FAMLog
Claris FileMaker Pro 19の動作環境
June 15, 2020
macOS版Claris FileMaker Pro 19の動作環境は、macOS Mojave 10.14もしくはmacOS Catalina 10.15となっており、macOS High Sierra 10.13が動作環境の対象から外されています。
Windows版Claris FileMaker Pro 19の動作環境は、64ビットバージョンのWindows 8.1(Standard EditionおよびPro Edition)もしくは64ビットバージョンのWindows 10(Pro EditionおよびEnterprise Edition)となっており、Windows 7が動作環境の対象から外されています。バージョン19のWindows版では32ビットバージョンが動作環境の対象から外されているので、その点にも注意する必要があります。
なお、Windows版のClaris FileMaker Pro 19ではMicrosoft .NET Frameworkのバージョン4.8以上が必要です。
[関連]Claris FileMaker Pro 19 リリースノート(Claris ナレッジベース)、FileMaker 19 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)、FileMaker Pro 18 Advancedの動作環境(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19はFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲
June 12, 2020
Claris FileMaker Pro 19のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。
同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、Claris FileMaker Pro 19およびClaris FileMaker Go 19はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、Claris FileMaker 19では新しい機能や関数が追加されています。Claris FileMaker 19の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12、13、14、15、16、17および18)で開いた場合には、適切に動作しない部分が出てくる場合があるので注意が必要です。
[関連]FileMaker Pro ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro AdvancedからClaris FileMaker Proに名称変更
June 11, 2020
Claris FileMaker 19ではFileMaker Pro Advancedというアプリケーション名がClaris FileMaker Proに変更されています。
これに伴い、アプリケーション名に依存する外部スクリプトまたはGet(アプリケーションバージョン)関数を含む式を使用している場合などでは、バージョンアップ後にカスタム Appの調整や更新をする必要があります。
なお、Claris FileMaker Pro 19に含まれる高度なツール(Developer ユーティリティ、スクリプトデバッガ、データビューア、カスタムメニュー機能、カスタム関数ユーティリティ、名前を付けて XML として保存する機能およびデータベースデザインレポート機能等)を使用するには、[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にClaris FileMaker Pro 19を再起動する必要があります。
[関連]FileMaker DeveloperからFileMaker Pro Advancedに名称変更(FAMLog)、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化(FAMLog)、Claris FileMaker 19が発売(FAMLog)
Claris FileMaker Cloudが東京リージョンで利用可能に
May 25, 2020
東京リージョンでClaris FileMaker Cloudを利用できるようになったとクラリス・ジャパン社が発表しています。
2019年に刷新されたFileMaker Cloudは、Claris FileMaker 19の発売と同時に、今回バージョン2.19に更新されています。Claris FileMaker Cloud 2.19.0は、Claris FileMaker 18およびClaris FileMaker 19のクライアントと互換性があります。
価格は年単位の支払いですが、Essentialsプランの価格は1ユーザ1か月あたり1,950円(税別)、Standardプランの価格は1ユーザ1か月あたり4,000円(税別)となっています。Essentialsプランの制限としては、カスタム Appの数は3つまで、ユーザ数は5ユーザ以上10ユーザ以下、および1ユーザあたりのストレージは2GBとなっています。
[関連]Claris FileMaker 19が発売(FAMLog)、FileMaker Cloud 2ではカスタムWeb公開機能は非サポート(FAMLog)
FileMaker Server 18の改善点:GetLayoutObjectAttribute関数
May 20, 2020
FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectでは、GetLayoutObjectAttribute関数がグラフで実行された場合にcontent属性とsource属性の結果を返すように改善されています。また、同関数がWeb ビューアで実行された場合はsource属性の結果を返すようになっています。
GetLayoutObjectAttribute関数は、レイアウト上にあるレイアウトオブジェクトの属性情報を返す関数であり、引数でオブジェクト名を指定することで対象のレイアウトオブジェクトを特定します。
