FAMLog
FileMaker Server 16の新機能:サーバーサイドスクリプトでPDFファイルの出力が可能に
October 31, 2017
FileMaker Server 16では、[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを用いて、FileMaker ServerのサーバーサイドスクリプトでPDFファイルを出力および保存できるようになっています。
さらに、[印刷設定]スクリプトステップを用いて、[レコードを PDF として保存]スクリプトステップで作成するPDFファイル用の用紙設定オプションも指定できます。
カスタムWeb公開機能で[レコードを PDF として保存]スクリプトステップは直接サポートされていませんが、[サーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップを併用してサーバーサイドでPDFファイルを出力することで、カスタムWeb公開でもPDFファイルを出力・保存することが可能です。
[関連]Easier PDF Creation using PHP with FileMaker Server 16(Databuzz)
FileMaker Server 16.0.3 アップデータが公開
October 13, 2017
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 16.0.3 アップデータ」を公開しています。
FileMaker Server 16.0.3では、空のデータストリームを読み込むと FileMaker Serverが停止する問題や、特定の状況で再接続中にレコードを確定するとレコードが壊れることがある問題が修正されています。JavaについてはJava 8 Update 144に更新されます。
このアップデータを適用する前に、あらかじめWeb公開エンジンとデータベースサーバー、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Go 16.0.3が公開(FAMLog)、FileMaker Pro 16.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Pro 16.0.3 アップデータが公開
October 12, 2017
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 16.0.3 および FileMaker Pro 16.0.3 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン16.0.3にアップデートするには、FileMaker Pro 16またはFileMaker Pro 16 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。バージョン16.0.3では、特定の状況で再接続動作中にレコードへの書き込みが発生するとレコードが破損する問題や、特定の状況でホストされたファイルに再接続するとスクリプトが破損する問題、macOS High Sierra 10.13でドロップダウンリストの操作に時間がかかる問題などが修正されています。
重大な不具合の修正が行われているので、現在FileMaker Pro 16もしくはFileMaker Pro 16 Advancedを使用している場合にはバージョン16.0.3に更新することが強く推奨されます。
FileMaker Go 16.0.3が公開
October 11, 2017
FileMaker Go 16.0.3の提供が開始されています。
FileMaker Go 16.0.3では、特定の状況で再接続中にレコードを確定するとレコードが壊れることがある問題や、関連レコードをポータルで修正してからEnterキーを使用して確定した場合に関連レコードに基づく非保存の計算が更新されない問題が修正されています。重大な不具合の修正が行われているので、現在FileMaker Go 16を使用している場合にはバージョン16.0.3に更新することが強く推奨されます。
なお、FileMaker Go 14はApp Storeからすでに削除されており、現在新規にダウンロードできるFileMaker GoはFileMaker Go 16とFileMaker Go 15となっています。
FileMaker Pro 16の新機能:[レイアウト切り替え]および[関連レコードへ移動]スクリプトステップの[アニメーション]オプション
September 12, 2017
FileMaker Pro 16では、[レイアウト切り替え]や[関連レコードへ移動]スクリプトステップで、FileMaker Goにおいて新しいレイアウトへ切り替えるときや関連レコードを表示するときに使用するアニメーションを指定できるようになりました。
バージョン16で指定できるようになったアニメーションは次の通りです。
・左からスライドイン
・右からスライドイン
・下からスライドイン
・左へスライドアウト
・右へスライドアウト
・下へスライドアウト
・左から反転
・右から反転
・拡大表示
・縮小表示
・クロスディゾルブ
指定したアニメーションはFileMaker Go 16でのみ機能します(2017年9月現在)。
FileMaker Cloudでは90日間の評価用SSLサーバー証明書が付属
August 17, 2017
FileMaker Cloudでは、90日間試用できるSSLサーバー証明書が提供されます。
SSLサーバー証明書の試用期間終了後は、最初から付属していたデフォルトのSSLサーバー証明書を更新・購入してfmi.filemaker-cloud.comサブドメインを使い続けるか、もしくは独自ドメイン名で運用することになります。
デフォルトのSSLサーバー証明書を更新する場合は、FileMaker Storeで証明書を購入することができ、CSRファイルを生成したりDNSレコード情報を変更する手間は不要です。なお、FileMaker StoreでFileMaker Cloud用のSSLサーバー証明書を購入するには、FileMaker Cloudのバージョンがバージョン1.15.2.32以降である必要があります。
[関連]FileMaker Cloud のデフォルト SSL 証明書の更新(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Cloud にカスタムドメインと SSL 証明書を設定する(FileMaker ナレッジベース)、2017年8月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)
FileMaker Pro 16.0.2 アップデータが公開
July 14, 2017
