FAMLog
Security Update 2022-001 Catalinaの提供が開始
February 01, 2022
macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2022-001の提供が2022年1月下旬に開始されています。
macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2022-001には複数のセキュリティ脆弱性が修正されており、悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得されて任意のコードを実行される可能性がある問題や、悪意のあるアプリケーションがプライバシーの環境設定を回避する可能性がある問題などが修正されています。
なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3以降でmacOS Catalinaに対応していて、Claris FileMaker Server 19もmacOS Catalinaをサポートしています。
[関連]macOS Monterey 12.2の提供が開始(FAMLog)、macOS Big Sur 11.6.3の提供が開始(FAMLog)
macOS Big Sur 11.6.3の提供が開始
January 31, 2022
macOS Big Sur 11.6.3の提供が開始されています。
macOS Big Sur 11.6.3では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、すでに悪用された可能性のある脆弱性も修正されていることから、macOS Big Surを使用している場合にはアップデートを適用することが推奨されます。
なお、Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応するようになっています。
[関連]macOS Monterey 12.2の提供が開始(FAMLog)
macOS Monterey 12.2の提供が開始
January 28, 2022
macOS Monterey 12.2の提供が開始されています。
macOS Monterey 12.2では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。macOS Montereyに対応しているMacは、MacBook(Early 2016以降)、MacBook Air(Early 2015以降)、MacBook Pro(Early 2015以降)、Mac mini(Late 2014以降)、iMac(Late 2015以降)、iMac Pro(2017以降)およびMac Pro(Late 2013以降)です。
Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.4.1以降で正式にmacOS Montereyに対応するようになっています。なお、macOS版のFileMaker Server 19.4.1以降では新規インストール時にPHPがインストールされなくなっている点に留意する必要があります。
(2022/01/31追記:すでに悪用された可能性のある脆弱性も修正されていることから、macOS Montereyを使用している場合にはmacOS Monterey 12.2にアップデートすることが推奨されます。)
WordPress 5.9が公開
January 26, 2022
WordPress 5.9が公開されています。
WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。バージョン5.9では、フルサイト編集を利用できるようになっており、新しいデフォルトテーマとしてブロックテーマであるTwenty Twenty-Twoが導入されています。その他にも数多くの新機能が追加されています。
なお、FMPress FormsはWordPress 5.9と互換性があることを検証済みです。FMPress Formsを使用すれば、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。
fmsadminコマンドでFileMaker Serverの検出設定を無効にする
January 25, 2022
バージョン19.2.1以降のClaris FileMaker Serverではfmsadminコマンドを使用してサーバーの検出設定を無効化できるようになっています。
macOSおよびWindows版のFileMaker Serverではサーバーの検出設定が有効になっていますが、fmsadminコマンドを使ってFileMaker Serverの検出設定を無効にするにはSETコマンドを使用します。
[使用例]
fmsadmin set serverprefs ServerDiscovery=false
なお、バージョン19.3.1以降のFileMaker ServerであればClaris FileMaker Admin APIを用いてサーバーの検出設定を無効化することも可能です。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の改善点:Claris FileMaker Admin API(FAMLog)
PHP 8.0.15とPHP 8.1.2が公開
January 24, 2022
PHP 8.0.15とPHP 8.1.2が公開されています。
PHP 8.0.15とPHP 8.1.2では不具合の修正が行われています。PHP 7.4系列のアクティブサポートは2021年11月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2022年11月28日までの予定となっています。
なお、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Node.js v16.13.2、Node.js v14.18.3およびNode.js v12.22.9が公開
January 21, 2022
Node.js v16.13.2 (LTS)、Node.js v14.18.3 (LTS)およびNode.js v12.22.9 (LTS)が2022年1月中旬に公開されています。
Node.js v16.13.2、Node.js v14.18.3およびNode.js v12.22.9では、それぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 19.4.2ではNode.js v14.18.1が使用されています。
Contact Form 7 5.5.4が公開
January 20, 2022
Contact Form 7 5.5.4が公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。バージョン5.5.4では、SendinblueとConstant Contactのインテグレーションモジュールに対してダブルオプトイン機構が導入されています。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。
[関連]FMPress Formsを公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.4.1の新機能:macOS Montereyにおけるショートカットによるスクリプトの実行
January 17, 2022
Claris FileMaker Pro 19.4.1ではmacOS Montereyで利用できるようになったショートカットがサポートされるようになっています。
バージョン19.4.1では、Claris FileMaker Go 19と同様に、macOS Montereyで実装されたショートカットでFileMaker ProのFileMakerスクリプトを実行できるようになっています。ショートカットに登録することでSiriの音声コマンド経由でスクリプトを起動することも可能です。
なお、ショートカットでClaris FileMakerのスクリプトを実行させる場合には、FileMaker Pro 19で事前にスクリプトをショートカットに登録できるようにし、さらにfmurlscript拡張アクセス権を有効にしておく必要があります。
[関連]Claris FileMaker Go 19の新機能:Siri ショートカットのサポート(FAMLog)
Ruby on Rails 7.0が公開
January 13, 2022
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Rails 7.0が2021年12月中旬に公開されています。
バージョン7.0では、フロントエンド開発環境が刷新されてNode.jsが不要となる構成が標準となり、数多くの新機能が追加されています。先月下旬に公開されたRuby 3.1には、今月公開されたRuby on Rails 7.0.1で対応しています。
なお、バージョン7.0系統にバージョンアップを行う際には、アップグレードガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
[関連]Ruby 3.1.0が公開(FAMLog)