FAMLog
PHP 4.4.3
August 04, 2006
PHP 4系列の最新バージョンである「PHP 4.4.3」が公開されています。
バージョン4.4.3では、5点のセキュリティ上の問題および約20の不具合が修正されていて、Perl互換正規表現ライブラリであるPCREライブラリはバージョン6.6に更新されています。
バージョン4系列のPHPを使っているすべての利用者に対して、なるべく速やかにPHP 4.4.3にアップグレードすることが推奨されています。
PHP 5.1.4
May 09, 2006
「PHP 5.1.4」が2006年5月4日に公開されています。
セキュリティ上の問題を含む多くの不具合が修正された「PHP 5.1.3」が、2006年5月1日に公開されていましたが、バージョン5.1.3ではマルチパートMIMEエンコードされたPOSTパラメーターを正しく取得できない致命的な不具合が見つかっていました。そのため、その不具合を修正したバージョン5.1.4が急遽公開されたようです。
なお、PHP 5.1.3では、FastCGIのインターフェースが一から書き直されて再実装されており、同梱されているPCREライブラリが最新のバージョン6.6に更新されていました。
[関連]【PHPウォッチ】第26回 重大な不具合を修正した5.1.3/5.1.4のリリースと,PHP 5.2の開発スタート(ITpro)
OpenSSL 0.9.8b & 0.9.7j
May 08, 2006
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8b」および「OpenSSL 0.9.7j」が公開されています。
バージョン0.9.8bと0.9.7jでは重要な不具合の修正が含まれています。その他に、OpenSSL 0.9.7jではFIPS(Federal Information Processing Standards:米国連邦情報処理規格)関連の更新も含まれていて、有効なFIPSモジュールにリンクできる最初のバージョンのOpenSSLであるとのことです。
最新バージョンはバージョン0.9.8系列ですが、バージョン0.9.7系列のOpenSSLを引き続き利用する場合には、今回公開されたOpenSSL 0.9.7jの適用が推奨されています。
FileMaker 8 カスタムWeb公開の新機能と改善点 (2)
May 01, 2006
FileMaker Server 8 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開では、XSLTスタイルシートにおいてJavaScriptで独自の拡張関数を作成できるようになっています。
FileMaker Server 8 Advancedをインストールすると、この新機能に関連する2つのJavaライブラリ(bsf.jarとjs.jar)も同時にインストールされます。これにより、Web公開エンジンに含まれるXSLTプロセッサーに、スクリプト言語のサーバーサイド処理機能が組み込まれることになり、JavaScriptを使って、XSLTスタイルシートから直接呼び出せる、独自の拡張関数を開発することができます。
FileMaker Server 7 Advancedでも上記のライブラリファイルを追加することによりJavaScriptで独自の拡張関数を作成できましたが、バージョン8では標準でこの拡張機能がサポートされるようになりました。
[関連]Extending the functionality of FileMaker Server 7 Advanced(FAMLog)
こんなん欲しかってん キャンパスツール Part 2
February 20, 2006
同志社大学、同志社女子大学およびファイルメーカー株式会社の産学共同プロジェクトのもと、同大学の学生自身の手で「こんなん欲しかってん キャンパスツール Part 2」が開発され、同志社大学のWebサイトで本日より一般公開されています。
このツールは、昨年好評だった「こんなん欲しかってん キャンパスツール」の第2弾です。同ツールには、「ゼミtool」と「ライブラリtool」、および「授業tool」「資料tool」「住所tool」の英語版が含まれます。
なお、同ツールの作者が、作成エピソードを交えながら、この新キャンパスツールのデモやプレゼンテーションを以下の日程で行う予定となっています。
・Apple Store, Ginza:2006年2月25日(土)13:00〜14:00
・Apple Store, Shinsaibashi:2006年2月26日(日)17:00〜18:00
(2007/01/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを一部削除しました。)
FX.php 4.2 & PHP 4.4.1
November 07, 2005
PHPからFileMakerのデータベース処理を可能にするライブラリクラス「FX.php」のバージョン4.2が2005年11月3日にリリースされています。
FX.php 4.2では、FX Parserがアップデートされ、新たにPostgreSQLがサポートされています。また、DoFXAction()の不具合などが修正されています。
なお、PHPでは深刻なセキュリティ脆弱性が修正された「PHP 4.4.1」が日本時間の今月1日頃にリリースされています。
(関連)PHPに“最悪”のセキュリティ・ホール,全ユーザーは今すぐ対処を(IT Pro)
OpenSSL 0.9.7i
October 17, 2005
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.7i」がリリースされています。
先日リリースされたばかりのOpenSSL 0.9.7hには共有ライブラリをアップグレードした場合に処理の異常終了を引き起こす問題があり、OpenSSL 0.9.7iではこの問題が修正されています。
このため、バージョン0.9.7系列のOpenSSLを利用している場合には、OpenSSL 0.9.7iの適用が強く推奨されています。
Apache HTTP Server 2.0.55
October 14, 2005
Apache HTTP Server 2.0.55がリリースされています。このバージョンには5点のセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。
Apache 2.0.55では、Transfer-EncodingヘッダーとContent-Lengthヘッダーが含まれたリクエストの処理に帰因する脆弱性(CAN-2005-2088)、PCRE正規表現ライブラリに存在する整数オーバーフローの脆弱性(CAN-2005-2491)、mod_sslの脆弱性2点(CAN-2005-2700、CAN-2005-1268)、byterangeフィルタが原因でサービス拒否攻撃につながる脆弱性(CAN-2005-2728)が修正されています。
また、OpenSSL 0.9.8に対応し、Mac OS X v10.4で発生する不具合など数多くの不具合が修正され、TRACEメソッドに対する挙動を調整できるTraceEnableディレクティブも新たに追加されています。
OpenSSL 0.9.8a and 0.9.7h
October 11, 2005
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8a」および「OpenSSL 0.9.7h」がリリースされています。
バージョン0.9.8aおよび0.9.7hでは、OpenSSLを利用するサーバーアプリケーションにおいてSSL_OP_MSIE_SSLV2_RSA_PADDINGオプションを有効にした場合に発生する、セキュリティ上の問題(CAN-2005-2969)が修正されています。
この問題が悪用されると、セキュリティ面で多くの弱点を有するSSL 2.0に強制的に後退させることが可能であり、多くのサードパーティ製ソフトウェアが影響を受けると考えられます。
Jakarta Commons Email
September 29, 2005
Jakarta Projectが2005年9月27日(米国時間)にメール送信用のAPIを提供するJavaライブラリ「Jakarta Commons Email 1.0」を公開しています。
Commons Emailは、JavaMail APIをベースに、よりシンプルにメールの送信をできるようにすることを目的としていて、Apache License Version 2.0のもとオープンソースソフトウェアとして公開されています。
基本的なテキストベースのメールだけでなく、マルチパートの電子メールメッセージやHTML形式のメールを送信するためのクラスも用意されています。
(参考)JavaMailベースのメール操作API - Jakarta Commons-Email 1.0 公開 (MYCOM PC WEB)