FAMLog
FileMaker Server 17の新機能:fmsadmin SETコマンド
June 29, 2018
FileMaker Server 17では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにSETコマンドを利用できるようになっています。
SETコマンドを使うことで、データベースサーバーおよびカスタムWeb公開の設定を変更することができます。
[使用例]
$ fmsadmin set serverconfig scriptsessions=50
$ fmsadmin set serverconfig backupinterval=15 cachesize=1024
$ fmsadmin set cwpconfig locale=ja
$ fmsadmin set cwpconfig enablephp=true enablexml=true
なお、バージョン17では、Admin ConsoleでカスタムWeb公開の設定を変更することができなくなっており、fmsadminコマンドを使用して設定を変更する必要があります。
FileMaker Server 17の新機能:fmsadmin GETコマンド
June 28, 2018
FileMaker Server 17では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにGETコマンドを利用できるようになっています。
GETコマンドを使うことで、データベースサーバーおよびカスタムWeb公開の設定情報を取得することができます。
[使用例]
$ fmsadmin get serverconfig
$ fmsadmin get serverconfig backupinterval cachesize scriptsessions
$ fmsadmin get cwpconfig
$ fmsadmin get cwpconfig enablephp enablexml usefmphp
なお、バージョン17では、GETコマンドだけでなくSETコマンドも新たに追加されています。
RESTfm 5.1.0が公開
June 08, 2018
FileMaker API for PHPを用いてFileMaker ServerにRESTfulなWebサービス機能を追加するRESTfm 5.1.0が公開されています。
RESTfmは現在MITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアであり、Goya Pty Ltdが開発しています。RESTfm 5.1.0ではFileMaker Server 17に対応しています。
FileMaker Server 17ではFileMaker Serverのインストール手順が変更されて展開アシスタントが廃止されており、PHPおよびカスタムWeb公開を有効にする際にはfmsadminコマンドを使用する必要があります。
FileMaker Server 16の新機能:fmsadmin WPEコマンド
May 15, 2018
FileMaker Server 16では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにWPEコマンドを利用できるようになっています。
WPEコマンドを使うことで、ワーカーマシンの追加や削除、および一覧を表示することができます。
[使用例]
$ fmsadmin wpe add 192.168.1.15 192.168.1.16
$ fmsadmin wpe list
$ fmsadmin wpe remove 192.168.1.16 -y -u USERNAME -p PASSWORD
WPE Removed: 192.168.1.16
なお、ワーカーマシンを追加するADDコマンドはワーカーマシン上で実行する必要があり、ワーカーマシンの一覧を表示するLISTコマンドとワーカーマシンを削除するREMOVEコマンドはマスターマシン上で実行する必要があります。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker WebDirectで500同時接続をサポート(FAMLog)
FileMaker Server 16の改善点:fmsadmin AUTORESTARTコマンド
March 01, 2018
FileMaker Server 16では、コマンドラインインターフェースでFileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定の確認や変更ができるようになっています。
fmsadminコマンドを使ってFileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定の確認および変更を行うには、AUTORESTARTコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin autorestart fmse
Auto-restart of fmse is ON
$ fmsadmin autorestart fmse off
Auto-restart of fmse is OFF
$ fmsadmin autorestart fmse on
Auto-restart of fmse is ON
有効なフラグ(onあるいはoff)が指定されている場合、FileMaker スクリプトエンジンの自動再起動設定を有効化または無効化します。フラグが指定されていない場合には現在の自動再起動設定が表示され、特に設定を変更していなければ自動再起動設定は通常有効になっています。
自動再起動設定が有効になっている状態でFileMaker スクリプトエンジンが異常終了したり60秒を超えて応答しなくなった場合には、FileMaker スクリプトエンジンのプロセスが自動的に再起動されるようになっています。
[関連]FileMaker Server 11の新機能:fmsadmin AUTORESTARTコマンド(FAMLog)
fmcsadmin 0.9.1を公開
February 15, 2018
fmcsadmin 0.9.1を公開しました。
fmcsadminは、FileMaker Cloud 1.16で利用できるようになったFileMaker Admin API (Trial)をコマンドラインインターフェース(CLI)で手軽に操作できるようにするツールであり、FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。FileMaker Cloud上で利用できるLinux版を用意している他、macOSやWindows上でFileMaker Cloudをリモートで管理することもできます。
バージョン0.9.1では、ログアウト処理が正常に実行されていなかった不具合を修正しました。fmcsadminは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。Go言語で実装されており、ライセンスはApache License, Version 2.0です。
[関連]fmcsadmin 0.9.1を公開(株式会社エミック)
fmcsadmin 0.9.0を公開
December 22, 2017
