FAMLog


FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数

March 16, 2018

FileMaker WebDirectは、コーディングをすることなく、FileMakerベースのカスタム AppをWebブラウザーで直接実行可能にするテクノロジーです。

FileMaker WebDirectは、WebブラウザーからデータベースにアクセスするユーザーにもFileMaker Proと同様の操作性を提供しますが、FileMaker WebDirectではサポートされていない取得関数が複数存在します。

2018年3月現在、FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数の一覧は次の通りです。

[返される値が空の文字列である関数]
・Get (アクティブ選択位置)
・Get (アクティブ選択サイズ)
・Get (カスタムメニューセット名)
・Get (デスクトップパス)
・Get (ドキュメントパス)
・Get (ドキュメントパス一覧)
・Get (FileMaker パス)
・Get (ハイコントラスト色)
・Get (ハイコントラスト状態)
・Get (ネットワークタイプ)
・Get (ページ番号)
・Get (環境設定パス)
・Get (プリンタ名)
・Get (システムドライブ)
・Get (システム NIC アドレス)
・Get (テンポラリパス)
・Get (トリガジェスチャ情報)
・Get (ウインドウ左位置)
・Get (ウインドウ上位置)

[返される値が0である関数]
・Get (書式設定バーの表示状態)
・Get (スクリプトアニメーション状態)
・Get (テキスト定規表示)
・Get (システム書式使用状態)

[返される値が32である関数]
・Get (スクリーン深さ)

[返される値が100である関数]
・Get (ウインドウのズームレベル)

[関連]FileMaker WebDirect でサポートされない取得関数(FileMaker ナレッジベース)

(2020/2/20追記:返される値が空の文字列である関数にGet (アクティブ選択位置)関数を追加しました。)

Tag: FileMaker

INTER-Mediator 5.7でFileMaker Data API (Trial)に対応予定

March 08, 2018

INTER-Mediatorは、次期バージョンのINTER-Mediator 5.7でFileMaker Server 16で利用できるFileMaker Data API (Trial)を実験的にサポートする予定です。

現時点におけるINTER-Mediatorの最新安定バージョンはバージョン5.6.1ですが、バージョン5.7系統の開発も進められており、現在バージョン5.7-RC1ベースのINTER-Mediator-Server VMを公開している状況です。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能であり、2018年9月27日が試用期限となっています。試用期間終了後、FileMaker Data APIを利用できなくなるので注意が必要です。FileMaker Data APIのライセンスモデルが将来導入される計画となっており、FileMaker Data APIを引き続き使用するには試用期間が終了する前にFileMakerプラットフォームの最新バージョンにアップグレードする必要があるとのことです。

Tag: FileMaker

FAMLog News Archive:第80回 2018年春号

March 06, 2018

■FileMaker Server 16.0.4 アップデータが公開(2018年2月)

FileMaker Server 16.0.4 アップデータが2018年2月に公開されました。FileMaker Server 16の最新版はバージョン16.0.4となっており、バージョン16.0.4ではWindows Server上でJavaを更新するとFileMaker WebDirectで共有データベースが開かなくなる問題が修正されています。

[関連]FileMaker Server 16.0.4 アップデータが公開(FAMLog)

■FileMaker Cloud 1.16.1が登場(2018年1月)

FileMaker Cloudの新バージョンであるFileMaker Cloud 1.16.1が2018年1月に発表されました。FileMaker Cloud 1.16.1の発表と同時に、FileMaker Cloudでt2.smallのAWS EC2インスタンスタイプを使用することが将来のバージョンでサポート廃止予定であり非推奨となったことが案内されています。

[関連]FileMaker Cloud 1.16.1が登場(FAMLog)

Tag: News

PHP 5.6.34、PHP 7.0.28、PHP 7.1.15およびPHP 7.2.3が公開

March 02, 2018

PHP 5.6.34PHP 7.0.28PHP 7.1.15およびPHP 7.2.3が公開されています。

PHP 5.6.34、PHP 7.0.28、PHP 7.1.15およびPHP 7.2.3ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。

なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

FileMaker Server 16の改善点:fmsadmin AUTORESTARTコマンド

March 01, 2018

FileMaker Server 16では、コマンドラインインターフェースでFileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定の確認や変更ができるようになっています。

fmsadminコマンドを使ってFileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定の確認および変更を行うには、AUTORESTARTコマンドを使用します。

[使用例]
$ fmsadmin autorestart fmse
Auto-restart of fmse is ON
$ fmsadmin autorestart fmse off
Auto-restart of fmse is OFF
$ fmsadmin autorestart fmse on
Auto-restart of fmse is ON