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 16.0.2 および FileMaker Pro 16.0.2 Advanced アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 16またはFileMaker Pro 16 Advancedをバージョン16.0.2に更新するものです。バージョン16.0.2にアップデートするには、FileMaker Pro 16またはFileMaker Pro 16 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。
バージョン16.0.2では、[変数を設定]スクリプトステップが非常に大きい繰り返しの値を正しく設定しない問題や、レコードを開いてから編集せずにレコードを閉じてもGet(レコード編集回数)関数から返される内部レコード編集回数が増加する問題、およびmacOSにおいてスクリプトデバッガでスクリプトをステップ実行する場合にスクロール位置がリセットされてアクティブなスクリプトステップが表示領域の下部に表示される問題などが修正されています。
FileMaker Go 16.0.2が公開
July 13, 2017
FileMaker Go 16.0.2の提供が開始されています。
FileMaker Go 16.0.2では、レコードの作成が許可されていない空のポータル上で[オブジェクトへ移動]スクリプトステップが実行された後にポータルがフォーカスされずにスクリプトステップがエラーコード101を返してしまう問題や、レイアウトにナビゲーションパートが含まれていてステータスバーとツールバーが非表示になっている場合にレイアウトサイズが正しく処理されない問題、およびQRコードのスキャンで空の値が返されることがある問題が修正されています。
なお、FileMaker Go 14は2017年9月22日にApp Storeから削除される予定となっています。
「FileMaker カンファレンス 2016」講演資料
December 29, 2016
2016年11月11日に行われたFileMaker カンファレンス 2016のジェネラルトラック(G-30)講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「SSL暗号化通信を利用したネットワークセキュリティの向上」(PDF形式/ファイルサイズ:約11.1MB)
「SSLforFMNetwork2016.pdf」のSHA-2ダイジェスト:
59f1f5813aefd6409307f875e632e76b7a07143e0e1c384ba67e8db84dd425fa
■関連リンク
・FileMaker のネットワークセキュリティと SSL - 概要(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server のための新しいカスタム SSL 証明書の作成(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server への既存の SSL 証明書のインポート(FileMaker ナレッジベース)
・「FileMaker カンファレンス 2015」講演資料 (2)(FAMLog)
・FileMaker Pro 14.0.6はFileMaker Server 12にSSL接続不可(FAMLog)
・FileMaker 15でサポートされるSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧(FAMLog)
・FileMaker Server 15の新機能:Admin Console上での証明書署名要求 (CSR)の作成(FAMLog)
・CERTIFICATE IMPORTコマンドの--keyfileおよび--keyfilepassオプション(FAMLog)
・CERTIFICATE IMPORTコマンドで読み込み可能なファイル形式(FAMLog)
・FileMaker Server 15の新機能:Admin Console上でのSSLサーバー証明書情報の表示(FAMLog)
・FileMaker Pro 15の改善点:[レコードのインポート]と[ファイルを変換]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)
・FileMaker Pro 15で名称が変更された関数(FAMLog)
・FileMaker Pro 15の改善点:セキュリティ事前警告(FAMLog)
・FileMaker Go 15の改善点:セキュリティ事前警告(FAMLog)
・FileMaker Server 15の改善点:中間CA証明書のインポート(FAMLog)
・FileMaker Server 15の新機能:CERTIFICATE IMPORTコマンドの--intermediateCAオプション(FAMLog)
・FileMaker Server 15の新機能:fmsadmin CERTIFICATEコマンドの削除操作(FAMLog)
・FileMaker 15の新機能:SSL接続でワイルドカードSSLサーバー証明書とサブジェクトの別名に対応(FAMLog)
・FileMaker Pro エラーコード番号1634(FAMLog)
・FileMaker カンファレンス 2016 関連リンク集(FAMLog)
・FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
(2022年5月1日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Pro エラーコード番号1634
December 01, 2016
FileMaker 15ではFileMaker Pro エラーコードのエラー番号1634が新たに追加されています。
FileMaker Pro エラーコードのエラー番号1634は、証明書の検証エラーが発生したことを示します。[SSL 証明書の検証]オプションのある[レコードのインポート]、[ファイルを変換]および[URL から挿入]スクリプトステップなどにおいて、SSLサーバー証明書の検証を行って検証できない場合が該当します。
暗号化通信を利用する際には[SSL 証明書の検証]オプションに必ずチェックをつける必要がありますが、FileMaker 15ではエラーコード番号1634が導入されていることに留意する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 14の改善点:[URL から挿入]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)、FileMaker Pro 15の改善点:[レコードのインポート]と[ファイルを変換]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)