FileMaker Cloud 1.16で利用できるようになったFileMaker Admin API (Trial)を操作するコマンドラインツール「fmcsadmin」を公開しました。
fmcsadminは、コマンドラインインターフェース(CLI)でFileMaker Admin APIを手軽に操作できるようにするツールであり、FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。FileMaker Cloud上で利用できるLinux版を用意している他、macOSやWindows上でFileMaker Cloudをリモートで管理することもできます。
fmcsadminは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。Go言語で実装されており、ライセンスはApache License, Version 2.0です。
[関連]FileMaker Admin API (Trial)を操作するコマンドラインツール「fmcsadmin」を公開(株式会社エミック)
FileMaker Server 16でFileMaker Data API エンジンを停止する方法
July 06, 2017
FileMaker Server 16では試用版としてFileMaker Data APIを利用できますが、Admin Consoleを用いる方法以外に、fmsadminコマンドを使用してFileMaker Data API エンジンを停止することができます。
fmsadminコマンドを用いてFileMaker Data API エンジンを停止するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ fmsadmin stop fmdapi -y
FileMaker Data API エンジンを起動するにはfmsadminコマンドのstartコマンドを使用します。また、再起動の場合には、startではなくrestartコマンドを利用します。
[実行例]
$ fmsadmin start fmdapi
$ fmsadmin restart fmdapi -y
[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)(FAMLog)
fmsadminコマンドで最長呼び出しの使用状況ログに関する設定を変更する
February 03, 2017
FileMaker Server 15では、最長呼び出しの使用状況を記録できるオプション設定が新たに用意されましたが、その設定はAdmin Consoleだけでなくfmsadminコマンドでも変更できます。
[使用例]
fmsadmin enable topcallstats
fmsadmin disable topcallstats
fmsadminコマンドで最長呼び出しの使用状況ログを有効化する場合は「fmsadmin enable topcallstats」、最長呼び出しの使用状況ログを無効化する場合は「fmsadmin disable topcallstats」です。
最長呼び出しの使用状況ログは、「FileMaker Server/Logs/」フォルダのTopCallStats.logファイルに記録されます。TopCallStats.logファイルのサイズが、[データベースサーバー]>[ログ]タブで指定したログサイズに達すると、このファイルの名前がTopCallStats-old.logに変更され、新しいTopCallStats.logファイルが作成されるようになっています。
[関連]FileMaker Server 15の新機能:最長呼び出しの使用状況ログ(FAMLog)
「FileMaker カンファレンス 2016」講演資料
December 29, 2016
2016年11月11日に行われたFileMaker カンファレンス 2016のジェネラルトラック(G-30)講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「SSL暗号化通信を利用したネットワークセキュリティの向上」(PDF形式/ファイルサイズ:約11.1MB)
「SSLforFMNetwork2016.pdf」のSHA-2ダイジェスト:
59f1f5813aefd6409307f875e632e76b7a07143e0e1c384ba67e8db84dd425fa
■関連リンク
・FileMaker のネットワークセキュリティと SSL - 概要(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server のための新しいカスタム SSL 証明書の作成(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server への既存の SSL 証明書のインポート(FileMaker ナレッジベース)
・「FileMaker カンファレンス 2015」講演資料 (2)(FAMLog)
・FileMaker Pro 14.0.6はFileMaker Server 12にSSL接続不可(FAMLog)
・FileMaker 15でサポートされるSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧(FAMLog)
・FileMaker Server 15の新機能:Admin Console上での証明書署名要求 (CSR)の作成(FAMLog)
・CERTIFICATE IMPORTコマンドの--keyfileおよび--keyfilepassオプション(FAMLog)
・CERTIFICATE IMPORTコマンドで読み込み可能なファイル形式(FAMLog)
・FileMaker Server 15の新機能:Admin Console上でのSSLサーバー証明書情報の表示(FAMLog)
・FileMaker Pro 15の改善点:[レコードのインポート]と[ファイルを変換]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)
・FileMaker Pro 15で名称が変更された関数(FAMLog)
・FileMaker Pro 15の改善点:セキュリティ事前警告(FAMLog)
・FileMaker Go 15の改善点:セキュリティ事前警告(FAMLog)
・FileMaker Server 15の改善点:中間CA証明書のインポート(FAMLog)
・FileMaker Server 15の新機能:CERTIFICATE IMPORTコマンドの--intermediateCAオプション(FAMLog)
・FileMaker Server 15の新機能:fmsadmin CERTIFICATEコマンドの削除操作(FAMLog)
・FileMaker 15の新機能:SSL接続でワイルドカードSSLサーバー証明書とサブジェクトの別名に対応(FAMLog)
・FileMaker Pro エラーコード番号1634(FAMLog)
・FileMaker カンファレンス 2016 関連リンク集(FAMLog)
・FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
(2022年5月1日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)