FAMLog
FileMaker API for PHP スタンドアロン用パッチ
October 02, 2007
ファイルメーカー社が、「FileMaker API for PHP スタンドアロン用パッチ」(Mac版、Windows版)を公開しています。
このパッチを利用することで、FileMaker Server 9またはFileMaker Server 9 AdvancedのFileMaker API for PHPを手動でインストールして運用している場合(圧縮ファイル「FM_API_for_PHP_Standalone.zip」に含まれるファイルやフォルダを別途組み込んで使用している場合)に、FileMaker API for PHPが2007年10月7日以降に正常に作動しなくなる問題が修正されます。
FileMaker API for PHPのスタンドアロンバージョンを使用している場合には、FileMaker Server 9またはFileMaker Server 9 AdvancedをFileMaker Server 9v2 アップデータによりバージョン9.0v2に更新していても、本パッチは別途必要です。
[関連]FileMaker Server 9v2 アップデータ(FAMLog)
OpenSSH 4.7
September 05, 2007
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 4.7」が公開されています。
OpenSSH 4.7にはセキュリティに関連する修正が1点含まれており、X11の転送で、信頼できないクッキーの生成に失敗する場合に、信頼できるクッキーをssh(1)が利用しないように修正されています。
機能追加や不具合の修正も行われており、UMAC-64(RFC 4418)というMACアルゴリズムが新たにサポートされいます。その他、新規にインストールされたsshdにおいて、SSH Protocol 2のみ有効となるように初期設定値が変更されています。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 4.7/4.7p1 リリース
Rfm 1.0の動作環境
August 17, 2007
Rfm(FileMaker API for Ruby)は、FileMaker ServerのXMLを使用したカスタムWeb公開機能を利用する前提のソフトウェアです。そのため、動作環境としてFileMaker Server Advanced(バージョン7もしくはそれ以降)あるいはFileMaker Server 9が必要です。
Rubyについてはバージョン1.8.4以降が動作環境として必要である旨が案内されていますが、Ruby on Railsとあわせて使用する場合には、バージョン1.8.5もしくは1.8.6のRubyの使用が推奨されます。
また、RfmはgemパッケージとしてRubyForgeで配布されているため、RfmのインストールにはRubyGemsが必要になります。
Compatibility issues with FileMaker Mobile 8
August 16, 2007
FileMaker Mobileの最新版はバージョン8です(2007年8月現在)。FileMaker 9はFileMaker 7およびFileMaker 8のファイルフォーマットを踏襲しているため、FileMaker Mobile 8はFileMaker 9 製品ラインと互換性があります。
ただし、FileMaker Mobile 8およびそれ以前のバージョンは、Windows VistaおよびWindows Mobile 6と互換性がなく、サポートされていません。
ファイルメーカー社のWebサイトにおける記述によると、FileMaker Mobile 8はWindows Vistaにはインストールできないようです。
[関連]FileMaker Mobile 8(FAMLog)
Mac OS X Leopard ServerにはRuby on Railsが搭載予定
July 09, 2007
旧聞の通り、2007年10月出荷予定のMac OS X Leopard ServerにはRuby on Rails、MongrelおよびCapistranoが標準搭載される予定です。
Mongrelは、Ruby用のWebサーバー兼HTTPライブラリであり、Ruby on Railsにも対応しています。Capistranoは、Ruby製のアプリケーションデプロイメントツールです。
他にもRuby関連のソフトウェアがLeopardに標準添付される予定であり、Mac OS X LeopardにはRubyGemsが標準で同梱されることが予想されます。Mac OS X Leopardであれば、RubyやRubyGemsを別途インストールすることなく、Rfm(FileMaker API for Ruby)のインストールをすぐに実行することができるでしょう。
(2007/07/12追記:「Ruby FileMaker API」を「FileMaker API for Ruby」という表記に変更しました。)
Mac OS X v10.4にRuby on Railsをインストールする
July 06, 2007
Ruby on Railsは、オープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。文字通りRubyで記述されており、現時点でRailsの最新バージョンは1.2.3です。