FileMaker Server 17のFileMaker WebDirectでは、オブジェクト名としてWeb ビューアまたはグラフのレイアウトオブジェクトの名前を指定し、かつ属性名にcontent属性やsource属性を指定した場合は、空の文字列が返されていました。
CentOS Linux 6のサポート終了予定日
May 13, 2020
CentOS Linux 6は2020年11月30日にサポートが終了する予定となっています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、現時点におけるCentOS Linuxの最新バージョンはCentOS Linux 8 (1911)です。CentOS Linux 7は2024年6月末に、CentOS Linux 8は2029年5月末にサポートが終了する予定となっており、これから新規に利用する場合にはCentOS Linux 7もしくはCentOS Linux 8の使用が推奨される状況と言えます。
なお、FileMaker Cloud for AWSのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker Cloud for AWSではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud for AWS 1.18ではCentOS Linux 7.6が使用されています。
Claris ConnectにFileMaker PlusおよびDeveloperプランが登場
May 07, 2020
2020年3月に発売されたClaris ConnectにFileMaker PlusプランとDeveloperプランが追加されています。
支払いは年単位ですが、FileMaker Plusプランの価格は1か月あたり5,130円、Developerプランの価格は1か月あたり2,050円です。Developerプランはテスト目的にのみ利用できます。FileMaker Plusプランでは、有効なFileMakerライセンスまたはサブスクリプションを購入または所有している必要があります。APIリクエストの上限数は、FileMaker Plusプランでは1ヶ月あたり10,000、Developerプランでは1ヶ月あたり500です。
FileMaker PlusプランとDeveloperプランの稼働フロー上限数は無制限、接続可能なApp数は無制限です。同時に、Standard(スタンダードプラン)では、稼働フロー上限数が6から無制限に変更されています。Essentials(ライトプラン)では、稼働フロー上限数が3から15に、接続可能なApp数が3から無制限に変更されています。
[関連]Claris Connectが発売(FAMLog)
CentOS Linux 7 (2003)が公開
April 30, 2020
CentOS Linux 7 (2003)が公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 7 (2003)はRed Hat Enterprise Linux 7.8に対応するバージョンとなっています。
FileMaker Cloud for AWSのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker Cloud for AWSではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud for AWS 1.18ではCentOS Linux 7.6が使用されています。
[関連]FileMaker CloudのオペレーティングシステムはCentOS(FAMLog)
FileMaker Master Book 初級編の公式解説動画が公開
April 28, 2020
FileMaker Master Book 初級編の解説動画がクラリス・ジャパン株式会社の公式YouTubeチャンネルで公開されています。
FileMaker Master BookはClaris公式トレーニング教材です。日本のビジネス環境にすぐ応用できる実践的なトレーニング教材であり、初級編ではFileMake Pro Advancedによるカスタム Appの作成について学ぶことができます。
人気トレーナーである河村将博さんによる分かりやすい解説で、1つ1つの動画は10分から15分程度の内容となっています。
[関連]FileMaker Master Book 初級編(バージョン18対応)(FAMLog)
(2021/06/23追記:Claris ジャパンのサブチャンネル開設に伴いURLが変更されていたので、「FileMaker Master Book 初級編の解説動画」のリンク先URLを変更しました。)
Get(書式設定バーの表示状態)関数
April 24, 2020
FileMaker Pro AdvancedのGet(書式設定バーの表示状態)関数は、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーが有効になっている場合は「1」(真)を、無効になっている場合は「0」(偽)を返します。
[書式設定バーを許可]スクリプトステップを使用すると、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーを無効にもしくは有効にすることができます。実際に書式設定バーを表示または非表示にするには、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーが有効になっている状態において、[表示]メニューの[書式設定バー]を選択するか、レイアウトバーの書式設定バーボタンをクリックします。
Get(書式設定バーの表示状態)関数はバージョン8で追加された関数であり、バージョン12でGet(ツールバーの表示状態)関数からGet(書式設定バーの表示状態)関数に名称が変更されていました。なお、FileMaker WebDirectではこの関数はサポートされないため「0」を返します。
[関連]FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数(FAMLog)、FileMaker Pro 12で名称が変更された関数とスクリプトステップ(FAMLog)