FAMLog
Apache HTTP Server 2.4.41が公開
August 15, 2019
Apache HTTP Server 2.4.41が公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアです。バージョン2.4.41では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されており、mod_http2の脆弱性やmod_remoteipの脆弱性などが修正されています。
Let's Encryptの証明書を取得・更新できるmod_mdの機能強化もあわせて行われており、同バージョンに含まれるmod_mdがACMEv2プロトコルに新たに対応しています。
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:名前を付けて XML として保存
August 14, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、FileMaker Pro Advancedのデータベースファイルを、スキーマ、レイアウト、スクリプトなどの各部分を表すXML形式として保存できるようになっています。
XMLファイルはテキストであるため、ファイルをGitなどのバージョン管理システムに保存し、各バージョンを比較することが可能です。ファイルのコピーをXMLとして保存するには、[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップもしくは[ツール]メニュー>[名前を付けて XML として保存...]を使用します。なお、当該メニュー項目を使用するには[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にFileMaker Pro Advancedを再起動する必要があります。
上記のXML形式は、ユーザーからのフィードバックを収集するためのプレビュー機能として提供されています。今後のバージョンで大幅に変更される可能性があることから、運用システムでの使用は想定されていないのでその点は注意が必要です。
FileMaker 18 資格認定試験の日本語版が開始
August 13, 2019
FileMaker 18 プラットフォームに対応した日本語の資格認定試験の提供が開始されています。
FileMaker資格認定は、Claris International Inc.(旧FileMaker, Inc.)によって提供される公式の資格認定です。FileMaker 18 資格認定試験の合格者は、認定証の授与に加え、Webサイトや名刺でFileMaker資格認定ロゴを使用できます。
資格認定試験「Developer Essentials for FileMaker 18」は、ピアソンVUEが提供する世界中の試験会場で、コンピューターを使用して実施されます。日本語のほか英語でも受験でき、受験料は18,000円(税別)です。
[関連]FileMaker, Inc.がClaris International Inc.に社名を変更(FAMLog)
PHP 7.1.31、PHP 7.2.21およびPHP 7.3.8が公開
August 02, 2019
PHP 7.1.31、PHP 7.2.21およびPHP 7.3.8が公開されています。
PHP 7.1.31、PHP 7.2.21およびPHP 7.3.8ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 5.6系統およびPHP 7.0系統の保守は終了しており、PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了する予定となっています。
現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン7.3.8です。FileMaker Server 18ではPHP 7.1系統が同梱されるようになっていてPHP 5.6系統から変わっているので、バージョンアップの際にはPHPスクリプトを変更・更新する必要が出てくる場合があります。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.1やPHP 7.3等に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
[関連]FileMaker Server 18でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)
FileMaker Server 18.0.2はJavaを非同梱
August 01, 2019
FileMaker Server 18.0.2では、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっています。
FileMaker Server 18.0.2を新規にインストールした場合、カスタムWeb公開もしくはFileMaker WebDirectを使用するにはOracle JREまたはOpenJDKのいずれかをインストールする必要があります。なお、Oracle JREを利用する場合にはOracle Java SE Subscriptionをオラクル社から購入する必要があります。
バージョン18.0.2ではAdmin ConsoleでWeb公開エンジンを起動しようとすると、[Java Runtime Environment の使用]ダイアログボックスが表示されるようになっており、Oracle JREまたはOpenJDKのいずれかを一度選択する必要があります。後から使用するJREを変更する手順については特に明記されていないので、JREの選択手順やOpenJDKのインストール方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18.0.2 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 18.0.2 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Pro 18.0.2 Advanced アップデータが公開
July 30, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 18.0.2 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン18.0.2では、ライセンス証明書のパスにASCII以外の文字が含まれている場合にFileMaker Pro Advanced インストーラがライセンス証明書を見つけることができない問題や、特定の状況で[レコードのインポート]スクリプトステップのデータソースとしてXMLデータが指定された場合にアプリケーションが予期せず終了する問題などが修正されています。
FileMaker Pro Advanced 18.0.2ではOpenSSL 1.1.1を使用するようになっており、これにより、SHA(SHA-0)ハッシュアルゴリズムがサポートされなくなっています。CryptAuthCode、CryptDigest、CryptGenerateSignatureおよびCryptVerifySignature関数のアルゴリズム引数にSHAを設定すると、返り値として「?」が返されるようになっています。
FileMaker Go 18.0.2が公開
July 29, 2019
FileMaker Go 18.0.2の提供が開始されています。
FileMaker Go 18.0.2では、[デバイスから挿入]スクリプトステップでバーコードタイプの一覧から選択したものとは異なるバーコードタイプをスキャンする問題が修正されています。
なお、旧バージョンのFileMaker Go 16は2019年9月24日にApp Storeから削除される予定となっています。セキュリティやiOSの互換性に関する問題により、FileMaker Go 16が予定よりも早くApp Storeから削除される可能性もあるとのことです。
[関連]FileMaker Go 16の提供終了予定日(FAMLog)
APPLE-SA-2019-7-22-3 Safari 12.1.2
July 25, 2019
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 12.1.2が配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 12.1.2は、macOS Sierra 10.12.6およびmacOS High Sierra 10.13.6で利用できます。同時に公開されたmacOS Mojave 10.14.6にもSafari 12.1.2が含まれています。
なお、OS X El Capitan用のSafari 12は提供されておらず、macOS Sierra以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]APPLE-SA-2019-7-22-2 macOS Mojave 10.14.6, Security Update 2019-004 High Sierra, Security Update 2019-004 Sierra(FAMLog)
FileMaker Server 18の新機能:スペイン語をサポート
July 22, 2019
FileMaker Server 18では、スペイン語が新たにサポートされています。
FileMaker Server 17でサポートされる言語は、日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語およびスウェーデン語でしたが、FileMaker 18 プラットフォームではスウェーデン語版のFileMaker Serverは提供されなくなっています。
結果として、FileMaker Server 18でサポートされる言語は、日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語およびスペイン語の6言語となっています。
[関連]FileMaker Server 18 技術仕様(FileMaker)、FileMaker 18 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加された関数一覧
July 19, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは新しい関数が追加され、デジタル署名の生成・検証を行う関数や、オープンデータファイルのファイルIDとパスを返す関数、繰り返しや再帰処理のための関数等が新設されています。
バージョン18で追加された関数一覧は次の通りです。
・CryptGenerateSignature
・CryptVerifySignature
・Get(アカウントタイプ)
・Get(オープンデータファイル情報)
・SetRecursion
・While
SetRecursion関数は、式内部の再帰とループの最大繰り返し数を設定する関数です。While関数と再帰カスタム関数の繰り返しは、デフォルトでそれぞれ50,000回にまで制限されます。SetRecursion関数を使用すれば、その上限回数を変更し、無限に実行される再帰やループを簡単に停止できるようになっています。一方、While関数は条件が真の間にロジックを繰り返してから結果を返す関数であり、これにより一部の再帰カスタム関数が不要になります。
[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:バージョン17で追加された関数一覧(FAMLog)