FAMLog
FileMaker Pro 16の改善点:設定可能なファイルキャッシュサイズの拡大
May 10, 2018
FileMaker Pro 16では、設定できるファイルキャッシュのサイズが2048MBに拡大されています。
FileMaker Proでは作業時に行った変更は自動的に記憶され、変更内容は一時的にキャッシュとしてRAM(メモリー)上に保存されます。キャッシュのサイズは、[環境設定]ダイアログボックスの[メモリ]タブにある[ファイルキャッシュの変更]で変更します。ファイルキャッシュのサイズ変更を反映させるには、FileMaker Proを一度終了してから再起動する必要があります。
バージョン15で設定できるファイルキャッシュのサイズは64MBから512MBまでの範囲でしたが、バージョン16では64MBから2048MBまでの範囲に拡大されています。
[関連]環境設定: メモリ(FileMaker Pro 16 ヘルプ)
PHP 5.6.36、PHP 7.0.30、PHP 7.1.17およびPHP 7.2.5が公開
May 09, 2018
PHP 5.6.36、PHP 7.0.30、PHP 7.1.17およびPHP 7.2.5が2018年4月下旬に公開されています。
PHP 5.6.36、PHP 7.0.30、PHP 7.1.17およびPHP 7.2.5ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
LibreSSL 2.7.3が公開
May 08, 2018
LibreSSL 2.7.3が公開されています。
LibreSSL 2.7.3では不具合の修正が行われています。LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。
現時点でのLibreSSLの最新安定バージョンはバージョン2.7.3であり、LibreSSLはバージョン2.8系統の開発が今後進められる予定となっています。
FileMaker Pro 16の新機能:FileMaker プラグイン SDKで外部スクリプトステップをサポート
May 02, 2018
FileMaker Pro 16では、FileMaker プラグイン SDKで外部スクリプトステップがサポートされ、プラグインによって提供される外部スクリプトステップを新たに使用できるようになっています。
プラグインによって提供されるスクリプトステップを使用するには、スクリプトワークスペースでスクリプトステップの一覧をカテゴリ順にソートし、プラグイン名の下にあるスクリプトステップを選択します。
なお、プラグインを使用するには、プラグインがインストールされていて有効になっている必要があります。
[関連]FileMaker Pro の外部スクリプトステップの概要(FileMaker ナレッジベース)
APPLE-SA-2018-04-24-2 Security Update 2018-001
April 26, 2018
AppleからmacOS High Sierra 10.13.4用のSecurity Update 2018-001が公開されています。
上記のアップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれており、権限の昇格が可能となるCrash Reporterのセキュリティ脆弱性と、UIの偽装が可能となるLinkPresentationのセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、FileMaker Serverはバージョン16とバージョン15がmacOS High Sierraと互換性があり既知の問題はないと案内されていますが、FileMaker Server 14はmacOS High Sierraには対応していません。
FileMaker Pro 16の新機能:fmurlscript拡張アクセス権
April 24, 2018
FileMaker Pro 16では、fmurlscript拡張アクセス権が新たに用意され、URLを使用してデータベースを開く際に共有ファイル内のスクリプトが初期設定のままでは実行されないように変更されています。
FileMaker Proのインストーラーによって、インターネットプロトコル(IP)としてfmp:が登録され、URLを使用して共有ファイル内のスクリプトを実行することができます。ただし、バージョン16ではfmurlscript拡張アクセス権は初期設定では有効になっていません。
[例]
fmp://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients
fmp://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients¶m=TopClients&$NumberToList=10
URLを使用してデータベースを開く際に共有ファイル内のスクリプトを実行させるためには、アクセス権セットの拡張アクセス権を編集して、fmurlscript拡張アクセス権を明示的に有効にする必要があります。
[関連]URL を使用してファイルを開く(FileMaker Pro 16 ヘルプ)、FileMaker Pro 12の新機能:URLを使用した共有データベースのスクリプト実行(FAMLog)、FileMaker Pro 16で取り除かれた機能(FAMLog)
macOS Server 5.6の変更点
April 13, 2018
macOS Server 5.6を使うにはmacOS High Sierra 10.13.4が必要であり、macOS High Sierra 10.13.4にアップデートした後でApp StoreからmacOS Server 5.6を購入および入手できます。
macOS Server 5.6では、プロファイルマネージャが新しい制限やペイロード、コマンドに対応しています。また、以前に案内されていた通り、以下のサービスは、macOS Server 5.6を新規インストールした環境では非表示になります。
・Calendar(カレンダー)
・Contacts(連絡先)
・DHCP
・DNS
・Mail(メール)
・Messages(メッセージ)
・NetInstall
・VPN
・Websites(Web サイト)
・Wiki
これらのサービスを使うように設定された以前のバージョンのServerをアップグレードした場合は通常通りに動作しますが、Serverの次回メジャーリリースでこれらのサービスは廃止される予定であるとのことです。
[関連]macOS Serverで今後廃止される予定のサービス一覧(FAMLog)、APPLE-SA-2018-3-29-5 macOS High Sierra 10.13.4, Security Update 2018-002 Sierra, and Security Update 2018-002 El Capitan(FAMLog)
LibreSSL 2.7.2が公開
April 11, 2018
LibreSSL 2.7.2が2018年4月上旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.7は、これまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン2.7.2で安定版として配布されるようになっています。
LibreSSL 2.7では、OpenSSL 1.0.2とOpenSSL 1.1で利用できる多数のAPIがサポートされるようになっています。
PHP 5.6.35、PHP 7.0.29、PHP 7.1.16およびPHP 7.2.4が公開
April 10, 2018
PHP 5.6.35、PHP 7.0.29、PHP 7.1.16およびPHP 7.2.4が2018年3月下旬に公開されています。
PHP 5.6.35、PHP 7.0.29、PHP 7.1.16およびPHP 7.2.4ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
APPLE-SA-2018-3-29-5 macOS High Sierra 10.13.4, Security Update 2018-002 Sierra, and Security Update 2018-002 El Capitan
April 06, 2018
AppleからmacOS High Sierra 10.13.4と、macOS Sierra 10.12.6およびOS X El Capitan v10.11.6用のSecurity Update 2018-002が公開されています。
上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれていますが、OS X Yosemite用のアップデートは用意されていません。
なお、FileMaker Serverはバージョン16とバージョン15がmacOS High Sierraと互換性があり既知の問題はないと案内されていますが、FileMaker Server 14はmacOS High Sierraには対応していません。
[関連]FileMaker Serverの運用環境としてOS X El Capitan v10.11がサポート対象外に(FAMLog)