Railsをインストールするにはいくつか方法がありますが、RubyGemsを使う方法が最も容易でしょう。Mac OS X v10.4では別途インストールしたRuby(Ruby 1.8.6-p36等)およびRubyGemsがすでに利用できる環境であれば、次のようにgemコマンドを使ってRailsをインストールすることができます。
$ sudo gem install rails --include-dependencies
なお、今年10月出荷予定のMac OS X Leopard ServerにはRuby on Railsが標準搭載される予定となっています。
Rfmのインストール
July 03, 2007
Rfm(FileMaker API for Ruby)はRubyForgeにgemパッケージが用意されていて、gemコマンドを使用してインストールすることができます。
gemコマンドは、RubyGemsがインストールされていれば使用することができます。
[インストール例]
$ sudo gem install rfm
インストール作業が正常に完了した後に、Rubyスクリプトの先頭部分に次のように記述することでRfmを利用できるようになります。
require 'rubygems'
require 'rfm'
(2007/07/12追記:タイトルを「Ruby FileMaker APIのインストール」から「Rfmのインストール」に変更し、さらに「Ruby FileMaker API」を「Rfm」という表記に変更しました。)
Mac OS X v10.4にRubyGems 0.9.4をソースからインストールする
July 02, 2007
Rubyのパッケージ管理ツールであるRubyGemsの最新バージョンは、バージョン0.9.4です(2007年7月2日現在)。
Mac OS X v10.4ではRubyGemsが標準で用意されておらず、利用には別途インストールする必要がありますが、その方法の1つとしてソースからインストールする方法があります。
[インストール例]
$ export PATH=/usr/local/bin:$PATH
$ tar xzvf rubygems-0.9.4.tgz
$ cd rubygems-0.9.4
$ sudo ruby setup.rb
なお、Mac OS X v10.4にRubyをソースからインストールした場合には、インストールしたRubyが使えるようにあらかじめパスを通す作業をする必要があります。
[設定例]
$ echo 'export PATH=/usr/local/bin:$PATH' >> ~/.bash_profile
Mac OS X v10.4にRuby 1.8.6-p36をソースからインストールする
June 29, 2007
Rubyの最新バージョンは、日本Ruby会議2007に合わせて公開されたバージョン1.8.6-p36です(2007年6月29日現在)。
Mac OS X v10.2以降ではRubyが標準で同梱されていますが、Rubyのバージョンが最新バージョンであるとは限りません。例えば、Mac OS X v10.4に標準でインストールされているRubyのバージョンは1.8.2です。
必要に応じて最新版をインストールしたい場合がありますが、その方法の1つとしてソースからインストールする方法があります。
[インストール例]
$ tar xzvf ruby-1.8.6-p36.tar.gz
$ cd ruby-1.8.6-p36
$ ./configure --enable-shared --enable-pthread
$ make
$ make test
$ sudo make install
なお、Mac OS X v10.4にRubyをソースからインストールする場合には、あらかじめXcode Tools(現時点での最新バージョンはバージョン2.4.1)をインストールしておく必要があります。
[関連]Ruby インストールガイド
Rfm 0.2.0
June 25, 2007
オブジェクト指向スクリプト言語RubyからFileMaker Server AdvancedでホストされているFileMakerデータベースへのアクセスを可能にするオープンソースソフトウェア「Rfm 0.2.0」が公開されています。
バージョン0.2.0では、Rfm::Serverオブジェクトのオプションとして:raise_on_401が追加され、これまで未実装であったオブジェクトフィールドがサポートされるようになっています。その他にも日時情報の取り扱いが改善されるなど、不具合の修正や機能追加・改善が行われており、アルファ版相当だったものがベータ版相当として位置づけられるようになっています。
付属のREADMEも一部更新されていたため、README日本語訳もあわせて更新を行いました。現時点では配布パッケージに含まれていませんが、下記よりバージョン0.2.0用のREADME日本語訳のファイル(README.ja)をダウンロードできます。
・ダウンロード:「Rfm 0.2.0 README日本語訳」
なお、Rfmをインストールするためには、Rubyのパッケージ管理ツールであるRubyGemsを利用できる環境が必要です。
(2007/07/12追記:タイトルを「Ruby FileMaker API 0.2.0」から「Rfm 0.2.0」に変更し、さらに「Ruby FileMaker API」を「Rfm」という表記に変更しました。)