FAMLog
PHP 7.4.20とPHP 8.0.7が公開
June 07, 2021
PHP 7.4.20とPHP 8.0.7が公開されています。
PHP 7.4.20とPHP 8.0.7では不具合の修正が行われています。PHP 7.3系列のアクティブサポートは2020年12月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2021年12月6日までの予定となっています。
なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Apache HTTP Server 2.4.48が公開
June 03, 2021
Apache HTTP Server 2.4.48が公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアであり、macOS版およびLinux版のClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に利用されています。Apache HTTP Server 2.4.48では、mod_proxy_httpやmod_proxy_wstunnel、mod_session、mod_auth_digest等の脆弱性が修正されています。
なお、OpenSSL 1.1.1を併用してApache HTTP ServerでTLS 1.3に対応させる場合には、バージョン2.4.43以降を使用する必要があります。
LibreSSL 3.3.3が公開
June 02, 2021
LibreSSL 3.3.3が2021年5月上旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 3.3はこれまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン3.3.3で安定版として配布されるようになっています。
LibreSSL 3.3ではDTLSv1.2がサポートされるようになっています。なお、OpenSSL 1.1 TLSv1.3 APIはまだ利用できない状態となっています。
curl 7.77.0が公開
June 01, 2021
curl 7.77.0が2021年5月下旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.77.0では3点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker 19の[URL から挿入]スクリプトステップでは、--cert-type、--cert(-E)、--key-type、--key、--passおよび--version(-V)オプションが新たに利用できるようになっています。
Safari 14.1.1が公開
May 31, 2021
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 14.1.1が2021年5月下旬に配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 14.1.1は、macOS Mojave 10.14.6およびmacOS Catalina 10.15.7で利用できます。同時に公開されたmacOS Big Sur 11.4にもSafari 14.1.1が含まれています。
なお、macOS High Sierra 10.13用のSafari 14は提供されておらず、macOS Mojave以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]macOS Big Sur 11.4の提供が開始(FAMLog)
Security Update 2021-003 Catalinaが公開
May 28, 2021
AppleからmacOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2021-003が公開されています。
macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2021-003には多数のセキュリティに関わる修正が含まれて、悪意を持って作成された画像を処理すると任意のコードが実行される可能性がある脆弱性や、悪意のあるアプリケーションにGatekeeperによるチェックを回避される可能性がある脆弱性などが修正されています。
なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3以降でmacOS Catalinaに対応していて、Claris FileMaker Server 19もmacOS Catalinaをサポートしています。
[関連]macOS Big Sur 11.4の提供が開始(FAMLog)、Security Update 2021-004 Mojaveが公開(FAMLog)
Security Update 2021-004 Mojaveが公開
May 27, 2021
AppleからmacOS Mojave 10.14.6用のSecurity Update 2021-004が公開されています。
macOS Mojave 10.14.6用のSecurity Update 2021-004には多数のセキュリティに関わる修正が含まれていて、このアップデートによりApache HTTP Serverがバージョン2.4.46に更新されます。
FileMaker Serverはバージョン17.0.2以降でmacOS Mojaveに正式対応していて、Claris FileMaker Server 19もmacOS Mojaveをサポートしています。なお、FileMaker Server 16およびFileMaker Server 17.0.1はmacOS Mojaveとの互換性がありますが、一部既知の問題があります。
[関連]macOS Big Sur 11.4の提供が開始(FAMLog)
macOS Big Sur 11.4の提供が開始
May 26, 2021
AppleがmacOS Big Sur 11.4の提供を開始しています。
Podcastのサブスクリプションに対応したmacOS Big Sur 11.4では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。macOS Big Surに対応しているMacは、MacBook(2015以降)、MacBook Air(2013以降)、MacBook Pro(Late 2013以降)、Mac mini(2014以降)、iMac(2014以降)、iMac ProおよびMac Pro(2013以降)です。
Claris ナレッジベースによると、Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があります。なお、Apple M1チップ上で動作するFileMaker Server 19.2.1ではPHPが動作しない状況が確認されていますが、回避策についてはClaris Knowledge Baseの記事で紹介されています。
[関連]iOS 14.6およびiPadOS 14.6の提供が開始(FAMLog)
Get(レイアウトテーブル名)関数
May 24, 2021
Claris FileMaker ProのGet(レイアウトテーブル名)関数は、現在のレイアウトに割り当てられているテーブルオカレンスの名前を返します。
テーブルオカレンス名はリレーションシップグラフで確認することができ、リレーションシップグラフ上の各ボックスはテーブルオカレンスを表します。リレーションシップグラフを表示するには、[ファイル]メニュー>[管理]>[データベース...]を選択した後、[リレーションシップ]タブをクリックします。
なお、Get(レイアウトテーブル名)関数は、現在のファイルで複数のウインドウが開いている場合には一番手前にあるウインドウの結果のみが返され、ウインドウが開いていない場合には空の文字列が返されます。
[関連]Get(レイアウト名)関数(FAMLog)
Apache Tomcat 7.0.109が公開
May 21, 2021
Apache Tomcat 7.0.109が2021年4月下旬に公開されています。
Apache Tomcat 7.0系列は2021年3月末にサポートが終了し、2021年6月末にはApache Tomcat 7.0のダウンロードページが削除される予定となっていることから、今後はApache Tomcat 8.5系列以降へのアップグレードが推奨されることになります。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.0.6です。なお、Claris FileMaker Server 19.2.1ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.39が使用されています。
[関連]Apache Tomcat 7.0系列のサポート終了予定日(FAMLog)