FAMLog


macOS版FileMaker Server 17の動作環境

May 31, 2018

macOS版のFileMaker Server 17はmacOS High Sierra 10.13とmacOS Sierra 10.12をサポートしています。

OS X El Capitan v10.11はサポートされておらず、RAMの最低要件はバージョン16と同様に8GBであり、要求されるハードウェアの必要条件はFileMaker Server 16と同じです。

バージョン15以前ではFileMaker WebDirectのクライアント数が7以上の場合にはサーバーを2台構成にすることが推奨されていましたが、バージョン17ではバージョン16と同様にFileMaker WebDirectのクライアント数が101以上の場合にサーバーを複数台構成にすることが推奨されています。ただし、接続数の上限は、ハードウェアの構成やアプリケーションの設計、オペレーティングシステム、ライセンス契約によって制限される可能性があります。

[関連]macOS版FileMaker Server 16の動作環境(FAMLog)、FileMaker Serverの運用環境としてOS X El Capitan v10.11がサポート対象外に(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Go 15の提供終了予定日

May 29, 2018

FileMaker Go 15は2018年9月21日にApp Storeから削除される予定となっています。

FileMaker Go 15はFileMaker Server 13に接続できますが、FileMaker Go 16やFileMaker Go 17はFileMaker Server 13に接続できません。FileMaker Server 13を利用している場合には、削除されるまでにApp StoreからFileMaker Go 15をダウンロードしておく必要がありますが、FileMaker 13 プラットフォームは2017年9月にメーカーサポートが終了しています。

なお、セキュリティやiOSの互換性に関する問題により、FileMaker Go 15が予定よりも早くApp Storeから削除される可能性もあるとのことです。

[関連]サポート対象製品(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Go 15 の動作環境(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

PHP 7.1.18とPHP 7.2.6が公開

May 28, 2018

PHP 7.1.18PHP 7.2.6が公開されています。

PHP 7.1.18とPHP 7.2.6では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。

なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

FileMaker Pro 17 AdvancedはFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲

May 24, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedのデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。

同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、FileMaker Pro 17 AdvancedおよびFileMaker Go 17はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。

ただし、FileMaker Pro 17 Advancedでは新しい機能や関数が追加されています。FileMaker 17の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12、13、14、15および16)で開いた場合には、適切に動作しない部分が出てくる場合があるので注意が必要です。

[関連]FileMaker Pro ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 17でサポートされるクライアントアプリケーション

May 23, 2018

FileMaker Server 17でサポートされているクライアントアプリケーションには、以下のものがあります。

・FileMaker Pro(バージョン16および15)
・FileMaker Pro Advanced(バージョン17、16および15)
・FileMaker Go(バージョン17、16および15)
・iOS App SDK(バージョン17、16および15)を使用して作成されたiOSアプリケーション
・FileMaker WebDirect、カスタムWeb公開 with PHP、およびカスタムWeb公開 with XMLを使用したFileMaker Server Web 公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebユーザー
・FileMaker Data APIを使用して共有ソリューションのデータにアクセスするWebブラウザーまたはアプリケーション
・FileMaker クライアントドライバを使用するFileMaker ODBCおよびJDBCクライアント

FileMaker 17 プラットフォームの発売に伴い、新しくFileMaker ユーザライセンスプログラムが導入されています。FileMaker ボリュームライセンスプログラムは、2018年5月にFileMaker ユーザライセンスプログラムに移行されているので、FileMaker 17にバージョンアップする際には注意が必要です。FileMaker ユーザライセンス以外のオプションとして、同時接続ライセンスおよびサイトライセンスも引き続き提供されています。

なお、FileMaker Server 17でカスタムWeb公開(CWP)およびODBC/JDBCを利用する場合には接続ライセンスは不要です(2018年5月現在)。

[関連]FileMaker Server 16でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化

May 22, 2018

FileMaker 17 プラットフォームではFileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化されています。

FileMaker Pro Advancedには、より迅速に、より効率的に開発するのに役立つ多くの機能が搭載されています。新しいバージョンのFileMaker Proは提供されないため、バージョン17の新機能を利用したい場合にはFileMaker Pro Advancedを利用する必要があります。FileMaker Pro 17 Advancedのアップグレード版は22,800円(税別)に値下げされていますが、FileMaker Pro 17 Advanced フルバージョンの価格は57,600円(税別)であり、FileMaker Pro 16の38,000円(税別)と比較すると、新規個人ユーザーにとっては値上げとなっています。

なお、FileMaker Pro Advancedに含まれる高度なツール(Developer ユーティリティ、データベースデザインレポート機能、スクリプトデバッガ、データビューア、カスタムメニュー機能、カスタム関数ユーティリティ等)を使用するには、[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にFileMaker Pro Advancedを再起動する必要があります。

Tag: FileMaker

CakePHP 2.10.10が公開

May 17, 2018

CakePHP 2.10.10が2018年5月中旬に公開されています。

CakePHP 2.10.10は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、バーチャルフィールドでDboSource::expression()を利用できるようになった他、ルクセンブルク語がサポートされるようになっています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。

Tag: Apache

FileMaker Server 16の新機能:fmsadmin WPEコマンド

May 15, 2018

FileMaker Server 16では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにWPEコマンドを利用できるようになっています。

WPEコマンドを使うことで、ワーカーマシンの追加や削除、および一覧を表示することができます。

[使用例]
$ fmsadmin wpe add 192.168.1.15 192.168.1.16
$ fmsadmin wpe list
$ fmsadmin wpe remove 192.168.1.16 -y -u USERNAME -p PASSWORD
WPE Removed: 192.168.1.16

なお、ワーカーマシンを追加するADDコマンドはワーカーマシン上で実行する必要があり、ワーカーマシンの一覧を表示するLISTコマンドとワーカーマシンを削除するREMOVEコマンドはマスターマシン上で実行する必要があります。

[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker WebDirectで500同時接続をサポート(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 16の変更点:Windows版におけるオブジェクトの座標

May 14, 2018

Windows版のFileMaker Pro 16では、マルチドキュメントインターフェース(MDI)からシングルドキュメントインターフェース(SDI)に変更されたことに伴い、GetLayoutObjectAttribute関数で取得できるオブジェクトの座標が変更されています。

FileMaker Pro 15以前では、起点の座標はFileMaker Proメニューバーもしくは表示されている場合はツールバーの左下端までの相対距離で示されていました。バージョン16では、メイン画面のデスクトップ領域の左上端までの相対距離に変更されています。GetLayoutObjectAttribute関数で影響を受ける属性は、bounds、left、right、top、bottom、startPointおよびendPointです。

なお、Windows版のFileMaker Pro 16では、GetLayoutObjectAttribute関数だけでなく次の取得関数の動作が旧バージョンと異なる場合があります。

・Get (ウインドウ左位置)
・Get (ウインドウ上位置)
・Get (ウインドウデスクトップ幅)
・Get (ウインドウデスクトップ高さ)

[関連]FileMaker Pro 16の改善点:Windows環境で一新されたユーザーインターフェース(FAMLog)、マルチドキュメントインターフェース (MDI) とシングルドキュメントインターフェース (SDI) の概要(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

CentOS Linux 7.5.1804が公開

May 11, 2018

CentOS Linux 7.5.1804が公開されています。

CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 7.5.1804はRed Hat Enterprise Linux 7.5に対応するバージョンとなっています。

FileMaker CloudのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker CloudではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud 1.16.1ではCentOS Linux 7.4.1708が使用されています。

[関連]FileMaker CloudのオペレーティングシステムはCentOS(FAMLog)

Tag: Linux

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