FAMLog
FileMaker GoとGet(システムプラットフォーム)関数
August 02, 2010
FileMaker Proの「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。
・「-1」:PowerPCベースのMac上で実行した場合
・「1」:IntelベースのMac上で実行した場合
・「-2」:Windows XP、Windows Vista、Windows 7上で実行した場合
・「3」:モバイルデバイス(iPhone、iPad)上で実行した場合
FileMaker GoでGet(システムプラットフォーム)関数を実行すると、この関数の戻り値は「3」となります。Get(アプリケーションバージョン)関数と共に使用することで、現在のプラットフォームを判定してiPhoneやiPad専用のレイアウトに移動するといった処理が可能です。
[関連]Get(システムプラットフォーム)関数とWindows Vista(FAMLog)
FileMaker GoとGet(アプリケーションバージョン)関数
July 23, 2010
FileMaker Proの関数である「Get(アプリケーションバージョン)関数」は、FileMakerのアプリケーションの種類とバージョン情報を示す文字列を返します。
FileMaker Goで上記の関数を実行すると、次のような形式の値を返します。
・iPhoneおよびiPod touch:「Go 1.0.1」
・iPad:「Go_iPad 1.0.1」
FileMaker Go for iPadのバージョン1.0.2の場合には「Go_iPad 1.0.2」という値を返します。この値はFileMaker Server Admin Consoleにも表示されます。
Get(レコードのオープン状態)関数
June 24, 2010
FileMaker Proの「Get(レコードのオープン状態)関数」は、現在のレコードの状態を示す番号を返します。
この関数の戻り値は次の通りで、レコードの確定状態を確認する際に使用されます。
・0:閉じているか確定されたレコードの場合
・1:確定されていない新しいレコードの場合
・2:確定されていない変更レコードの場合
なお、Get(レコードのオープン状態)関数はバージョン8で追加された関数です。
FileMaker Pro 11の新機能:クイック検索
June 11, 2010
FileMaker Pro 11では「クイック検索」と呼ばれる新機能が追加されており、ステータスツールバーの検索ボックスを使用して、ブラウズモードでレイアウト上にある全フィールドを対象に検索できるようになっています。
レイアウト設定ダイアログボックスやインスペクタで設定することで、任意のレイアウトおよびフィールドのみを対象として検索するように調整することも可能です。
あわせて、[クイック検索の実行]スクリプトステップやGet(クイック検索テキスト)関数もバージョン11では追加されており、クイック検索機能をスクリプトと組み合わせて使用できます。
FileMaker Pro 11の新機能:FileMaker グラフ
May 27, 2010
FileMaker Pro 11では、「FileMaker グラフ」と呼ばれるグラフ作成機能が新機能として追加されています。
レイアウトモードにおいてグラフツールを使用することで、棒グラフ、水平棒グラフ、線グラフ、面グラフおよび円グラフを標準機能でレイアウト上に作成できます。また、GetLayoutObjectAttribute関数を使用すれば、作成したグラフをオブジェクトフィールドに画像ファイルとして保存できます。
インスタントWeb公開機能を利用してグラフをWeb上に公開することも可能です。
Get(ウインドウモード)関数
May 13, 2010
FileMaker Proの「Get(ウインドウモード)関数」は、関数が評価されたときのウインドウモードを示す数値を返します。
この関数の戻り値は次の通りで、現在のデータベースファイルで複数のウインドウが開いている場合、一番手前のウインドウの結果のみが返されます。
・0:ブラウズモード
・1:検索モード
・2:プレビューモード
・3:印刷中
・4:レイアウトモード
なお、FileMaker Pro Advancedのデータビューアから関数を評価して、現在のウインドウがレイアウトモードになっている場合には「4」を返します。
FileMaker Pro 11 Advancedの新機能:カスタム関数のコピー&ペーストとインポート
May 10, 2010
FileMaker Pro 11 Advancedでは、カスタム関数のコピー&ペーストとインポートが新たに可能になりました。
独自の関数を作成できるカスタム関数はFileMaker Developer 7で追加された機能ですが、FileMaker Pro 11 Advancedを使用するとファイル間でもカスタム関数のコピー&ペースト、およびインポートが可能になります。
なお、上記機能はFileMaker Pro 11 Advancedのみで利用できる機能です。カスタム関数はFileMaker ProとFileMaker Pro Advancedの両方で使用できますが、カスタム関数の作成や編集などにはFileMaker Pro Advancedが必要です。
FileMaker Pro 11はFileMaker Pro 7のファイルフォーマットを踏襲
March 23, 2010
海外ではすでに販売が開始されているFileMaker Pro 11のデータファイルフォーマットは、バージョン7以降のファイルフォーマットを踏襲しています。
同じファイルフォーマットであるため、FileMaker Pro 11では、FileMaker Pro 7、FileMaker Pro 8.x、FileMaker Pro 9、およびFileMaker Pro 10のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、FileMaker Pro 11では新しい機能や関数が追加されている他、一部の関数の名称が変更されています。FileMaker Pro 11の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョンで開いた場合には、該当部分が表示されなかったり適切に動作しない可能性があるので注意が必要です。
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際の注意点 (2)
February 19, 2010
Apache HTTP Server 2.2.14と、Windows VistaおよびWindows 7のInternet Explorer間でDigest認証が正常に機能しない場合があります。
AuthorizationヘッダーがInternet Explorerから送出されないことで上記環境でDigest認証に失敗している場合には、Apache HTTP Serverのmod_auth_digest.cのソースコードを一部変更することで対処が可能です。
Apache HTTP Server 2.2.14の場合には、mod_auth_digest.cの1302行目において、apr_table_mergen関数の代わりにapr_table_setn関数を利用するように変更することでDigest認証が正常に動作するようになります。
[参考]Apache 2.2.14 と IE(Vista/7) での Digest認証失敗(SHIROUZU Personal Log)