FAMLog
curl 7.67.0が公開
November 08, 2019
curl 7.67.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。--no-progress-meterを利用できるようになっているバージョン7.67.0では不具合の修正が多数行われており、セキュリティ修正は特に含まれていません。
なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。FileMaker 18の[URL から挿入]スクリプトステップでは、SMB、SMTP、SMTPS、LDAPおよびLDAPSといったプロトコルが新たにサポートされるようになっています。
APPLE-SA-2019-11-01-1 Xcode 11.2
November 07, 2019
AppleからXcode 11.2が公開されています。
Xcode 11.2には、iOS 13.2、iPadOS 13.2、tvOS 13.2、watchOS 6.1およびmacOS Catalina 10.15.1用のSDKが含まれており、Swift 5.1が同梱されています。また、LLVMのセキュリティ脆弱性が修正されています。
Xcode 11.2はApp Storeもしくはhttps://developer.apple.com/xcode/downloads/から入手可能で、動作条件としてmacOS Mojave 10.14.4以降が必要です。
APPLE-SA-2019-10-29-5 Safari 13.0.3
November 06, 2019
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 13.0.3が2019年10月下旬に配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 13.0.3は、macOS High Sierra 10.13.6およびmacOS Mojave 10.14.6で利用できます。同時に公開されたmacOS Catalina 10.15.1にもSafari 13.0.3が含まれています。
なお、macOS Sierra用のSafari 13は提供されておらず、macOS High Sierra以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]APPLE-SA-2019-10-29-2 macOS Catalina 10.15.1, Security Update 2019-001 Mojave, Security Update 2019-006 High Sierra(FAMLog)
APPLE-SA-2019-10-29-2 macOS Catalina 10.15.1, Security Update 2019-001 Mojave, Security Update 2019-006 High Sierra
November 05, 2019
AppleからmacOS Catalina 10.15.1、macOS Mojave 10.14.6用のSecurity Update 2019-001およびmacOS High Sierra 10.13.6用のSecurity Update 2019-006が公開されています。
上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれていますが、macOS Sierra用のアップデートは用意されていません。
なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3でmacOS Catalinaに対応しています。
[関連]FileMaker 製品と macOS Catalina 10.15 との互換性(FileMaker ナレッジベース)
APPLE-SA-2019-10-29-1 iOS 13.2 and iPadOS 13.2
November 01, 2019
iPhoneおよび第7世代iPod touch向けのソフトウェアアップデートとなるiOS 13.2とiPad向けのiPadOS 13.2の提供が2019年10月下旬に開始されています。
iOS 13.2およびiPadOS 13.2では、絵文字のアップデートと追加、AirPodsでの着信メッセージ読み上げ機能の導入に加え、AirPods Proに対応しています。また、複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
iOS 13に対応している機種は、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxおよび第7世代のiPod touchです。iPadOSに対応している機種は、
第5世代、第6世代および第7世代のiPad、iPad Air 2、第3世代のiPad Air、9.7インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、11インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro、iPad mini 4および第5世代のiPad miniです。
fmcsadminの動作環境
October 28, 2019
FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現する、FileMaker Admin APIを用いて実装したコマンドラインツールであるfmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsプラットフォームで利用できます。
fmcsadminの動作環境は、CentOS Linux 7、macOS High Sierra 10.13.6以降(macOS Mojave 10.14.6で動作確認済み)もしくはWindows 7以降(Windows 10で動作確認済み)です。なお、個別にfmcsadminに実行許可を与えれば、macOS Catalina 10.15でも動作可能です。
macOS Catalina 10.15では、ターミナルアプリケーション上でfmcsadminを実行しようとした後、「“fmcsadmin”は、開発元を検証できないため開けません」と表示されます。[キャンセル]を押した後にシステム環境設定の[セキュリティとプライバシー]で[このまま許可]を押して、再度fmcsadminを実行しようとすると、「“fmcsadmin”の開発元を検証できません。開いてもよろしいですか?」と表示されますが、ここで[開く]ボタンを押すことで個別にfmcsadminに実行許可を与えることが可能です。
[関連]fmcsadmin 1.0.0を公開(FAMLog)
PHP 7.1.33、PHP 7.2.24およびPHP 7.3.11が公開
October 25, 2019
PHP 7.1.33、PHP 7.2.24およびPHP 7.3.11が公開されています。
PHP 7.1.33、PHP 7.2.24およびPHP 7.3.11ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 5.6系統およびPHP 7.0系統の保守は終了しており、PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了する予定となっています。また、PHPはバージョン7.4系統の開発も進められており、現在バージョン7.4.0RC4が公開されている状況です。
FileMaker Server 18ではPHP 7.1系統が同梱されるようになっていてPHP 5.6系統から変わっているので、バージョンアップの際にはPHPスクリプトを変更・更新する必要が出てくる場合があります。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.1やPHP 7.3等に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
[関連]FileMaker Server 18でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)
AdoptOpenJDK 8 update 232が公開
October 24, 2019
AdoptOpenJDK 8 update 232(jdk8u232-b09)が公開されています。
AdoptOpenJDK 8 update 232では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。2019年2月にOracle社によるJava 8の商用向け公式サポートが終了したことに伴い、Javaのセキュリティアップデートを行う際には、Oracle Java SE SubscriptionをOracle社から購入する、もしくはオープンソースの実装であるOpenJDK 8に移行する必要が出てきます。
FileMaker ナレッジベースの記事では、Oracle JREをアンインストールしてAdoptOpenJDK 8に移行する手順が記載されていますが、FileMaker Serverのバージョンや使用しているオペレーティングシステムによって移行手順が異なります。OpenJDKへの移行方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する(FAMLog)、FileMaker Server 18.0.3 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:[セキュリティの管理]ダイアログボックス
October 17, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、[セキュリティの管理]ダイアログボックスのインターフェースと機能が改善されています。
FileMaker Pro Advancedの[セキュリティの管理]ダイアログボックスは、ユーザアカウントとアクセス権を定義する際に使用します。バージョン18では、一覧でユーザおよびグループにアクセス権セットを直接割り当てられるようになっており、一覧を閉じずに詳細パネルで各種操作を実行できる形式になっています。アカウントアクセスの一覧には、選択したタイプ(認証方法)のアカウントに付与されているアカウントアクセスだけが表示され、さらに、選択した認証方法がファイルをホストしているサーバーでサポートされているかどうかを確認できるようになっています。
[セキュリティの管理]ダイアログボックスにおける一覧の表示方法や操作方法が改善されたことで、[詳細セキュリティ設定]ダイアログボックスの[アカウント]タブが取り除かれていますが、それ以外のタブについては以前と同じで機能的には旧バージョンのFileMaker Pro Advancedから変更されていません。
[関連]FileMaker Pro Advanced の [セキュリティの管理] ダイアログボックスの変更(FileMaker ナレッジベース)
PHP 7.2.23およびPHP 7.3.10が公開
October 10, 2019
PHP 7.2.23およびPHP 7.3.10が公開されています。
PHP 7.3.10ではセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 5.6系統およびPHP 7.0系統の保守は終了しており、PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了する予定となっています。
現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン7.3.10です。FileMaker Server 18ではPHP 7.1系統が同梱されるようになっていてPHP 5.6系統から変わっているので、バージョンアップの際にはPHPスクリプトを変更・更新する必要が出てくる場合があります。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.1やPHP 7.3等に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
[関連]FileMaker Server 18でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)