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リミットの向上 (4)

April 29, 2004

FileMaker 7シリーズでは1ファイルに最大1,000,000テーブルを設定できることについてはすでに触れましたが、最大レコード数の限界値も増加しています。

FileMaker Pro 7と共にインストールされるPDFファイル「Installation and New Features Guide For FileMaker Pro 7 and FileMaker Developer 7」によると、バージョン7では1テーブルに最大64,000,000,000,000,000(64×10の15乗)のレコードを扱うことができるようになったそうです。

さらに1テーブルに最大256,000,000のフィールドを持たせることができ、データベースキャパシティは劇的に拡大したことが伺えます。

Tag: FileMaker

リミットの向上 (3)

April 24, 2004

これまでのバージョンのファイルメーカーProでは計算処理の有効桁数は最大15桁でした。

すなわち、1,000,000,000,000,000およびそれ以上の数値の計算を正しく行うことができず、計算結果は正しい値になっていませんでした。例えば、ファイルメーカーPro 6では、1,000,000,000,000,000+1の結果は1,000,000,000,000,001とならずに1,000,000,000,000,000となってしまっていました。

FileMaker 7シリーズでは計算処理の有効桁数は最大400桁となっています。FileMaker Proは科学や工学に必要な数値計算もサポートするようになったと言えます。

(2005/05/13追記:FileMaker Knowledge Baseリニューアルに伴いリンク先のURLを修正しました。)

Tag: FileMaker

バージョン7ではデータファイルフォーマットが変更

April 19, 2004

FileMaker 7のデータファイルフォーマットは、以前のバージョン(5.0〜6.0)とは異なります。FileMaker Pro 7でファイルを作成すると、ファイルの拡張子は「.fp7」となります。

これまでファイルメーカーProでは1ファイルにつき1テーブルでしたが、バージョン7からは1つのファイルに複数のテーブルを持たせることが可能になりました。リレーションシップやセキュリティ関連も改良されており、データファイルフォーマットを変更するに値するほどの新機能が各種追加されています。

なお、ファイルメーカーPro 1.x、2.xのデータベースは、ファイルメーカーPro 3.x、4.x、5.x、6.xのいずれかを使用して変換してから、FileMaker Pro 7を使用してもう一度変換する必要があります。

Tag: FileMaker

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