FAMLog
Get(カスタムメニューセット名)関数
March 09, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(カスタムメニューセット名)関数」は、現在有効になっているカスタムメニューセットの名称を返します。
現在有効になっているメニューセットがカスタムメニューセットでない場合、すなわち[FileMaker の標準メニュー]が有効になっている場合、Get(カスタムメニューセット名)関数は空の文字列を返します。
なお、Get(カスタムメニューセット名)関数はバージョン8で追加された関数です。FileMaker WebDirectではこの関数はサポートされないため空の文字列を返します。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:設定支援インストールで起動時に開くカスタム Appを指定可能に
December 27, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、設定支援インストールを使用することでFileMaker Pro Advancedの起動時に開くカスタム Appを指定できるようになっています。
設定支援インストールを設定するには、作成したインストーラフォルダ内にある「Assisted Install.txt」ファイルを編集し、変更内容を標準テキストファイルとして保存します。登録ファイル「Assisted Install.txt」内の「AI_LAUNCH_CUSTOMAPP=」の後にファイルのパスを入力することで、FileMaker Pro 18 Advancedの起動時に開くファイルを指定できます。
パスはFileMaker固有の形式でローカルファイルまたは共有ファイルへの完全パスを指定する必要があります。また、file接頭語も完全パスでサポートされます。
[指定例]
filewin:/C:/Users/username/Documents/Launcher.fmp12
filemac:/Macintosh HD/Users/username/Documents/Launcher.fmp12
fmnet:/example.com/Launcher.fmp12
[関連]FileMaker Pro 18 Advanced ネットワークインストールセットアップガイド
FileMaker Cloud 2.18の新機能:OData(Open Data Protocol)
December 06, 2019
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker Cloud 2.18ではOData(Open Data Protocol)に新たに対応しています。
ODataはデータの照会および更新を行うためのRESTベースのプロトコルで、HTTP、Atom、XMLおよびJSONなどの標準化された技術で構成されています。ODataでは、バッチ、トランザクション、メタデータの作成およびテーブルの削除がサポートされています。FileMakerデータを操作するためのレイアウトは必要なく、さらに、データを操作するためにドライバなど追加のソフトウェアをクライアントにインストールする必要はありません。
データ転送量の上限についての扱いはFileMaker Data APIと同様であり、1ユーザあたり年間24GBです。追加のFileMakerデータ転送量はFileMaker Customer ConsoleやFileMaker Storeで購入可能となるようです。
[関連]FileMaker Cloud 2 の OData インターフェース(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Cloud 2.18 OData ガイド(Claris International Inc.)
Ruby 2.6.4、Ruby 2.5.6およびRuby 2.4.7が公開
August 29, 2019
Ruby 2.6.4、Ruby 2.5.6およびRuby 2.4.7が公開されています。
Ruby 2.6.4、Ruby 2.5.6およびRuby 2.4.7では、Rubyの標準添付ライブラリであるRDocに含まれるjQueryに存在していたクロスサイトスクリプティング脆弱性(CVE-2012-6708、CVE-2015-9251)が修正されています。
なお、2020年3月末頃を目処に、Ruby 2.4系列のセキュリティメンテナンスならびに公式サポートが終了する予定となっています。現在バージョン2.4系列以前を使用している場合には、早期にRuby 2.5系列以降に移行することが推奨される状況となっています。
FileMaker Go 17の新機能:キーボードショートカット
May 17, 2019
FileMaker Go 17ではキーボードショートカットを使用できるようになっています。
iOSデバイスに外部キーボードを接続している場合、またはiPad ProにSmart Keyboardを接続している場合、FileMaker Goでキーボードショートカットを使用できます。一般的なコマンドのショートカットの一覧を表示するには、キーボードのcommandキーを押したままにします。
なお、一部のキーボードショートカットおよびiOS標準キーボードショートカットでは、カスタムメニューに定義したキーボードショートカットが無視されます(詳細はFileMaker Go 17 ヘルプ、およびFileMaker Go 17 デベロップメントガイドを参照)。
[関連]FileMaker Go 17 ヘルプ(FileMaker)、FileMaker Go 17 デベロップメントガイド(FileMaker)
LibreSSL 2.9.1が公開
April 23, 2019
LibreSSL 2.9.1が公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.9は、これまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン2.9.1で安定版として配布されるようになっています。LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされ、1年間更新が行われるスケジュールになっています。
LibreSSL 2.9では、未実装だったOpenSSL 1.1 APIの実装が進められているほか、XChaCha20やXChaCha20-Poly1305などのサポートが追加されています。
RubyGems 2.7.9とRubyGems 3.0.3が公開
March 05, 2019
Rubyの標準添付ライブラリであるRubyGemsに複数の脆弱性(CVE-2019-8320、CVE-2019-8321、CVE-2019-8322、CVE-2019-8323、CVE-2019-8324、CVE-2019-8325)が発見され、各セキュリティ脆弱性が修正されたRubyGems 2.7.9およびRubyGems 3.0.3が公開されています。
現時点では、上記脆弱性の修正に対応したRubyはリリースされていませんが、RubyGemsを最新版(バージョン2.7.9もしくはバージョン3.0.3)に更新することによって各脆弱性が修正されます。
RubyGemsを更新するには以下のコマンドを実行します。
[実行例]
gem update --system
LibreSSL 2.8.3とLibreSSL 2.7.5が公開
December 26, 2018
LibreSSL 2.8.3とLibreSSL 2.7.5が2018年12月中旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.8.3にはPortSmash脆弱性(CVE-2018-5407)に対する影響低減策が追加されています。
現時点でのLibreSSLの最新安定バージョンはバージョン2.8.3です。LibreSSLはバージョン2.9系統の開発も進められており、今回同時に開発版のバージョン2.9.0が公開された次第です。
LibreSSL 2.8.2が公開
October 26, 2018
LibreSSL 2.8.2が2018年10月中旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.8は、これまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン2.8.2で安定版として配布されるようになっています。
LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされ、1年間更新が行われるスケジュールになっています。
curl 7.61.0が公開
July 18, 2018
curl 7.61.0が2018年7月中旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。バージョン7.61.0では、TLS 1.3に対応しているTLSライブラリを利用できる場合にTLS 1.3が標準で使用されるようになっている他、1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。これにより、REST APIを用いて各種WebサービスやアプリケーションにJSONデータを要求するHTTPリクエストを手軽に作成することが可能です。