FAMLog
curl 7.73.0が公開
October 14, 2020
curl 7.73.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。バージョン7.73.0では不具合の修正や機能追加が行われており、セキュリティ修正は含まれていません。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker 19の[URL から挿入]スクリプトステップでは、--cert-type、--cert(-E)、--key-type、--key、--passおよび--version(-V)オプションが新たに利用できるようになっています。
Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38ではセキュリティ脆弱性が修正済み
October 13, 2020
Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38ではHTTP/2使用時のセキュリティ脆弱性(CVE-2020-13943)が修正されています。
Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38が公開されたのは先月中旬ですが、上述の修正に関する情報は今月中旬になって公開されました。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.39です。なお、Claris FileMaker Server 19.0.1やFileMaker Server 18.0.4ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 8.5.46が使用されています。
[関連]Apache Tomcat 7.0.106、Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38が公開(FAMLog)
Ruby 2.7.2が公開
October 05, 2020
Ruby 2.7.2が公開されています。
Rubyに標準添付されているWebrickの脆弱性(CVE-2020-25613)が修正されているRuby 2.7.2には、deprecetedカテゴリの警告についての意図的な非互換が含まれています。バージョン2.7.2以降ではdeprecatedカテゴリの警告はデフォルトの状態で出力が抑制されるようになっています。
なお、2020年3月31日をもってRuby 2.4系列の公式サポートが終了しています。バージョン2.4のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.4系列に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。
PHP 7.2.34、PHP 7.3.23およびPHP 7.4.11が公開
October 02, 2020
PHP 7.2.34、PHP 7.3.23およびPHP 7.4.11が公開されています。
PHP 7.2.34、PHP 7.3.23およびPHP 7.4.11ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.1系統の保守は2019年12月1日に終了しており、今後はバージョン7.2系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
PHPはバージョン8.0系統の開発も進められており、現在バージョン8.0.0 Release Candidate 1が公開されている状況です。
(2022/01/11追記:「バージョンPHP 8.0.0 Release Candidate 1」を「バージョン8.0.0 Release Candidate 1」に変更・修正しました。)
Apache Tomcat 7.0.106、Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38が公開
September 28, 2020
Apache Tomcat 7.0.106、Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38が2020年9月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 7.0.106、Apache Tomcat 8.5.58およびApache Tomcat 9.0.38では、Tomcat Native Libraryがバージョン1.2.25に更新されており、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.38です。なお、Claris FileMaker Server 19.0.1やFileMaker Server 18.0.4ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 8.5.46が使用されています。
APPLE-SA-2020-09-24-1 macOS Catalina 10.15.6 Supplemental Update, Security Update 2020-005 High Sierra, Security Update 2020-005 Mojave
September 25, 2020
macOS Catalina 10.15.7とSecurity Update 2020-005(macOS Mojave 10.14.6用ならびにmacOS High Sierra 10.13.6用)が公開されています。
上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれていますが、macOS Sierra用のアップデートは用意されていません。
なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3以降でmacOS Catalinaに対応しており、macOS版のClaris FileMaker Server 19はmacOS Catalina 10.15とmacOS Mojave 10.14をサポートしています。
(2020/09/27追記:「macOS Catalina 10.15.6」を「macOS Catalina 10.15.7」に変更、修正しました。)
OpenSSL 1.1.1hが公開
September 24, 2020
OpenSSL 1.1.1hが公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1hには特にセキュリティ上の修正は含まれていないとのことです。
OpenSSLは現在バージョン3.0系統の開発も進められており、バージョン1.1.1系統の次のバージョンはバージョン3.0になる予定となっています。なお、バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了したので、今後はバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況です。
[関連]OpenSSL 1.0.2系統における暗号通信を解読可能な脆弱性(FAMLog)
APPLE-SA-2020-09-16-5 Xcode 12.0
September 23, 2020
AppleからXcode 12.0が2020年9月中旬に公開されています。
Xcode 12.0には、iOS 14、iPadOS 14、tvOS 14、watchOS 7およびmacOS Catalina用のSDKが含まれており、Swift 5.3が同梱されています。また、複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
Xcode 12.0はApp Storeもしくはhttps://developer.apple.com/xcode/downloads/から入手可能で、動作条件としてmacOS Catalina 10.15.4以降が必要です。
APPLE-SA-2020-09-16-3 Safari 14.0
September 18, 2020
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 14が配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 14は、macOS Mojave 10.14およびmacOS Catalina 10.15で利用できます。Adobe Flashへの対応が撤廃されたSafari 14はmacOS Big Surにも搭載される予定となっています。
なお、今回macOS High Sierra 10.13用のSafari 14が提供されていないことから、実質的にmacOS Mojave 10.14以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
PHP 7.3.22とPHP 7.4.10が公開
September 03, 2020
PHP 7.3.22とPHP 7.4.10が公開されています。
PHP 7.3.22とPHP 7.4.10では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。PHPはバージョン8.0系統の開発も進められており、現在バージョン8.0.0 Beta 3が公開されている状況です。
なお、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
(2022/01/11追記:「バージョンPHP 8.0.0 Beta 3」を「バージョン8.0.0 Beta 3」に変更・修正しました。)