FAMLog
FileMaker Server 17の新機能:セキュアデータベースフォルダ
May 22, 2019
FileMaker Server 17では、デフォルトデータベースフォルダとは別に、暗号化を強制するデータベースフォルダとしてセキュアデータベースフォルダが新設されています。
FileMaker Serverフォルダの直下にあるDataフォルダ内にあるDatabasesフォルダがデフォルトデータベースフォルダですが、そのDatabasesフォルダと同階層にあるSecureフォルダがセキュアデータベースフォルダです。
セキュアデータベースフォルダにファイルをアップロードするにはFileMaker Pro 17 Advanced以上が必要であり、セキュアデータベースフォルダはパスワードで保護された暗号化データベースファイルのみをホストします。なお、セキュアデータベースフォルダではサブフォルダはサポートされていません。
[関連]FileMaker 17 プラットフォームのその他の変更(FileMaker ナレッジベース)、データベースおよびバックアップフォルダ(FileMaker Server 17 ヘルプ)
FileMaker Server 17で使用状況ログを有効にする
September 25, 2018
FileMaker Server 17において、サーバーの使用状況ログを有効にするにはfmsadminコマンドを使用します。
[使用例]
fmsadmin enable serverstats
fmsadmin disable serverstats
fmsadminコマンドでサーバーの使用状況ログを有効化する場合は「fmsadmin enable serverstats」、サーバーの使用状況ログを無効化する場合は「fmsadmin disable serverstats」です。
サーバーの使用状況ログは、「FileMaker Server/Logs/」フォルダの「Stats.log」ファイルに記録されます。「Stats.log」ファイルのサイズがログファイルのサイズ制限に達すると、このファイルの名前が「Stats-old.log」に変更され、新しい「Stats.log」ファイルが作成されます。
[関連]サーバーの使用状況のログ(FileMaker Server 17 ヘルプ)、FileMaker Server 9の使用状況ログ(FAMLog)、FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console(FAMLog)
FileMaker Server 16の新機能:FileMaker WebDirectでPDFファイルの出力をサポート
November 21, 2017
FileMaker Server 16では、FileMaker WebDirectで[印刷]、[印刷設定]および[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用できるようになっています。
[印刷]スクリプトステップを用いてFileMaker WebDirectでPDFファイルを生成すると、新しいWebブラウザーのタブにPDFファイルが表示されます。PDFファイルを表示するには、Webブラウザーのポップアップブロックを無効にする必要があります。
FileMaker WebDirectで[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用すると、作成されたPDFファイルはWebブラウザーで設定されているダウンロードフォルダに保存されます。なお、[レコードを PDF として保存]スクリプトステップはモバイルデバイスではサポートされていません。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:サーバーサイドスクリプトでPDFファイルの出力が可能に(FAMLog)
INTER-Mediator 5.6を公開
June 23, 2017
INTER-Mediator 5.6を公開しました。同時に、バージョン5.6をベースにしたINTER-Mediator-Server VMもリリースしました。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。バージョン5.6では、スタイル設定を特にしなくても見栄えの良いページを作成できるようになり、 さらにページの見栄えを変更できるテーマ機能を新たに追加しました。公式にMariaDBをサポートするようになった他、 オプションとして提供されているAuth_Supportフォルダー内のPasswordResetフォルダーにあるresetpassword.phpにおけるXSS脆弱性も修正されています。
今回テーマ機能が新設されたことで、旧バージョンからバージョンアップする際には注意点があります。必ず事前に「バージョン移行ガイド」を参照するようにしてください。
fmsadminコマンドで最長呼び出しの使用状況ログに関する設定を変更する
February 03, 2017
FileMaker Server 15では、最長呼び出しの使用状況を記録できるオプション設定が新たに用意されましたが、その設定はAdmin Consoleだけでなくfmsadminコマンドでも変更できます。
[使用例]
fmsadmin enable topcallstats
fmsadmin disable topcallstats
fmsadminコマンドで最長呼び出しの使用状況ログを有効化する場合は「fmsadmin enable topcallstats」、最長呼び出しの使用状況ログを無効化する場合は「fmsadmin disable topcallstats」です。
最長呼び出しの使用状況ログは、「FileMaker Server/Logs/」フォルダのTopCallStats.logファイルに記録されます。TopCallStats.logファイルのサイズが、[データベースサーバー]>[ログ]タブで指定したログサイズに達すると、このファイルの名前がTopCallStats-old.logに変更され、新しいTopCallStats.logファイルが作成されるようになっています。
[関連]FileMaker Server 15の新機能:最長呼び出しの使用状況ログ(FAMLog)
FileMaker Server 15の新機能:最長呼び出しの使用状況ログ
January 17, 2017
FileMaker Server 15では、最長呼び出しの使用状況を記録できるオプション設定が新たに用意されています。
最長呼び出しの使用状況ログを記録するようにしていると、収集間隔中に最も長時間を要したクライアント要求(最大25件)に関する情報を取得できます。最長呼び出しの使用状況ログを有効にするには、FileMaker Server Admin Consoleの[データベースサーバー]>[ログ]タブで[最長呼び出しの使用状況]設定を有効にします。
