FAMLog
fmcsadmin 1.2.0の動作環境
February 19, 2021
Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現する、Claris FileMaker Admin APIを用いて実装したコマンドラインツールであるfmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsプラットフォームで利用できます。
fmcsadmin 1.2.0の動作環境は、CentOS Linux 7以降、macOS Mojave 10.14.6以降(macOS Big Sur 11.2.1で動作確認済み)およびWindows 10です。今回からmacOS High Sierra 10.13.6はサポート対象外としているのでご注意ください。
2021年2月現在、fmcsadminはApple Silicon Mac上ではRosetta 2経由で動作し、Universal BinaryとしてApple Silicon Macに正式に対応するのはfmcsadmin 1.3.0以降となる見込みです。
[関連]fmcsadmin 1.2.0を公開(FAMLog)
fmcsadmin 1.2.0を公開
February 18, 2021
fmcsadmin 1.2.0を公開しました。
fmcsadminはコマンドラインインターフェース(CLI)でClaris FileMaker Admin APIを手軽に操作できるようにするツールであり、Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。Claris FileMaker Server 18以降およびFileMaker Cloud for AWS 1.18に対応しており、ライセンスはMITライセンスです。
Claris FileMaker Server for Linuxに正式に対応したバージョン1.2.0では、FileMaker Server 19.2.1を利用している場合にlistコマンドでプラグインを一覧表示できるようになっています。SSLサーバー証明書のインポートや管理に使えるcertificateコマンドとスケジュールを削除できるdeleteコマンドを新たに追加し、FileMaker Server 19.1.2以降でサーバーの設定を変更できない不具合を修正しました。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)
Sudoのバージョン確認方法
February 15, 2021
Sudoのバージョンを確認するには、sudoコマンドで--versionオプションを使用します。
macOS Big Sur 11.2.1では、sudoのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
% sudo --version
Sudo version 1.9.5p2
Sudoers policy plugin version 1.9.5p2
Sudoers file grammar version 48
Sudoers I/O plugin version 1.9.5p2
Sudoers audit plugin version 1.9.5p2
なお、現時点におけるSudoの最新版はバージョン1.9.5p2です。
[関連]APPLE-SA-2021-02-09-1 macOS Big Sur 11.2.1, macOS Catalina 10.15.7 Supplemental Update, and macOS Mojave 10.14.6 Security Update 2021-002(FAMLog)
APPLE-SA-2021-02-09-1 macOS Big Sur 11.2.1, macOS Catalina 10.15.7 Supplemental Update, and macOS Mojave 10.14.6 Security Update 2021-002
February 10, 2021
AppleからmacOS Big Sur 11.2.1、macOS Catalina 10.15.7 追加アップデートおよびmacOS Mojave 10.14.6用のSecurity Update 2021-002が公開されています。
上述の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれていて、Sudoがバージョン1.9.5p2に更新されています。
なお、Claris ナレッジベースによると、Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性がありますが、Apple M1チップ上ではいくつか問題点が確認されている状況となっています。
[関連]FileMaker 製品と macOS Big Sur および Apple M1 との互換性(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker 19とApple M1(FAMLog)
「Claris Engage Japan 2020」講演資料
February 05, 2021
2020年11月から12月にかけてオンラインで開催されたClaris Engage Japan 2020の講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「Claris FileMaker Server 管理者が知っておきたい Infrastructure as Code」(PDF形式/ファイルサイズ:約8.2MB)
「IaC-for-FileMaker-Server-Administrator.pdf」のSHA-2ダイジェスト:
1e2fcbdfbca4960b2e198a3efb3ef25e05363d452d8b3802bc7bc39c6509dba5
■関連リンク
・Claris FileMaker Server 管理者が知っておきたい Infrastructure as Code(Claris ジャパン公式YouTubeチャンネル)
・The CentOS Project
・Serverspec
・Ansible Documentation
・Git
・GitHub
・GitLab
・Claris Marketplace(Claris International Inc.)
