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FileMaker Pro 16の新機能:[領域監視スクリプトを構成]スクリプトステップ

May 01, 2018

FileMaker Pro 16では、[領域監視スクリプトを構成]スクリプトステップが追加され、監視する領域にiOSデバイスが出入りするときに任意のスクリプトを実行できるようになっています。

具体的には、iOSデバイスが事前に設定したiBeaconに近づいたとき、もしくは事前に設定したジオフェンスに入ったときに自動的に任意の処理を実行できるようになっています。

定義されている領域にiOSデバイスが出入りするたびに、iOSからFileMaker Goに通知され、任意のスクリプトが実行されます。なお、通知されたときにFileMaker Goがバックグラウンドで実行されていた場合、FileMaker Goがフォアグラウンドに戻った後で通知を受け取るようになっています。

[関連]FileMaker 16の新機能 ジオフェンス機能:「領域監視」スクリプトと関数(イエスウィキャンのファイルメーカー情報)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 16の改善点:fmsadmin AUTORESTARTコマンド

March 01, 2018

FileMaker Server 16では、コマンドラインインターフェースでFileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定の確認や変更ができるようになっています。

fmsadminコマンドを使ってFileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定の確認および変更を行うには、AUTORESTARTコマンドを使用します。

[使用例]
$ fmsadmin autorestart fmse
Auto-restart of fmse is ON
$ fmsadmin autorestart fmse off
Auto-restart of fmse is OFF
$ fmsadmin autorestart fmse on
Auto-restart of fmse is ON

有効なフラグ(onあるいはoff)が指定されている場合、FileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定を有効化または無効化します。フラグが指定されていない場合には現在の自動再起動設定が表示され、特に設定を変更していなければ自動再起動設定は通常有効になっています。

自動再起動設定が有効になっている状態でFileMaker スクリプトエンジンが異常終了したり60秒を超えて応答しなくなった場合には、FileMaker スクリプトエンジンのプロセスが自動的に再起動されるようになっています。

[関連]FileMaker Server 11の新機能:fmsadmin AUTORESTARTコマンド(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 16 Advancedの改善点:データビューアの機能強化

January 16, 2018

FileMaker Pro 16 Advancedでは、フィールドや変数の値、計算式の結果を監視できる「データビューア」の機能が強化されています。

バージョン16では、データビューアの[式の編集]ダイアログボックスが改善されており、関数名のオートコンプリート機能を使用できるようになっている他、結果領域のサイズを変更できるようになっています。

さらに、[式の編集]ダイアログボックスにおいて、式の入力時に結果が自動的に更新されるようになっています。式の自動評価に長い時間がかかる場合は、[自動的に評価する]オプションの選択を解除してから、[評価]をクリックすることで結果を手動で更新することもできます。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 16の新機能:カード

October 18, 2017

FileMaker Pro 16では、親ウインドウに対してモーダルなウインドウであるカードを作成できるようになっています。

バージョン16では、[新規ウインドウ]スクリプトステップの[ウインドウスタイル]オプションに「カード」が追加されており、自動的にサイズが変更されてメイン画面上に適切に配置されるウインドウを簡単に作成できます。他のウインドウまたはファイルでの作業に影響を及ぼすことなく、ユーザーがメインウインドウに戻る前に処理を実行できるように誘導することができます。

なお、FileMaker WebDirectではカードウインドウスタイルはサポートされていません。

[関連]新規ウインドウ(FileMaker Pro 16 ヘルプ)

(2020/07/28追記:Claris FileMaker Server 19のClaris FileMaker WebDirectでカードウインドウスタイルがサポートされるようになっています。)

Tag: FileMaker

Get(タッチキーボード状態)関数

March 10, 2017

FileMaker ProのGet(タッチキーボード状態)関数は、タッチキーボードが必要時に自動的に表示されるように設定されているかどうかを示す数値を返します。

FileMaker GoとWindows 8以降において、この関数が返す値は次の通りです。

・「1」:タッチキーボードが有効にされている場合
・「0」:タッチキーボードが無効にされている場合

Windows 7、macOS、FileMaker WebDirect、サーバーサイドスクリプトおよびカスタムWeb公開ではこの関数はサポートされないため「0」が返されます。また、FileMaker Goでアクティブなフィールドがマスク付き編集ボックスである場合、この関数で返される値はタッチキーボード状態を示しません。これはFileMaker Goではマスク付き編集ボックスの場合、常にタッチキーボードが表示されるためです。