有効なフラグ(onあるいはoff)が指定されている場合、FileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定を有効化または無効化します。フラグが指定されていない場合には現在の自動再起動設定が表示され、特に設定を変更していなければ自動再起動設定は通常有効になっています。

自動再起動設定が有効になっている状態でFileMaker スクリプトエンジンが異常終了したり60秒を超えて応答しなくなった場合には、FileMaker スクリプトエンジンのプロセスが自動的に再起動されるようになっています。

[関連]FileMaker Server 11の新機能:fmsadmin AUTORESTARTコマンド(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 16.0.4 アップデータが公開

February 09, 2018

ファイルメーカー社が「FileMaker Server 16.0.4 アップデータ」を公開しています。

FileMaker Server 16.0.4では、週の特定の期間に特定のロケールでChromeまたはEdgeを使用した場合にFileMaker WebDirectでデータベースを開くことができずにCookieが無効になっているというメッセージが誤って表示される問題や、Windows Server上でJavaを更新するとFileMaker WebDirectで共有データベースが開かなくなる問題が修正されています。OS X El Capitan v10.11がサポートされなくなっており、JavaについてはJava 8 Update 161に更新されています。

このアップデータを適用する前に、あらかじめWeb公開エンジンとデータベースサーバー、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。

[関連]FileMaker Go 16.0.4が公開(FAMLog)、FileMaker Pro 16.0.4 アップデータが公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

PHP 7.1.14とPHP 7.2.2が公開

February 02, 2018

PHP 7.1.14PHP 7.2.2が公開されています。

PHP 7.1.14とPHP 7.2.2では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。

なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

APPLE-SA-2018-1-23-1 iOS 11.2.5

January 26, 2018

iOSデバイス向けのソフトウェアアップデートとなるiOS 11.2.5の提供が開始されています。

iOS 11.2.5では、アメリカ、イギリス、オーストラリアで2月9日に発売されるスマートスピーカーであるHomePodをサポートするようになっています。不具合の修正や改善だけでなく、セキュリティ脆弱性も多数修正されています。

アップデートの対象機種は、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、第6世代のiPod touch、第5世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、9.7インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、第1世代および第2世代の12.9インチiPad Pro、iPad mini 2、iPad mini 3およびiPad mini 4です。

Tag: Security

Apache HTTP Server 2.2系列の公式サポートが終了

January 12, 2018

Apache HTTP Serverのバージョン2.2系列は2017年12月に公式サポートが終了しました。

バージョン2.2系統のメンテナンスリリースが提供されるのは2017年6月まで、セキュリティ修正の提供は2017年12月までとなっていました。Apache HTTP Server 2.2系列に対するセキュリティ修正は公式には提供されなくなるため、今後はApache HTTP Server 2.4系統へのアップグレードが推奨されます。

なお、現時点におけるApache HTTP Serverの最新安定版は、2017年10月に公開されたApache HTTP Server 2.4.29です。

[関連]Apache HTTP Server 2.4.27とApache HTTP Server 2.2.34が公開(FAMLog)、Apache HTTP Server 2.4.29が公開(FAMLog)

Tag: Apache

APPLE-SA-2018-1-8-3 Safari 11.0.2

January 11, 2018

AppleからSpectre脆弱性(CVE-2017-5753およびCVE-2017-5715)の影響緩和策が含まれているmacOS SierraおよびOS X El Capitan用のSafari 11.0.2が配布されています。

Spectre脆弱性の影響緩和策が含まれているSafariに更新すると、macOS Sierra 10.12.6用のSafariはバージョン11.0.2 (12604.4.7.1.6)に、OS X El Capitan 10.11.6用のSafariはバージョン11.0.2 (11604.4.7.1.6)に更新されます。

なお、SpectreだけでなくMeltdownという名称の脆弱性(CVE-2017-5754)も今月上旬に公表されましたが、2018年1月11日現在、macOSではmacOS High Sierra 10.13.2にMeltdownの影響緩和策が含まれていますが、macOS Sierra以前向けのmacOSにはMeltdownの影響緩和策はリリースされていない状況です。

[関連]About speculative execution vulnerabilities in ARM-based and Intel CPUs(Apple)、APPLE-SA-2017-12-13-5 Safari 11.0.2(FAMLog)、APPLE-SA-2018-1-8-2 macOS High Sierra 10.13.2 Supplemental Update(FAMLog)

Tag: Security

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