FAMLog
FileMaker Cloud 2ではカスタムドメイン名は非サポート
February 12, 2020
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker Cloudではカスタムドメイン名の利用はサポートされていません。
AWS Marketplaceを通じて提供されるFileMaker Cloud for AWSではカスタムドメイン名に対応しており、カスタムドメイン名でSSLサーバー証明書を設定することもできました。
FileMaker Cloud for AWSとは異なり、Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloud 2.18ではカスタムドメイン名に対応しなくなっているのでその点には留意する必要があります。
[関連]Comparing FileMaker Cloud and FileMaker Cloud for AWS(FileMaker Knowledge Base)、FileMaker Cloud にカスタムドメインと SSL 証明書を設定する(FileMaker ナレッジベース)
Windows Server 2008のサポートが終了
January 15, 2020
2020年1月14日にWindows Server 2008および2008 R2のサポートが終了しています。
サポートが終了すると、定期的なセキュリティ更新プログラムの提供が停止します。有償の拡張セキュリティ更新プログラムの利用者やAzureへ移行する場合などを除き、今後はセキュリティ更新プログラムが原則として提供されなくなります。
現在Windows Server 2008および2008 R2を使用していて、拡張セキュリティ更新プログラムの提供対象でない場合には、サーバーを無防備な状態に置かないようにWindows Server 2016やWindows Server 2019に移行することが必要となります。
(2022/06/01追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクおよび関連記事を削除しました。)
FileMaker Cloud 2ではSSH接続は不可
January 10, 2020
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker CloudではSSH接続はサポートされていません。
AWS Marketplaceを通じて提供されるFileMaker Cloud for AWSではサーバーインスタンスにSSHで接続することが可能であり、SFTPでサーバーインスタンスに任意のファイルを転送することもできました。
FileMaker Cloud for AWSとは異なり、Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloud 2.18ではSSH接続できなくなっているのでその点には留意する必要があります。
[関連]FileMaker Cloud 2.18が登場(FAMLog)、Comparing FileMaker Cloud and FileMaker Cloud for AWS(FileMaker Knowledge Base)
macOS Catalinaでは32ビットアプリケーションは動作不可
October 29, 2019
macOS Catalinaでは、32ビット版のアプリケーションはmacOSとの互換性がなくなっています。
macOS Catalina 10.15では32ビット版のアプリケーションは動作せず、macOS Mojave 10.14が32ビット版のアプリケーションに対応する最後のバージョンのmacOSとなります。FileMaker ProおよびFileMaker Pro Advancedはバージョン14で64ビットに対応し、バージョン13以前のFileMaker ProおよびFileMaker Pro Advancedは32ビットアプリケーションとなっています。
なお、FileMaker 17以前のバージョンはmacOS Catalina 10.15との互換性はありません。macOS CatalinaでFileMaker製品を利用する際には、FileMaker 18 プラットフォームに移行する必要が出てきます。
[関連]32 ビット App と macOS High Sierra 10.13.4 以降の互換性(Apple)、FileMaker 製品と macOS Catalina 10.15 との互換性(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro / FileMaker Pro Advanced と 64 ビットオペレーティングシステム(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:macOSでPhotoshopイメージ形式のサポートが復活
October 18, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、オブジェクトフィールドのデータでサポートされるファイル形式としてmacOSでPhotoshopイメージ形式のサポートが復活しています。
Photoshopイメージ形式はFileMaker Pro 17 Advancedでサポートされなくなっていましたが、バージョン18ではオブジェクトフィールドにファイルを挿入する際にピクチャとしてPhotoshopイメージ形式のファイルを挿入できるようになっています。
なお、オブジェクトフィールドにファイルを挿入するには、ブラウズモードでオブジェクトフィールドをクリックした後、[挿入]メニュー>[ピクチャ...]を選択して、ファイルを選択します。ファイル選択後、フィールドにピクチャが表示されます。
[関連]オブジェクトフィールドのデータの操作(FileMaker Pro 18 Advanced ヘルプ)
FileMaker Server 18.0.3 アップデータが公開
October 09, 2019
FileMaker Server 18.0.3 アップデータが公開されています。
macOS Catalina 10.15のサポートが含まれているFileMaker Server 18.0.3では、macOSにおいてホストマシンの再起動後にApache Web サービス(httpd)が自動的に開始しないことがある問題や、Windows Server版のFileMaker Server 18.0.2においてコマンドラインインターフェース(CLI)を使用して証明書署名要求(CSR)を生成することができなかった問題などが修正されています。
