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FileMaker Server 14の新機能:スタンバイサーバー

November 12, 2015

FileMaker Server 14では、ハードウェアやソフトウェアまたはネットワークの障害によって運用サーバーがデータベースをホストできなくなった場合に、運用サーバーを置き換えるスタンバイサーバーを設定できるようになり、可用性を向上させることができます。

スタンバイサーバーは、コマンドラインインタフェース(CLI)を使って設定し、管理します。メインサーバーが停止した場合、コマンドラインインターフェースで一連のコマンドを入力することでスタンバイサーバーに切り替わります。

スタンバイサーバーを設定するには、同じ構成の2台のサーバーマシンが必要です。2台のサーバーマシンは、オペレーティングシステムやFileMaker Serverのバージョン、インストールフォルダ、RAMサイズ、各種設定等を一致させる必要があります。

[関連]スタンバイサーバー - 概要(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 13の変更点:一部スクリプトステップにおけるデフォルトフォルダの場所

May 11, 2015

FileMaker Pro 13では、ホストされているデータベース上でファイルを作成するスクリプトを実行する際、パスと場所のデフォルトがドキュメントフォルダに設定されるように変更されています。

これは[レコードを PDF として保存]、[レコードを Excel として保存]、[レコードをスナップショットリンクとして保存]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップに影響します。

例えば、[レコードを PDF として保存]スクリプトステップの出力ファイルパスを「file:test.pdf」と指定した場合、OS Xで当該スクリプトステップを含むスクリプトを実行すると書類フォルダ直下にtest.pdfという名称のPDFファイルが出力されます。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 13の新機能:「始めましょう」ツアー

August 13, 2014

FileMaker Pro 13では、FileMaker Proの習得に役立つガイドツアーである「始めましょう」ツアーが製品マニュアルに新たに追加されています。

上記のガイドツアーを閲覧するには、[ヘルプ]メニューの[製品マニュアル]にある[「始めましょう」ツアー]を選択します。レコードの作成・編集・削除、データの検索やレコードのソート、レコードのインポート/エクスポート、グラフやレポートの作成等の操作方法を習得できます。カスタムソリューションの作成のためにFileMaker Proが提供する豊富な機能についても学習できます。

なお、ツアー中に変更を加えても、ドキュメントフォルダにある「FMP13 始めましょう.fmp12」ファイルを削除すれば最初からやり直すことができます。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 13v2 アップデータが公開

April 03, 2014

ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 13 および FileMaker Pro 13 Advanced v2 アップデータ」を公開しています。

このアップデータは、FileMaker Pro 13またはFileMaker Pro 13 Advancedをバージョン13.0v2に更新するものです。バージョン13.0v2では、FileMaker Proで利用できるFMPプロトコルの機能が拡張され、ユーザーのドキュメントフォルダにあるデータベースファイルを開いて任意のスクリプトを実行したり、すでに開いているファイルに対して任意のスクリプトを実行するよう指定できるようになっています。

また、FileMakerデータベース間のレコードのインポート時に、外部に格納された既存のオブジェクトを再利用して再インポートをスキップする[外部に格納されたオブジェクトを維持]オプションも追加されている他、不具合の修正も行われています。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 12の新機能:展開アシスタントの機能強化

June 21, 2013

FileMaker Server 12では、展開アシスタントで初期設定を行う際に、別のFileMaker Serverで出力したスケジュールとグループ設定ファイルをインポートできるようになっています。

さらに、バージョン12では、展開アシスタントによる設定が行われている際に進行状況の詳細が表示されるようになっています。

スケジュールとグループ設定ファイルを読み込む場合には、事前に移行前のサーバーと同一のフォルダ構造になっていることを確認し、データベースファイルを移行前のサーバーから新しいサーバーにコピーしておかなければいけないので、その点は注意する必要があります。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 12の新機能:fmsadmin BACKUPコマンドの-kオプション

June 03, 2013

FileMaker Server 12では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理する際に使用するfmsadminコマンドにおいて、BACKUPコマンドで-k(--keep)オプションを新たに利用できるようになっています。

BACKUPコマンドの-k(--keep)オプションでは、保存するバックアップの最大数を指定します。指定された保存先のフォルダにタイムスタンプ付きのサブフォルダ(例:2013-06-03_2240)が作成され、最大数に達すると古いフォルダが削除されていきます。