最長呼び出しの使用状況ログは、「FileMaker Server/Logs/」フォルダのTopCallStats.logファイルに記録されます。
[関連]最長呼び出しの使用状況のログ(FileMaker ナレッジベース)
FAMLog News Archive:第75回 2016年冬号
November 28, 2016
■FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開(2016年11月)
FileMaker Server 15.0.2 アップデータが2016年9月に、FileMaker Server 15.0.3 アップデータが2016年11月に公開されました。FileMaker Server 15の最新版はバージョン15.0.3となっており、バージョン15.0.3ではFileMaker Server マシンの「Documents」フォルダおよびテンポラリフォルダの外部にあるファイルに対するユーザーアクセスの問題が修正されています。
[関連]FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
■米国およびカナダでFileMaker Cloudが発表(2016年9月)
FileMaker Cloudが2016年9月にFileMaker, Inc.から発表されました。FileMaker Cloudは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するクラウドサービスです。2016年11月現在、米国およびカナダでのみ利用可能となっており、日本では使用できません。
[関連]FileMaker Cloudが発表(FAMLog)
FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開
November 17, 2016
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 15.0.3 アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、バージョン15.0.1もしくはバージョン15.0.2のFileMaker Server 15をバージョン15.0.3に更新するものです。FileMaker Server 15.0.3には、セキュリティ更新、サードパーティ製コンポーネントの更新および不具合の修正が含まれています。セキュリティ修正の内容としては、FileMaker Server マシンの「Documents」フォルダおよびテンポラリフォルダの外部にあるファイルに対するユーザーアクセスの問題に対応したという説明となっています。
JavaについてはJava 8 Update 111に、OpenSSLについてはOpenSSL 1.0.2jに更新されます。バージョン15.0.3ではPHP 5.6がインストールされますが、OS X/macOSでPHP 5.6(5.6.24)を利用できるのはmacOS Sierraのみとなっており、OS X YosemiteもしくはOS X El Capitanを利用してPHP Web公開機能を使用している場合にはmacOS Sierraへのバージョンアップが推奨されます。なお、macOS Sierra 10.12にFileMaker Server 15.0.1をインストールしている場合は、FileMaker Serverをアンインストールしてから、アップデータソフトウェアではなくFileMaker Server 15.0.3 インストーラを使用する必要があります。
[関連]ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 15.0.3(FileMaker ナレッジベース)、Java 8 Update 111およびJava 8 Update 112が公開(FAMLog)
(2016/11/18追記:macOS Sierra 10.12上でFileMaker Server 15.0.2からFileMaker Server 15.0.3にアップデートした場合、FileMaker Server 15.0.3に同梱のPHP 5.6を使用するには、アップデート後に展開アシスタントを使用して再設定する必要があるのでご注意ください。)
FileMaker Server 15の新機能:fmsadmin CERTIFICATEコマンドの削除操作
November 04, 2016
FileMaker Server 15では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理する際に使用するfmsadminコマンドにおいて、CERTIFICATEコマンドでインポートした証明書を削除できるようになっています。
[使用例]
fmsadmin certificate delete
証明書の削除操作を実行した後、FileMaker Serverフォルダの直下にあるCStoreフォルダ内にFMS_Removedフォルダが作成され、プライベートキーファイル (serverKey.pem) とCSRファイル (serverRequest.pem) についてはファイル名にタイムスタンプが付加された上でFMS_Removedフォルダに移動します。
なお、変更内容を有効にするにはFileMaker Serverを再起動する必要があります。
[関連]カスタム SSL 証明書のインポート(FileMaker Server 15 ヘルプ)
FileMaker Server 15の新機能:Admin Console上での証明書署名要求 (CSR)の作成
June 21, 2016
FileMaker Server 15では、Admin Console上で証明書署名要求 (CSR)を作成できるようになっています。
バージョン12、13および14ではfmsadmin CERTIFICATEコマンドやopensslコマンドを使用してCSRを作成していましたが、バージョン15ではAdmin Console上で認証局に提出するCSRを作成できるようになりました。
FileMaker Server 15では、[データベースサーバー]>[セキュリティ]タブにおいて[要求の作成...]ボタンを押すとCSRファイル(serverRequest.pem)とプライベートキーファイル(serverKey.pem)を作成するダイアログボックスが表示されます。CSRファイルとプライベートキーファイルはFileMaker ServerのCStoreフォルダ内に作成されます。
[関連]FileMaker Server 14の新機能:Admin Console上でのSSLサーバー証明書のインポート(FAMLog)