[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker Go 14の新機能:オンスクリーンキーボードの表示制御(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 15の新機能:ソフトウェア更新の簡略化

October 04, 2016

FileMaker Pro 15では、FileMaker Pro自体がアップデータをダウンロードし、アップデート処理を実行できるようになっています。

旧バージョンのFileMaker ProおよびFileMaker Pro Advancedでは、新たなバージョンの製品を利用できるようになると、アプリケーションからその旨が通知されていましたが、ダウンロードすべき適切なアップデータを自分で見つける必要がありました。

バージョン15ではその必要がなくなり、ボタンをクリックするだけで、製品自体が自動的にアップデータをダウンロードおよびインストールするように更新処理が簡略化されています。

[関連]FileMaker Pro クライアントの自動更新(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 15.0.2 アップデータが公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 15の新機能:バージョン15で追加された関数一覧

September 09, 2016

FileMaker Pro 15では新しい関数が追加され、iBeaconとiOSデバイスへの近接の一覧を返す関数が新設されています。

バージョン15で追加された関数一覧は次の通りです。

・RangeBeacons

iBeaconは、モバイルアプリに物理的なビーコンからの信号を受信させ、そのビーコンに適切に反応させるAppleの技術です。RangeBeacons関数はFileMaker Go 15で利用することができ、商品が販売されている場所に近づいたときの商品説明情報を自動的に表示させる用途やセルフガイドツアーなどに使用できます。

[関連]FileMaker Pro 15 - 新しい計算関数 - RangeBeacons(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加された関数一覧(FAMLog)

Tag: FileMaker

Windows 10 Anniversary Updateが提供開始

August 05, 2016

Windows 10 Anniversary Updateの提供が開始されています。

Windows 10 Anniversary Updateは、新たにWindows Ink ワークスペースを搭載し、Windows 10のパーソナルアシスタントであるCortanaも強化され、Microsoft Edgeはより高速で使いやすく電力効率も良くなるように改善されています。Windows Subsystem for Linuxのベータ版も含まれており、Windows 10上でLinux環境がそのまま動作する「Bash on Ubuntu on Windows」も開発者向けに利用できるようになっています。

Windows 10で更新プログラムが自動で適用されるように設定していれば、Windows Updateを通じて自動的にWindows 10 Anniversary Updateがインストールされるようになっています。また、Windows Updateを通じて更新プログラムを手動で入手することも可能です。

[関連]Windows 10 Anniversary Update の入手方法(Windows Blog for Japan)

Tag: Windows

FileMaker Pro 15の新機能:スクリプトエラーの強調表示

July 29, 2016

FileMaker Pro 15では、スクリプトの問題をチェックすることができ、発見された問題がスクリプト編集パネルで強調表示されるようになっています。

スクリプトワークスペースで問題のある箇所のテキストは、[スクリプトワークスペース設定]にある[構文の色]タブの[問題]で設定されている色で行が強調表示され、簡単に識別できるようになっています。すべての問題を検出できるわけではありませんが、スクリプトをインポートまたは貼り付け(ペースト)すると自動的に問題がチェックされます。

なお、スクリプトを作成しながら問題がないか確認するには、スクリプト編集パネルのタブを右クリックして[問題をチェック]を選択します。

[関連]スクリプトワークスペースの構文エラーの色設定(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker 15に対応した日本語版のFileMaker Training Series: 応用編

July 27, 2016

ファイルメーカー社がFileMaker 15 プラットフォームに対応した公式トレーニングカリキュラムである「FileMaker Training Series: 応用編」(日本語版)の販売を2016年6月に開始しています。

FileMaker Training Series: 応用編では、インターフェースデザイン、自動化、セキュリティなどのトピックが包括的に取り上げられています。中級から上級レベルのFileMakerソリーション開発者向けの内容となっており、FileMakerプラットフォームを使ってカスタムAppを開発するために必要不可欠な知識を習得することができます。また、学習効果を高めるデモファイルや演習も含まれています。

FileMaker Storeでの販売価格は、ダウンロード版(PDF形式)が税別2,200円、冊子版が税別4,000円です。FileMaker Training Series: 応用編はiBooks Storeでも購入可能で、iBooks Storeでの価格は2,200円です。

[関連]FileMaker 15に対応した日本語版のFileMaker Training Series: 基礎編が提供開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

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