpenSSL 0.9.8への対応は近々リリースされる予定であるApache 2.0.55で対応するようです。