・fmcsadmin(株式会社エミック)
・FMプラン(株式会社エミック)
(2022年3月18日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
Claris FileMaker Server 19.2.1のWeb公開エンジンとJava
January 26, 2021
macOS版およびWindows Server版のClaris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverをインストールする前にJavaもしくはOpenJDKをインストールした上でJAVA_HOME環境変数を設定することで追加の操作なしでWeb公開エンジンを有効にできるようになっています。
FileMaker Server 18.0.2以降では、Web公開エンジンを使用する前にFileMaker Server Admin Console経由でJavaもしくはOpenJDKを手動でアップロードおよびインストールする必要がありました。FileMaker Server 19.2では、JAVA_HOME環境変数を読み取ることにより、すでにインストールされているJavaもしくはOpenJDKを自動的に検出できるようになっています。
なお、FileMaker Server for LinuxではOpenJDKがデフォルトでインストールされて使用されるようになっており、追加の設定は特に必要ありません。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)、macOS および Windows 上で Web 公開をしようする場合の、JAVA_HOME 環境変数の活用について(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Goと[ズームの設定]スクリプトステップ
January 20, 2021
Claris FileMaker Proの[ズームの設定]スクリプトステップは、画面上の表示倍率を設定する際に使用します。
[ズームの設定]スクリプトステップで設定できる設定できる縮小率は100%、75%、50%または25%で、設定できる拡大率は150%、200%、300%または400%です。ただし、Claris FileMaker Goの場合には最大倍率は200%という仕様になっています。
なお、[ズームの設定]スクリプトステップの[ロック]オプションを使用すると、利用者が表示倍率を変更できなくなります。[ロック]オプションを使うことで、FileMaker Goでダブルタップやピンチアウト、ピンチインによる画面の拡大縮小をできないように設定できます。
[関連]Get(ウインドウのズームレベル)関数(FAMLog)
Get(ウインドウのズームレベル)関数
January 19, 2021
Claris FileMaker ProのGet(ウインドウのズームレベル)関数は、現在のウインドウにおけるズーム倍率を返します。
FileMaker Proでは[ズームの設定]スクリプトステップを使用することで画面上の表示倍率を設定できます。設定できる縮小率は100%、75%、50%または25%で、設定できる拡大率は150%、200%、300%または400%です。[縮小表示]オプションを選択するとズームレベルを1レベル縮小し、[拡大表示]オプションを選択するとズームレベルを1レベル拡大します。
Get(ウインドウのズームレベル)関数はバージョン8で追加された関数です。なお、FileMaker WebDirectではこの関数はサポートされないため常に「100」を返します。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数(FAMLog)
macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1とPHP
January 14, 2021
macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverに同梱されているPHPの利用が非推奨という扱いになっています。
Windows版Claris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverのインストール時にPHPがインストールされなくなっており、別途PHPをダウンロードして手動でインストールする必要があります。macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1ではFileMaker Serverのインストール時にPHPは引き続きインストールされますが、将来のバージョンではWindows版と同様の扱いになる可能性があります。
なお、Linux版Claris FileMaker Server 19およびClaris FileMaker CloudについてはPHPを使用したカスタムWeb公開機能はサポートされていません。
[関連]Windows版Claris FileMaker Server 19.2.1とPHP(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)
Claris Engage Japan 2020のセッション録画が公開
January 13, 2021
2020年11月から12月にかけてオンラインで開催されたClaris Engage Japan 2020のセッション録画が2021年1月上旬になってから公開されています。
オンラインで開催されたClaris Engage Japan 2020では50以上のセッションが動画で配信されましたが、Claris コミュニティ上で公開されたページにおいて2020のタブをクリックして録画リストからセッション録画を選ぶことができます。
なお、Claris Engage Japan 2020では、ソフトウェア開発で役立つ手法や習慣などをシステムの運用管理に応用する考え方であるInfrastructure as Code(IaC)について紹介しましたが、そのセッション録画も公開されています。まだご覧いただいていない方はよろしければご視聴ください。
[関連]「Claris Engage Japan 2020」のご案内(FAMLog)