[使用例]
$ fmsadmin backup -k 3
$ fmsadmin backup --keep 0

値に0を指定した場合、タイムスタンプ付きのサブフォルダは作成されず、バックアップファイルが指定された保存先のフォルダ内に直接配置されます。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 12の新機能:FileMaker スクリプトエンジン

April 12, 2013

FileMaker Server 12では、データベースサーバーの内部構造が刷新されており、スクリプトやプラグインの処理を別プロセスとして実行するコンポーネントである「FileMaker スクリプトエンジン」が新たに用意されています。

バージョン12では、FileMaker Serverのサーバーサイドスクリプトおよびプラグインを実行するスクリプトエンジン(OS Xにおけるプロセス名はfmsased)だけでなく、ODBC/JDBCおよびプログレッシブバックアップも別プロセスとして実行されるようになっています。これにより各プロセスで万一障害が発生してもデータベースサーバーに影響することがなくなったため、データベースサーバーの安定性が向上しています。

なお、FileMakerのスクリプトを実行する際にFileMaker Serverでプラグインを使用できるようにするには、プラグインを所定のフォルダに保存し、Admin Consoleの[データベースサーバー]ペインにある[サーバープラグイン]タブ内で[FileMaker スクリプトエンジン (FMSE) によるプラグインの使用を有効にする]にチェックをつけます。

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2013-03-14-1 OS X Mountain Lion v10.8.3 and Security Update 2013-001

March 19, 2013

AppleからOS X Mountain Lion アップデート v10.8.3とSecurity Update 2013-001が公開されています。

Security Update 2013-001は、OS X Lion v10.7.5、OS X Lion Server v10.7.5、Mac OS X v10.6.8およびMac OS X Server v10.6.8用のものがそれぞれ用意されています。

このアップデートでは、OS X Lion以降においてSafariで[ダウンロード後、“安全な”ファイルを開く]設定を無効にしていない場合に、拡張子が「.jnlp」であるファイルが自動的に開かれないように変更されています。これはFileMaker Server Admin Consoleの利用手順に若干の影響を与える仕様変更であり、今後はダウンロードフォルダ内にある拡張子が「.jnlp」であるファイルを手動で開く必要があります。

Tag: Security

FileMaker Server 12の新機能:データベースファイルのダウンロード

January 24, 2013

FileMaker Server 12では、FileMaker Server Admin Consoleにデータベースファイルをダウンロードできる機能が追加されています。

バージョン9以降のFileMaker Serverでは、Admin Consoleのデータベースアップロードアシスタントを使用してデータベースファイルをサーバーに転送できますが、データベースファイルをダウンロードする機能はバージョン11までは用意されていませんでした。バージョン12では、閉じているデータベースであればデータベースファイルをAdmin Consoleでダウンロードできるようになっています。

なお、オブジェクトフィールドのオプションにおいて[オブジェクトデータを外部に保存]する設定を有効にしている場合には、データベースファイルを配置したフォルダ内にある「RC_Data_FMS」フォルダ内のオブジェクトデータを別途ダウンロードする必要があるので要注意です。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 12の新機能:プログレッシブバックアップ

January 07, 2013

FileMaker Server 12では、「プログレッシブバックアップ」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。

プログレッシブバックアップでは、最初にデータベースのフルバックアップが行われます。初回のフルバックアップが完了した後は、前回のバックアップ時以降に変更されたデータのみ内部的に新たに保存するようになっているため、従来から実装されているスケジュールバックアップに比べて短時間でバックアップ処理を実行できます。

現在のところ内部的に保存されている増分バックアップファイルを利用してデータベースを復元するツールは用意されておらず、プログレッシブバックアップが実行されるたびにデータベースファイルのフルコピーが都度生成され、2世代分のファイルのみ保存される仕様となっています。

上記のような仕様であることから、スケジュールバックアップの代替となるものではないため、スケジュールバックアップとプログレッシブバックアップは両方使用することが推奨されます。また、復元時には必ずファイルをコピーするようにして、プログレッシブバックアップフォルダに保存されているバックアップデータはそのままにしておくことが重要です。

(2022/05/27追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: FileMaker

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