FAMLog
Ruby 2.0.0-p353とRuby 1.9.3-p484が公開
November 26, 2013
「Ruby 2.0.0-p353」と「Ruby 1.9.3-p484」が公開されています。
Ruby 2.0.0-p353とRuby 1.9.3-p484では、浮動小数点数パースにおけるヒープオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-4164)が修正されています。
なお、Ruby 1.8系列は既にメンテナンスが終了しており、上記の脆弱性を修正したバージョンがリリースされる予定はないとのことです。
Apache HTTP Server 2.2.26が公開
November 25, 2013
Apache HTTP Server 2.2.26が公開されています。
Apache 2.2.26では、Apache 2.4系統以降でサポートされた楕円曲線暗号(ECC)鍵と、ECDH(楕円曲線Diffie–Hellman)による鍵交換がApache 2.2系列のmod_sslにもバックポートされ、Apache 2.2.25のmod_davでSubversion等が正常に動作しないことがあった問題等が修正されています。
なお、バージョン2.2.26では、CRIME攻撃対策のため、mod_sslで利用できるSSLCompressionディレクティブのデフォルト値がoffに変更されています。
[関連]Apache HTTP Server 2.2.26 がリリースされました(日本 Apache ユーザー会)
PHP 5.4.22とPHP 5.5.6が公開
November 22, 2013
「PHP 5.4.22」と「PHP 5.5.6」が公開されています。
PHP 5.4.22とPHP 5.5.6では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。また、PHP 5.5.6ではarray_merge関数とfunc_get_args関数のパフォーマンスが改善されています。
なお、PHP 5.3系統は今後積極的な不具合修正は行われない予定となっています。セキュリティ上の修正も内容によって対応する程度となるため、今後はバージョン5.4系統もしくはバージョン5.5系統へのアップグレードを検討する必要がある状況になっています。
mod_python 3.5.0が公開
November 21, 2013
「mod_python 3.5.0」が公開されています。
mod_pythonはApache HTTP Server用のモジュールであり、Apacheのサーバーサイド処理をPythonで記述できるようにするものです。先月公開されていたmod_python 3.4.1ではApache HTTP Server 2.4とPython 2.7に対応し、今月公開されたmod_python 3.5.0ではPython 3.3に新たに対応しています。
今年になってからGitHubにmod_pythonのレポジトリが用意されており、現在mod_pythonのレポジトリはhttps://github.com/grisha/mod_pythonで公開されています。
CakePHP 2.4.2が公開
November 19, 2013
「CakePHP 2.4.2」が2013年10月下旬に公開されています。
CakePHPは、MITライセンスで提供されるオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。CakePHP 2.4.2はCakePHP 2.4系統の保守リリースであり、不具合の修正や機能の改善が行われています。
バージョン2.4.2では、ラジオボタンのラベル要素でfor要素が正しく生成されるようになっている他、多数のクラスやメソッドのAPIドキュメントが改善されています。
FileMaker Pro 12 Advancedの改善点:データベースデザインレポート
November 14, 2013
FileMaker Pro 12 Advancedでは、データベースデザインレポートでオブジェクトがあるタブコントロールまたはポータルを識別できるようになっています。
データベースデザインレポート機能を使用すると、データベースのスキーマをドキュメント化して、HTMLまたはXMLファイルに出力することができます。特に、XML形式のデータベースデザインレポートを利用すると、データベース構造を分析または処理できるツールを作成することが可能になります。
XML形式のデータベースデザインレポートは、バージョン11とバージョン12で内部構造が大きく異なっていますが、それに伴いオブジェクトがあるタブコントロールまたはポータルを識別できるように改善されています。なお、FMPressでは、データベースデザインレポート(DDR)ファイルを利用して、FileMakerデータベースと連動するPHPベースのWebアプリケーションを容易に作成できるようになっています。
INTER-Mediator 3.10が公開
November 13, 2013
新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.10」を2013年11月上旬に公開しています。
INTER-Mediator 3.10では、2点のセキュリティ脆弱性が修正されています。定義ファイルに記述されているパスワードが漏洩してしまう問題と、PDO利用時にSQLインジェクションにつながる問題の2点が修正されています。
バージョン3.10では、FileMakerでのポータル展開に対応することで、関連レコード用の不要なレイアウトを用意する必要がなくなっています。また、付属のサンプルに存在した不具合が多数修正されています。
FileMaker Pro 12 Advancedの改善点:カスタムメニュー
November 12, 2013
FileMaker Pro 12 Advancedでは、カスタムメニューまたはメニュー項目をインストールする条件を決定する計算式を指定できるようになっています。
また、バージョン12では、メニュー項目に名前を指定しない場合、メニューに空白の項目がインストールされるように変更されています。この項目を選択すると、定義された設定を実行できます。
カスタムメニューを作成および修正するにはFileMaker Pro Advancedが必要ですが、カスタムメニューは通常版のFileMaker Proでも使用することができます。カスタムメニューにより、メニューおよびメニュー項目の追加、編集、複製および削除が可能であり、メニュー項目から任意のスクリプトまたはスクリプトステップを実行させることができます。さらに、任意のキーボードショートカットを各メニュー項目に割り当てることもできます。
Cyberduck 4.4が公開
November 11, 2013
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェア「Cyberduck 4.4」が2013年10月下旬に公開されています。
Cyberduck 4.4では、多数の不具合が修正されている他、パフォーマンスが改善されています。OS X版では、Javaの実行環境を別途インストールする必要がなくなっており、OS X Mavericksに対応しています。
Cyberduck 4.4のライセンスはGPLであり、OS X版についてはMac OS X v10.6以降で、Windows版についてはWindows XP、Windows VistaまたはWindows 7で動作します。
APPLE-SA-2013-10-22-7 Apple Remote Desktop 3.7
November 07, 2013
「Apple Remote Desktop 3.7 Client」および「Apple Remote Desktop 3.7 Admin」が2013年10月下旬に公開されています。
Apple Remote Desktop 3.7では、OS X Mavericksがサポートされています。また、2件のセキュリティ脆弱性が修正されており、暗号化なしでのVNCの使用に関する警告が表示されない場合がある問題、およびリモートの攻撃者によって任意のコードが実行される可能性がある問題が修正されています。
Apple Remote Desktop 3.7の公開と同時に、Mac OS X Snow LeopardおよびOS X Lion向けの「Apple Remote Desktop 3.5.4 Client」も公開されています。Apple Remote Desktop 3.5.4 Clientでは1件のセキュリティ脆弱性が修正されています。