FAMLog
Ruby 2.0.0-p0が公開
February 25, 2013
Ruby 2.0系列の安定版である「Ruby 2.0.0-p0」が2013年2月24日に公開されています。
Ruby 2.0.0では、キーワード引数やDTraceがサポートされ、デフォルトのスクリプトエンコーディングがUTF-8に変更されています。その他にも、Rubyへの要求の多様化・大規模化に対応するため、数多くの新機能や改良が加えられています。
Ruby 1.9からRuby 2.0への移行は、Ruby 1.8からRuby 1.9への移行より苦労する点は少ないものの、iconvが削除されている点や、ABI互換性がなくなっている点など、非互換がいくつか存在するので注意が必要です。
FileMaker Server 12の新機能:刷新されたWeb公開エンジン
January 17, 2013
FileMaker Server 12では、Web公開エンジンが刷新されており、Web公開機能が従来のバージョンより高速に動作するようになっています。
同時に複数のデータ処理をより効率的に行うことができるようになっているだけでなく、メモリー処理の効率も上がっており、パフォーマンスが最大65%向上しているとのことです。
ただし、バージョン12では、XMLクエリーコマンドと引数の構文や動作が一部変更されており、クエリーコマンドを解析する順序が大きく変更されている箇所があるので注意が必要です。
[関連]FileMaker Server 12 Advancedの新機能:カスタムWeb公開の同時接続上限数が200に(FAMLog)
FileMaker Pro 12の新機能:URLを使用した共有データベースのスクリプト実行
January 16, 2013
FileMaker Pro 12では、URLを使用してデータベースを開く際に実行したい共有ファイル内のスクリプトを指定できるようになっています。
FileMaker Go 1.1で実装されたFMP7Scriptプロトコルと同等の機能がFileMaker Proでも利用できるようになり、スクリプト実行の際にスクリプト引数やローカル変数を指定できます。
[書式]
[<][URL:]FMP://[[アカウント:パスワード@]ネットアドレス]/データベース名[?script=スクリプト名[¶m=スクリプト引数][&$variablename=値]][>]
※角括弧([ ])内の項目はオプションのパラメーターです。
[例]
FMP://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients
FMP://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients¶m=TopClients&$NumberToList=10
ただし、バージョン12ではURLの書式が「FMP7Script://」から「FMP://」に変更されており、FileMaker Go 12でもFMP7ScriptプロトコルではなくFMPプロトコルを使用する必要があるので注意が必要です。
FileMaker Pro 12の新機能:新しいレイアウト変数記号
August 16, 2012
FileMaker Pro 12では、取得関数をレイアウト変数記号として使用できるようになっています。
バージョン12のレイアウトモードでは、[挿入]メニューに[その他の記号...]メニュー項目が追加されています。このメニュー項目を選択すると、挿入するレイアウト変数記号を選択できます。使用可能なレイアウト変数記号はGet関数の引数と同じであり、レイアウト上では「{{アカウント名}}」という形式で表示されます。
なお、上記に伴い、日付、時刻、ユーザ名、ページ番号およびレコード番号のレイアウト変数記号がバージョン12で変更されています。
FileMaker Server 12で削除されたクエリーコマンドとクエリー引数
July 12, 2012
FileMaker Server 12ではWeb公開エンジンが刷新され、XML APIにおけるクエリーコマンドおよびクエリー引数を解析する順序が大きく変更されています。
バージョン12では一部のクエリーコマンドとクエリー引数が削除されています。削除されたクエリーコマンドとクエリー引数の一覧は下記の通りです。
・-process(クエリーコマンド)
・-encoding(クエリー引数)
・-grammar(クエリー引数)
・-stylehref(クエリー引数)
・-styletype(クエリー引数)
・-token.[文字列](クエリー引数)
なお、Web公開エンジンが刷新されたことで、これまでのバージョンと比較して処理速度が高速化されています。同時に複数のデータ要求を処理できるだけでなく、メモリー処理の効率も上がっており、パフォーマンスが最大65%向上しているとのことです。
[関連]FileMaker Server 12ではXSLTによるカスタムWeb公開機能は利用不可(FAMLog)
第64回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
October 27, 2010
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2010年10月16日に行われた第64回のイベントレポートが追加されており、FileMaker Pro 11のグラフ機能およびスクリプト引数に関する情報などが紹介されています。
次回は、「メニューとツールバーをカスタマイズしよう」というテーマで2010年11月17日(水)19:00-20:30に同イベントが開催される予定になっています。
-delete.relatedクエリー引数
January 08, 2010
FileMaker ServerのXMLおよびXSLTを使用したカスタムWeb公開において、ポータル内の関連レコードを削除するには「-delete.related」クエリー引数を使用します。
-delete.relatedクエリー引数は、-editクエリーコマンドのオプションで、FileMaker Server 9で新たに追加されたクエリー引数です。
削除対象のポータルレコードが含まれる親レコードをレコードIDで指定し、さらに関連テーブル名とそのテーブルにおけるレコードをIDを用いて削除対象のポータルレコードを指定します。
[使用例]
-db=employees&-lay=family&-recid=1001&-delete.related=dependents.3&-edit
なお、実際のシステムでこのクエリー引数を使用することは少ないものと思われますが、実際に利用する場合には、意図しないレコードの削除を防ぐために、-delete.relatedクエリー引数で指定するポータルレコードのレコードIDは慎重に指定するよう注意する必要があります。
[関連]FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版「3.3.27 ポータル内のレコードを削除する」(171ページ)
ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする
November 30, 2009
360Worksが配布している、無償で利用可能なFileMakerプラグインであるScriptMasterでは、任意のjar形式のファイルを読み込んで機能を拡張することが可能です。
ScriptMasterでjar形式のファイルをロードするには、ScriptMasterで用意されているSMLoadJar関数を使用します。
[使用例]
SMLoadJar( TO::ContainerField )
SMLoadJar関数の引数には、jarファイルを保存したオブジェクトフィールド、もしくはURLを指定します。
ScriptMasterを用いてJRubyを利用する場合には、http://www.jruby.org/downloadで配布されているファイル「jruby-complete-1.4.0.jar」(最新版のjarファイル)をダウンロードして、そのjarファイルをオブジェクトフィールドに保存した上で上記の関数を使用します。
(2009/12/01追記:本記事のタイトルを「ScriptMasterでjar形式のファイルをインポートする」から「ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする」に変更し、さらに本文中において「インポート」を「ロード」という表記に変更しました。)
第52回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
November 09, 2009
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2009年10月10日に行われた第52回のイベントレポートが追加されており、スクリプト引数やPHP Site AssistantのiPhone用テーマに関する情報などが紹介されています。
次回は、「FileMakerで「日付」をダイナミックに極める」というテーマで2009年11月14日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
第51回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
October 08, 2009
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2009年9月12日に行われた第51回のイベントレポートが追加されており、FileMaker Server用のプラグインであるSafetyNet、および標準機能だけで実現する画像とHTML処理に関する情報などが紹介されています。
次回は、「スクリプト引数自由自在」というテーマで2009年10月10日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。