なお、FileMaker Server 18.0.2以降では、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっています。Web関連のサービスを使用するにはOpenJDKまたはOracle JREのいずれかをインストールもしくはいずれかの利用を選択する必要があるため、FileMaker Serverのアップデート方法やOpenJDKのインストール方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18.0.2 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker 製品と macOS Catalina 10.15 との互換性(FileMaker ナレッジベース)
FAMLog News Archive:第86回 2019年秋号
September 04, 2019
■FileMaker Server 18.0.2 アップデータが公開(2019年7月)
FileMaker Server 18.0.2 アップデータが2019年7月に公開されました。バージョン18.0.2では、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっています。
[関連]FileMaker Server 18.0.2 アップデータが公開(FAMLog)
■FileMaker, Inc.がClaris International Inc.に社名を変更(2019年8月)
FileMaker, Inc.が2019年8月にClaris International Inc.(クラリス インターナショナル インク)に社名を変更しました。同時に、Stamplay社を買収したことも発表されており、Claris社はStamplayのサービスを統合した新サービスであるClaris Connectの提供を今後開始する予定であるとのことです。
[関連]FileMaker, Inc.がClaris International Inc.に社名を変更(FAMLog)
FileMaker Server 18.0.2はJavaを非同梱
August 01, 2019
FileMaker Server 18.0.2では、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっています。
FileMaker Server 18.0.2を新規にインストールした場合、カスタムWeb公開もしくはFileMaker WebDirectを使用するにはOracle JREまたはOpenJDKのいずれかをインストールする必要があります。なお、Oracle JREを利用する場合にはOracle Java SE Subscriptionをオラクル社から購入する必要があります。
バージョン18.0.2ではAdmin ConsoleでWeb公開エンジンを起動しようとすると、[Java Runtime Environment の使用]ダイアログボックスが表示されるようになっており、Oracle JREまたはOpenJDKのいずれかを一度選択する必要があります。後から使用するJREを変更する手順については特に明記されていないので、JREの選択手順やOpenJDKのインストール方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18.0.2 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 18.0.2 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Pro 18.0.2 Advanced アップデータが公開
July 30, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 18.0.2 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン18.0.2では、ライセンス証明書のパスにASCII以外の文字が含まれている場合にFileMaker Pro Advanced インストーラがライセンス証明書を見つけることができない問題や、特定の状況で[レコードのインポート]スクリプトステップのデータソースとしてXMLデータが指定された場合にアプリケーションが予期せず終了する問題などが修正されています。
FileMaker Pro Advanced 18.0.2ではOpenSSL 1.1.1を使用するようになっており、これにより、SHA(SHA-0)ハッシュアルゴリズムがサポートされなくなっています。CryptAuthCode、CryptDigest、CryptGenerateSignatureおよびCryptVerifySignature関数のアルゴリズム引数にSHAを設定すると、返り値として「?」が返されるようになっています。
FileMaker Server 18.0.2 アップデータが公開
July 26, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 18.0.2 アップデータ」を公開しています。
OpenSSLがバージョン1.1.1に更新されたFileMaker Server 18.0.2では、macOSにおいて特定の状況でHTTPサーバープロセスの再起動が必要となる処理を実行した後にHTTPサーバープロセスが開始しない問題や、Windows Serverにおいてライセンス証明書のパスにASCII以外の文字が含まれている場合にFileMaker Server インストーラがライセンス証明書を見つけることができない問題などが修正されています。
なお、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっており、Web関連のサービスを使用するにはOpenJDKまたはOracle JREのいずれかをインストールもしくはいずれかの利用を選択する必要があります。FileMaker Serverのアップデート方法やOpenJDKのインストール方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18.0.2 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17 および 18 でのセキュリティ設定(FileMaker ナレッジベース)