FAMLog
Claris FileMaker Server 19.3.2の改善点:Claris FileMaker Admin API
September 02, 2021
2021年7月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.3.2では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡充されています。
FileMaker Server 19.3.1でClaris FileMaker Data APIで用いるストリーミングURLへのアクセスが制限されるようになっていましたが、バージョン19.3.2ではストリーミングURLのセキュリティ設定をFileMaker Admin APIもしくはfmsadminコマンドで変更・確認できるようになっています。
なお、2021年8月に公開したfmcsadmin 1.3.0では、FileMaker Server 19.3.2以降を利用している場合にgetコマンドおよびsetコマンドでストリーミングURLのセキュリティ設定を確認および変更できるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が開始(FAMLog)、2021年8月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)、fmcsadmin 1.3.0を公開(FAMLog)
Node.js v14.17.6とNode.js v12.22.6が公開
September 01, 2021
Node.js v14.17.6 (LTS)とNode.js v12.22.6 (LTS)が2021年8月末に公開されています。
Node.js v14.17.6とNode.js v12.22.6ではそれぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 19.3.2ではNode.js v14.16.1が使用されています。
PHP 7.3.30、PHP 7.4.23およびPHP 8.0.10が公開
August 27, 2021
PHP 7.3.30、PHP 7.4.23およびPHP 8.0.10が公開されています。
PHP 7.3.30、PHP 7.4.23およびPHP 8.0.10ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.3系列のアクティブサポートは2020年12月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2021年12月6日までの予定となっています。
なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
OpenSSL 1.1.1lが公開
August 25, 2021
OpenSSL 1.1.1lが公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1lでは、2点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-3711およびCVE-2021-3712)が修正されています。
OpenSSLは現在バージョン3.0系統の開発も進められており、バージョン1.1.1系統の次のバージョンはバージョン3.0になる予定となっています。なお、OpenSSL 1.1.0およびOpenSSL 1.0.2はサポートが終了しているため、現状はバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況です。
[関連]JVNVU#99612123: OpenSSL に複数の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
fmcsadmin 1.3.0を公開
August 17, 2021
fmcsadmin 1.3.0を公開しました。
fmcsadminはコマンドラインインターフェース(CLI)でClaris FileMaker Admin APIを手軽に操作できるようにするツールであり、Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。Claris FileMaker Server 18以降およびFileMaker Cloud for AWS 1.18に対応しており、ライセンスはMITライセンスです。
Appleシリコン搭載Mac、Ubuntu 18.04 LTSおよびFileMaker Server 19.3に対応したfmcsadmin 1.3.0では、FileMaker Server 19.3.1以降を利用している場合にデータベースファイルを取り除くREMOVEコマンドを利用できるようになっています。また、FileMaker Server 19.3.2以降を利用している場合に、Claris FileMaker Data APIでオブジェクトデータを要求する際に利用するストリーミングURLのセキュリティ設定を確認および変更できるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が開始(FAMLog)
Node.js v16.6.2、Node.js v14.17.5およびNode.js v12.22.5が公開
August 12, 2021
Node.js v16.6.2 (Current)、Node.js v14.17.5 (LTS)およびNode.js v12.22.5 (LTS)が公開されています。
Node.js v16.6.2、Node.js v14.17.5およびNode.js v12.22.5では、それぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、Claris FileMaker ServerやFileMaker Cloud for AWSのFileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、Claris FileMaker Server 19.3.2ではNode.js v14.16.1、FileMaker Cloud for AWS 1.18.1ではNode.js v8.9.4が使用されています。
Eclipse Temurin 8u302およびEclipse Temurin 11.0.12が公開
August 10, 2021
Eclipse Temurin 8u302およびEclipse Temurin 11.0.12が2021年8月上旬に公開されています。
Eclipse Temurinは、主要なマルチプラットフォームに対応しているOpenJDKディストリビューションの1つです。AdoptOpenJDKがEclipse Temurinとして刷新されましたが、Eclipse Temurin 8u302およびEclipse Temurin 11.0.12では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
Claris ナレッジベースの記事では、Oracle JREをアンインストールしてAdoptOpenJDKに移行する手順が記載されていますが、Claris FileMaker Serverのバージョンや使用しているオペレーティングシステムによって移行手順が異なります。OpenJDKへの移行方法の詳細についてはClaris ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server と Java - 概要(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Cloud 2.19.3.2の提供が開始
August 05, 2021
Claris FileMaker Cloud 2.19.3.2の提供が開始されています。
FileMaker Cloud 2.19.3.2では、Claris FileMaker Admin APIに追加されたコマンドを用いて、Claris FileMaker Data APIでオブジェクトデータを要求する際に利用するストリーミングURLのセキュリティ設定を確認および変更できるようになっています。
バージョン2.19.3.2では、データを外部ストレージにコピーするスクリプトスケジュールを実行すると、システムメモリの使用量が増加してFileMaker Cloudが応答しなくなることがあった問題の修正も行われています。
[関連]Claris FileMaker Cloud 2.19 リリースノート(Claris)、Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が開始(FAMLog)
PHP 7.4.22とPHP 8.0.9が公開
August 04, 2021
PHP 7.4.22とPHP 8.0.9が公開されています。
PHP 7.4.22とPHP 8.0.9では不具合の修正が行われています。PHP 7.3系列のアクティブサポートは2020年12月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2021年12月6日までの予定となっています。
なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Safari 14.1.2が公開
August 03, 2021
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 14.1.2が配布されています。
WebKitにおける複数の脆弱性が修正されたSafari 14.1.2は、macOS Mojave 10.14.6およびmacOS Catalina 10.15.7で利用できます。同時に公開されたmacOS Big Sur 11.5にもSafari 14.1.2が含まれています。
なお、macOS High Sierra 10.13用のSafari 14は提供されておらず、macOS Mojave以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]macOS Big Sur 11.5の提供が開始(FAMLog)