FAMLog
ファイルメーカーPro7エキスパートテクニック for Windows & Mac
September 22, 2004
FileMaker Pro 7を使いこなすためのテクニックが紹介された書籍「ファイルメーカーPro7エキスパートテクニック for Windows & Mac」が2004年9月17日に発売されています。価格は税込2,835円です。
旧バージョンの機能やその時点のテクニックと対比しながら、どうすればその強力な機能を活用したシステムを構築できるのか、どうすれば旧バージョンで構築してきたシステムを移行、最適化することができるのか、という点からFileMaker Pro 7を解説した書籍です。
この書籍に掲載されている内容のサンプルファイルのダウンロードページも用意されています。
ファイルメーカーPro Webデータベース講座
August 05, 2004
FileMaker Server 7 Advancedが発売されておらず、現時点ではFileMaker 7シリーズでは本格的なWeb公開がまだできないため、ファイルメーカーPro 6 Unlimitedはまだまだ必要とされている状況である、というところもあるかと思います。
しかしながら、ファイルメーカーPro(バージョン4〜6)のカスタムWeb用マークアップ言語であるCDMLに関するまとまった情報を得ることは難しくなってきています。
ファイルメーカーPro 6 UnlimitedによるCDMLを利用したWeb公開について詳しく解説された書籍「ファイルメーカーPro Webデータベース講座」は数少ないCDMLの情報源の一つです。
この本では、Webデータベースの構築から運用まで、ファイルメーカーProデータベースのWeb公開に必要となるテクニックと知識全般が解説されています。
Mac OS X v10.4 "Tiger" Sneak preview : Automator
July 06, 2004
Mac OS X v10.4 "Tiger"では、繰り返しの多い複雑な作業をプログラミングなしで簡素化するのを助けてくれる自動処理アシスタント「Automator」が新機能として追加されます。
Automatorの作業工程は「ワークフロー」と呼ばれ、ドラッグ&ドロップ、ポイント&クリックといった操作で簡単に作ることができます。
作成したワークフローを実行するだけで同じ作業を何度でも自動的に処理することができて、作成したワークフローは別のMacでも実行できます。Automatorは万人向けのAppleScriptという位置づけのものと言えるでしょう。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
Troi File Plug-in 3.0b1
June 30, 2004
FileMaker Pro 7用のプラグイン「Troi File Plug-in 3.0b1」がパブリックベータ版としてリリースされています。使用期限は2004年8月18日までで、現在はMac版のみダウンロードできます。
Troi File Plug-inはFileMaker Proにファイル操作機能を追加するプラグインです。バージョン3.0b1ではUnicodeをサポートし、テキスト処理は64KBまでというこれまでのバージョンにあった制限がなくなっています。
ベータ版と同時に「Troi File Plug-in 2.8」もリリースされています。バージョン2.8はFileMaker 7のプラグインAPIを利用していないので、FileMaker Pro 7の新機能を活用することはできませんが、FileMaker Pro 5、5.5、6、7で利用することができます。
mod_security 1.8.2
June 25, 2004
mod_security 1.8.2がリリースされています。mod_security 1.8で発見された問題点5点が修正された、バージョン1.8系列のメンテナンスリリースです。
現在のところmod_security 1.8.2には既知の不具合が1点判明しており、不正な形式のURLエンコーディングを正しくエラーとして扱わない場合があるため、回避策として「SecFilterCheckURLEncoding Off」という設定にすることが案内されています。
(2006/01/03追記:リンク先のページがなくなっていた箇所があったので、その部分についてはリンクを削除しました。)
非アクティブなWebアカウントの接続解除
June 14, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開において、Webユーザーのセッションがタイムアウトするまでデータベースとの接続を維持できる時間を任意に指定することができます。
具体的には、インスタントWeb公開の詳細オプションの「非アクティブなアカウントの接続を解除するまでの時間」という設定項目において、アイドル状態のWebユーザーを接続解除するまでの時間(1〜60分)を指定します。デフォルトでは15分です。
WebユーザーがWebブラウザーからリクエストの送信を行わない場合、セッションはアイドル状態と見なされます。また、WebユーザーがWebブラウザーのウインドウを閉じた場合、別のWebサイトに移動した場合、またはログアウトボタンをクリックせずにWebブラウザーを終了した場合も、セッションはアイドル状態になります。
Webユーザーがデータベースから適切にログアウトしていない可能性がある場合は、セッションがタイムアウトまでの時間を短く指定します。または、Webユーザーを自動的にログオフさせるスクリプトボタンを作成することもできます。
(2007/01/03追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
7.0v2におけるインスタントWeb公開の改善点
June 04, 2004
FileMaker Pro 7v2およびFileMaker Developer 7v2では、インスタントWeb公開機能にいくつか改善点が見られます。アップデータに含まれる「FM アップデートお読みください.pdf」という名称のPDF書類によると、下記5点が修正されているようです。
・別個のファイルに存在する関連テーブルのフィールドが[レコードのソート]ダイアログボックスに表示されるようになりました。
・閉じたファイルの関連フィールドが含まれるレイアウトが完全に表示されるようになりました。
・オブジェクトフィールドの複数の繰り返しに保存されたピクチャが正しく表示されるようになりました。
・ポータル内のデータの表示と編集に関連して改善が行われています。
・Mac OS XにおいてCPUの使用効率が向上しました。
(2006/01/03追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
PureFTPd Manager 1.2
May 18, 2004
PureFTPd Manager 1.2がリリースされています。
PureFTPd Managerは、PureFTPdというFTPサーバーのフロントエンドとしてGUIによるサーバー管理機能を備えたMac OS X用のアプリケーションです。パッケージにはPureFTPdも同梱されているので、Mac OS Xで手軽に高機能なFTPサーバーのインストールおよび設定ができます。
PureFTPd Manager 1.2にはPureFTPd 1.0.18がパッケージに含まれ、このバージョンではデフォルトでUTF-8のファイル名に対応するようになっています。UTF-8-MACに対応したFTPクライアント(RBrowserなど)を利用することにより、日本語ファイル名のファイルを転送することが可能になっています。
(2006/01/03追記:「RBrowserLite」を「RBrowser」に記述を変更し、あわせてリンク先のURLを変更しました。)
QuickTime 6.5.1
May 03, 2004
iTunes 4.5のリリースにあわせてQuickTime 6.5.1が入手可能になりましたが、このバージョンのQuickTimeではセキュリティホールが修正されています。
Appleのセキュリティ勧告によると、不正な形式の.mov(ムービー)ファイルがQuickTimeを終了させる可能性があるというCAN-2004-0431の問題を修正しているそうです。
上記の問題を発見したeEye Digital Securityによると、このセキュリティホールにはファイルを開くと悪意のあるコードが実行される可能性もあるそうですが、Appleのセキュリティ勧告ではこの点には触れられていません。
リミットの向上 (2)
April 23, 2004
ファイルメーカーPro 6では同時に開くことができるファイル数は50までという制限がありましたが、FileMaker Pro 7ではこの制限を気にする必要がなくなりました。
さらに1ファイルにつき1テーブルという制限もなくなり、1ファイルにつき最大100万テーブルまで持たせることが可能になっています。実用面ではほぼ無制限になったと捉えてよいでしょう。
ただし、FileMaker Server 7で同時に開くことができるファイル数については最大125のままです。この点は旧バージョンのファイルメーカー Server 5.5と同じです。
[関連]FileMaker Serverでホストできるデータベースファイルの最大数(FAMLog)
(2007/01/12追記:関連記事へのリンクを追加しました。)