FAMLog
Apache HTTP Server 2.4.51が公開
October 08, 2021
Apache HTTP Server 2.4.51が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.51では、Apache HTTP Server 2.4.49および2.4.50に存在していた脆弱性が修正されています。当該脆弱性はCVE-2021-41773の修正が不十分であったため発生した問題であるとのことです。
なお、Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアであり、macOS版およびLinux版のClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されています。
[関連]JVN#51106450: Apache HTTP Server におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache HTTP Server 2.4.50が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Cloud 2.19.3とGet(システムプラットフォーム)関数
October 07, 2021
Claris FileMaker Proの「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。
Claris FileMaker 19.3では、Get(システムプラットフォーム)関数の戻り値は下記のようになります。
・「1」:プラットフォームがmacOSである場合
・「-2」:プラットフォームがWindowsの場合
・「3」:プラットフォームがiOSまたはiPadOSの場合
・「4」:プラットフォームがClaris FileMaker WebDirectの場合
・「5」:プラットフォームがCentOS Linuxの場合
・「8」:プラットフォームがUbuntuの場合
2021年10月7日現在、バージョン2.19.3.201のClaris FileMaker CloudにおいてサーバーサイドスクリプトでGet(システムプラットフォーム)関数を実行すると、この関数の戻り値は「8」となります。この戻り値は、CentOS Linuxの代わりにUbuntuに対応するようになった、バージョン19.3のClaris FileMaker Server for Linuxの場合と同様です。
[関連]Claris FileMaker 19.3とGet(システムプラットフォーム)関数(FAMLog)、Claris FileMaker Cloud 2.19.3のオペレーティングシステムはUbuntu(FAMLog)
「Claris Engage Japan 2021」のご案内
October 05, 2021
2021年11月10日から11月12日までオンラインで開催される「Claris Engage Japan 2021」において1つセッションを担当します。
今回はスキルアップカテゴリのセッションでClaris FileMaker Server for Linuxについて紹介します。FileMaker CloudとFileMaker Serverの違いを解説しつつ、FileMaker Server for Linuxの概要や、Linuxサーバーを運用する上で知っておきたい基本について紹介します。参加無料および事前登録制ですので、是非ご登録の上ご視聴ください。
Claris Engage Japan 2021では、複数のチャンネルでスケジュールに沿って動画がオンラインで配信されます。開催期間は次の通りです。
Claris Engage Japan 2021
開催日:2021年11月10日(水)〜11月12日(金)
参加費:無料(事前登録制)
詳細:https://www.claris.com/ja/engage/
[関連]Claris Engage Japan 2021の事前登録受付が開始(FAMLog)
Safari 14.1.2の更新版が公開
September 17, 2021
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 14.1.2の更新版が配布されています。
macOS Mojave 10.14.6およびmacOS Catalina 10.15.7向けに配布されているSafari 14.1.2の更新版では、macOS Big Sur 11.6で修正されたWebKitの脆弱性(CVE-2021-30858)が修正されています。
なお、Safari 14.1.2は2021年7月に公開されていましたが、今回公開されたSafari 14.1.2の更新版では、ビルド番号がmacOS CatalinaのSafari 14.1.2では15611.3.10.1.7に、macOS MojaveのSafari 14.1.2では14611.3.10.1.7に変更されています。
[関連]macOS Big Sur 11.6の提供が開始(FAMLog)、Safari 14.1.2が公開(FAMLog)
Security Update 2021-005 Catalinaが公開
September 16, 2021
AppleからmacOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2021-005が公開されています。
macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2021-005ではCoreGraphicsのセキュリティ脆弱性が修正されています。当該脆弱性はすでに悪用されている可能性があることから、すべての対象ユーザーにアップデートを適用することが推奨されています。
なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3以降でmacOS Catalinaに対応していて、Claris FileMaker Server 19もmacOS Catalinaをサポートしています。
[関連]macOS Big Sur 11.6の提供が開始(FAMLog)
macOS Big Sur 11.6の提供が開始
September 15, 2021
AppleがmacOS Big Sur 11.6の提供を開始しています。
macOS Big Sur 11.6ではCoreGraphicsとWebKitのセキュリティ脆弱性が修正されています。当該脆弱性はすでに悪用されている可能性があることから、すべての対象ユーザーにアップデートを適用することが推奨されています。
Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応するようになっています。なお、Apple M1チップ上でPHPが動作しない状況が確認されていますが、回避策についてはClaris Knowledge Baseの記事で紹介されています。
[関連]iOS 14.8およびiPadOS 14.8の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.3.1の新機能:Windows版でMicrosoft Edge WebView2を搭載
September 10, 2021
Windows版のClaris FileMaker Pro 19.3.1では、WebコンテンツのレンダリングにInternet Explorerベースのエンジンの代わりに、Microsoft Edge WebView2を利用するようになっています。
Microsoft Edge WebView2の搭載により、Web標準に対するより良いサポートが提供されるようになり、Web ビューアで使用しているJavaScriptおよびCSSを簡略化できる可能性があります。
ただし、Web ビューアで使用している各種コードを変更・更新しなければならない場合があります。WindowsにおいてFileMaker Pro 19.2以前からバージョン19.3.1以降にバージョンアップする際にはその点に留意する必要があります。
[関連]Windows 版 Claris FileMaker Pro 19.3.1 における Microsoft Edge のサポートについて(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Pro 19.3.1 アップデータが公開(FAMLog)
curl 7.78.0が公開
September 06, 2021
curl 7.78.0が2021年7月下旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.78.0では5点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker Pro 19.3.1およびClaris FileMaker Server 19.3.1ではcurlが更新されており、curl 7.76.0が使用されるようになっています。
[関連]curl 7.76.0が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Cloud 2.19.3.2の改善点:Claris FileMaker Admin API
September 03, 2021
2021年8月に提供が開始されたClaris FileMaker Cloud 2.19.3.2では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡充されています。
FileMaker Cloud 2.19.3.1でClaris FileMaker Data APIで用いるストリーミングURLへのアクセスが制限されるようになっていましたが、バージョン2.19.3.2ではストリーミングURLのセキュリティ設定をFileMaker Admin APIで変更・確認できるようになっています。
なお、2021年8月に公開したfmcsadmin 1.3.0ではClaris FileMaker Server 19.3.2以降を利用している場合にストリーミングURLのセキュリティ設定を確認および変更できるようになっていますが、現時点ではfmcsadminはClaris FileMaker Cloud 2には対応していません。
[関連]Claris FileMaker Cloud 2.19 リリースノート(Claris)、Claris FileMaker Cloud 2.19.3.2の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.3.2の改善点:Claris FileMaker Admin API
September 02, 2021
2021年7月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.3.2では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡充されています。
FileMaker Server 19.3.1でClaris FileMaker Data APIで用いるストリーミングURLへのアクセスが制限されるようになっていましたが、バージョン19.3.2ではストリーミングURLのセキュリティ設定をFileMaker Admin APIもしくはfmsadminコマンドで変更・確認できるようになっています。
なお、2021年8月に公開したfmcsadmin 1.3.0では、FileMaker Server 19.3.2以降を利用している場合にgetコマンドおよびsetコマンドでストリーミングURLのセキュリティ設定を確認および変更できるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が開始(FAMLog)、2021年8月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)、fmcsadmin 1.3.0を公開(FAMLog)