FAMLog
fmsadminコマンドでFileMaker Serverの検出設定を無効にする
January 25, 2022
バージョン19.2.1以降のClaris FileMaker Serverではfmsadminコマンドを使用してサーバーの検出設定を無効化できるようになっています。
macOSおよびWindows版のFileMaker Serverではサーバーの検出設定が有効になっていますが、fmsadminコマンドを使ってFileMaker Serverの検出設定を無効にするにはSETコマンドを使用します。
[使用例]
fmsadmin set serverprefs ServerDiscovery=false
なお、バージョン19.3.1以降のFileMaker ServerであればClaris FileMaker Admin APIを用いてサーバーの検出設定を無効化することも可能です。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の改善点:Claris FileMaker Admin API(FAMLog)
Contact Form 7 5.5.4が公開
January 20, 2022
Contact Form 7 5.5.4が公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。バージョン5.5.4では、SendinblueとConstant Contactのインテグレーションモジュールに対してダブルオプトイン機構が導入されています。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。
[関連]FMPress Formsを公開(FAMLog)
FAMLog News Archive:第94回 2021年冬号
January 19, 2022
■Claris FileMaker 19.4.2の提供が開始(2021年12月)
Claris FileMaker 19.4.2の提供が2021年12月に開始されました。バージョン19.4.2では、Claris FileMaker ServerにECC P-384 SSL証明書が使用されている場合にClaris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Goで完全修飾ドメイン名を使用してカスタム Appに安全に接続できない問題や、FileMaker Pro 19.4.1を使用してFileMaker ServerまたはClaris FileMaker Cloudで共有されているカスタム Appに接続した場合にレイアウトの表示に非常に時間がかかる問題などが修正されています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.2の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.4.2の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.4.2の提供が開始(FAMLog)
■FMPress Formsを公開(2021年12月)
WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインであるFMPress Formsを2021年12月に公開しました。ライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterであり、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
[関連]FMPress Formsを公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.4.1の新機能:macOS Montereyにおけるショートカットによるスクリプトの実行
January 17, 2022
Claris FileMaker Pro 19.4.1ではmacOS Montereyで利用できるようになったショートカットがサポートされるようになっています。
バージョン19.4.1では、Claris FileMaker Go 19と同様に、macOS Montereyで実装されたショートカットでFileMaker ProのFileMakerスクリプトを実行できるようになっています。ショートカットに登録することでSiriの音声コマンド経由でスクリプトを起動することも可能です。
なお、ショートカットでClaris FileMakerのスクリプトを実行させる場合には、FileMaker Pro 19で事前にスクリプトをショートカットに登録できるようにし、さらにfmurlscript拡張アクセス権を有効にしておく必要があります。
[関連]Claris FileMaker Go 19の新機能:Siri ショートカットのサポート(FAMLog)
Ruby on Rails 7.0が公開
January 13, 2022
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Rails 7.0が2021年12月中旬に公開されています。
バージョン7.0では、フロントエンド開発環境が刷新されてNode.jsが不要となる構成が標準となり、数多くの新機能が追加されています。先月下旬に公開されたRuby 3.1には、今月公開されたRuby on Rails 7.0.1で対応しています。
なお、バージョン7.0系統にバージョンアップを行う際には、アップグレードガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
[関連]Ruby 3.1.0が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.4.1の改善点:[FileMaker Data API を実行]スクリプトステップ
January 12, 2022
Claris FileMaker Pro 19.4.1では、[FileMaker Data API を実行]スクリプトステップでoffset.ポータル名およびlimit.ポータル名キーが新たにサポートされるようになっています。
これらのキーを用いることで関連レコードとして最初に表示するポータルレコードや関連レコードの最大数を指定することができ、ポータル名にはポータルのオブジェクト名もしくは関連テーブル名を指定します。
[FileMaker Data API を実行]スクリプトステップを使用することでFileMakerデータベース内に保存されているデータをJSON形式で取得できますが、サーバー製品で利用できるClaris FileMaker Data APIとは異なり、当該スクリプトステップは作成操作や更新操作はサポートされていません。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.1 アップデータが公開(FAMLog)
WordPress 5.8.3が公開
January 11, 2022
WordPress 5.8.3が公開されています。
WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。バージョン5.8.3では4件のセキュリティ脆弱性が修正されていて、WordPress 3.7以降の各バージョンも同時に更新および修正が行われています。
WordPressはバージョン5.9の開発も進められており、現在バージョン5.9 RC 1が公開されている状況です。なお、WordPress 5.9は今月下旬に公開される予定となっています。
[関連]FMPress Formsを公開(FAMLog)
2021年12月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
December 30, 2021
2021年12月18日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:FMPress Formsの紹介(PDF形式/ファイルサイズ:約2.1MB)
「Introducing_FMPress_Forms_202112.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
880a49b1f7786996efbfc19a17e98fb0d2d578eef705ee3f0b0505a9ef38d41a
■関連リンク
・FMPress Forms(株式会社エミック)
・FMPress Forms(WordPress プラグインディレクトリ)
・エミックラーニング(株式会社エミック)
・WordPress.org
・Contact Form 7
(2022年3月15日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
OpenSSL 1.1.1mおよびOpenSSL 3.0.1が公開
December 27, 2021
OpenSSL 1.1.1mおよびOpenSSL 3.0.1が2021年12月中旬に公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 3.0.1では1点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-4044)が修正されていますが、OpenSSL 3.0.1で修正された当該脆弱性はOpenSSL 1.1.1系列には影響はないとのことです。
なお、Claris FileMaker Pro 19.4.1およびClaris FileMaker Server 19.4.1では、使用されているOpenSSLのバージョンがバージョン1.1.1lに更新されています。
[関連]OpenSSL 3.0.0が公開(FAMLog)
Safari 15.2の提供が開始
December 24, 2021
セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 15.2の提供が2021年12月中旬に開始されています。
WebKitにおける複数の脆弱性が修正されたSafari 15.2は、macOS Big SurおよびmacOS Catalinaで利用できます。同時に公開されたmacOS Monterey 12.1にもSafari 15.2が含まれています。
なお、macOS Mojave 10.14用のSafari 15は提供されておらず、macOS Catalina以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]macOS Monterey 12.1の提供が開始(FAMLog)