FAMLog


FileMaker Pro 17 Advancedで取り除かれた機能

February 05, 2019

FileMaker Pro 17 Advancedでは一部の機能が削除されています。バージョン17で削除された機能の一覧は次の通りです。

・電子メール送信時における[複数の電子メール(対象レコード内の各レコードに 1 つ)]オプション選択時の[対象レコードでアドレスを収集]オプション
・LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)によるホストへの接続のサポート
・JPEG 2000、MacPaint、Photoshop、SGIおよびTGAイメージ形式のサポート
・OS X Elcapitan v10.11のサポート

なお、FileMaker Pro 17 Advancedでは、起動センターが[マイ App]ウインドウに置き換わっていて、旧バージョンでの[起動センターを開く]スクリプトステップはバージョン17では[マイ App を開く]スクリプトステップに、旧バージョンでの[共有ファイルを開く]スクリプトステップはバージョン17では[ホストを開く]スクリプトステップに変更されています。

[関連]FileMaker Pro 17 Advanced の新機能(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)、FileMaker Pro 16で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker Pro 16で取り除かれた機能(FAMLog)

Tag: FileMaker

INTER-Mediator 5.8を公開

November 13, 2018

INTER-Mediator 5.8を2018年11月上旬に公開しました。同時に、バージョン5.8をベースにしたINTER-Mediator-Server VMもリリースしました。

INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。バージョン5.8では、FileMaker Server 17のFileMaker Data APIに正式に対応しました。また、ネイティブ認証およびLDAP認証使用時の動作速度が大幅に改善され、定義ファイルでIS NULL演算子を指定できるようになっているほか、数多くの機能追加・改善および不具合修正が行われています。

旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前に「バージョン移行ガイド」を参照するようにしてください。

(2018/11/14追記:INTER-Mediator 5.8では、FileMaker Server使用時かつauthenticationキー内のtargetキーを使用している時に、レコードアクセスの制限が意図した通りに機能しない場合があるセキュリティ上の問題が修正されています。もしも上記の条件に該当する場合にはバージョンアップをお願いいたします。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:複数の電子メール添付ファイル

October 15, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、電子メールを送信するときに[ファイルを添付]オプションを使用して各メッセージに複数のファイルを添付できるようになっています。

電子メールで使用するデータのあるレコードを検索した後に[ファイル]メニューの[送信]>[メール...]を選択した後、あるいは[メールを送信]スクリプトステップのオプションを指定するダイアログボックスにおいて、[ファイルを添付]オプションをクリックするとメッセージに添付して送信するファイルを指定できます。

バージョン17では、該当する複数のファイルを検索して最初に特定できたファイルを添付するのではなく、指定したパスで見つけることができたすべてのファイルが添付されるように変更されています。

[関連]FileMaker Pro Advanced を使用した複数の電子メール添付ファイルのサポート(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:マスタ/詳細レイアウトのポータル

September 11, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、ポータルで現在の対象レコードにあるレコードを表示できるようになり、マスタ/詳細レイアウトを簡単に作成できるようになっています。

レイアウトのマスタ領域にある一覧から項目を選択すると、その項目の詳細情報が詳細領域に表示されるパターンのレイアウトを用意するにあたり、バージョン17では現在のテーブルのレコードを表示するポータルをマスタ領域として使用することができます。これにより、自己連結リレーションシップや追加のスクリプトを作成する必要がなくなっています。

マスタ/詳細レイアウトのポータルを作成するには、レイアウト上にポータルを設置し、[ポータル設定]ダイアログボックスの[レコードを表示:]で[現在のテーブル]を選択します。

[関連]マスタ/詳細レイアウトのポータルの作成(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:保存およびエクスポート用スクリプトステップの[ディレクトリの作成]オプション

August 22, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、レコードやデータを保存およびエクスポートする一部のスクリプトステップに[ディレクトリの作成]オプションが追加され、ファイルを出力する際にディレクトリを新規に作成できるようになっています。

バージョン17で[ディレクトリの作成]オプションが追加されたスクリプトステップの一覧は次の通りです。

・フィールド内容のエクスポート
・レコードのエクスポート
・レコードを Excel として保存
・レコードを PDF として保存
・レコードをスナップショットリンクとして保存
・名前を付けて保存

なお、FileMaker GoとFileMaker WebDirectでは、[ディレクトリの作成]オプションはサポートされていません。

Tag: FileMaker

FileMaker Cloud 1.17の改善点:fmi.filemaker-cloud.comサブドメインのSSLサーバー証明書を有効期限が切れる60日前から更新可能に

August 16, 2018

FileMaker Cloud 1.17では、90日間利用できる試用版のComodo SSL 証明書を有効期限が切れる60日前から更新できるようになっています。

FileMaker Cloudでは、90日間試用できるSSLサーバー証明書が提供されます。SSLサーバー証明書の試用期間終了後は、最初から付属していたデフォルトのSSLサーバー証明書を更新・購入してfmi.filemaker-cloud.comサブドメインを使い続けるか、もしくは独自ドメイン名で運用することになります。

デフォルトのSSLサーバー証明書を更新する場合は、FileMaker Storeで証明書を購入することができ、CSRファイルを生成したりDNSレコード情報を変更する手間は不要です。

[関連]FileMaker Cloud 1.17.0.77 リリースノート(FileMaker)、FileMaker Cloudでは90日間の評価用SSLサーバー証明書が付属(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:バージョン17で追加された関数一覧

June 13, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは新しい関数が追加され、iOSデバイスの指定されたセンサーの値を返す関数や、現在の対象レコード内でフォーカスがあるレコードを表す番号を返す関数、大きなUUID(Universally Unique Identifier)値を表す番号を返す関数が新設されています。

バージョン17で追加された関数一覧は次の通りです。

・Get(アクティブレコード番号)
・Get(UUID 番号)
・GetSensor

GetSensor関数を使用すれば、FileMaker Goを実行しているiOSデバイスのセンサーからバッテリーや傾き、速度、加速度、磁気、歩数、気圧などに関する情報を取得できます。

[関連]FileMaker Pro 16の新機能:バージョン16で追加された関数一覧(FAMLog)

Tag: FileMaker

FMDataAPI Ver.6が公開

February 19, 2018

新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン6を公開しています。

FMDataAPI Ver.6では、値が空であるレコードを作成できなかった不具合が修正されています。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16およびFileMaker Cloud 1.16では試用版として利用できる機能であり、2018年9月27日が試用期限となっています。FileMaker Data APIのライセンスモデルが将来導入される計画となっており、FileMaker Data APIを引き続き使用するには試用期間が終了する前にFileMakerプラットフォームの最新バージョンにアップグレードする必要があるとのことなので注意が必要です。

[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)(FAMLog)、FileMaker Data APIを使えるようにする(Blog by msyk)

Tag: FileMaker

FileMaker Cloud 1.16.0の新機能:PDFおよび印刷のサポート

December 06, 2017

2017年10月に発表されたFileMaker Cloud 1.16ではPDFおよび印刷のサポートが追加されています。

FileMaker Cloud 1.16では、FileMaker Server 16と同様に、FileMaker WebDirectで共有されているファイルで[印刷]、[印刷設定]および[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用できるようになっています。さらに、FileMaker スクリプトエンジンで[印刷設定]および[レコードを PDF として保存]スクリプトステップがサポートされるようになっています。

なお、FileMaker Cloud 1.16では、FileMaker Admin API (Trial)を使用することでサーバーサイドスクリプト実行用のスケジュールを作成できます。

[関連]FileMaker Server 16の新機能:サーバーサイドスクリプトでPDFファイルの出力が可能に(FAMLog)、FileMaker Server 16の新機能:FileMaker WebDirectでPDFファイルの出力をサポート(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 16の新機能:FileMaker WebDirectでPDFファイルの出力をサポート

November 21, 2017

FileMaker Server 16では、FileMaker WebDirectで[印刷]、[印刷設定]および[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用できるようになっています。

[印刷]スクリプトステップを用いてFileMaker WebDirectでPDFファイルを生成すると、新しいWebブラウザーのタブにPDFファイルが表示されます。PDFファイルを表示するには、Webブラウザーのポップアップブロックを無効にする必要があります。

FileMaker WebDirectで[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを使用すると、作成されたPDFファイルはWebブラウザーで設定されているダウンロードフォルダに保存されます。なお、[レコードを PDF として保存]スクリプトステップはモバイルデバイスではサポートされていません。

[関連]FileMaker Server 16の新機能:サーバーサイドスクリプトでPDFファイルの出力が可能に(FAMLog)

Tag: FileMaker

このページの上へ