FAMLog
Get(ウインドウスタイル)関数
April 26, 2017
FileMaker ProのGet(ウインドウスタイル)関数は、スクリプトが実行されているウインドウのスタイル情報を示す数値を返します。
この関数が返す値は次の通りです。例えば、関数が評価される時に現在のウインドウがドキュメントウインドウの場合は「0(ゼロ)」を返します。
・「0」:ウインドウがドキュメントウインドウの場合
・「1」:ウインドウがフローティングドキュメントウインドウの場合
・「2」:ウインドウがダイアログウインドウの場合
スクリプトが実行されているウインドウは、一番手前のウインドウではない場合もあります。なお、常にフルスクリーンでドキュメントウインドウが表示されるFileMaker Goではフローティングドキュメントウインドウとダイアログウインドウはサポートされていません。
[関連]FileMaker Pro 12の新機能:バージョン12で追加された関数一覧(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.14が公開
April 25, 2017
Apache Tomcat 8.5.14が2017年4月中旬に公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統であり、Apache Tomcat 8.5.14では多数の不具合が修正されています。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M20 (alpha)が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
OpenSSLおよびLibreSSLのバージョン情報詳細を確認する方法
April 21, 2017
OpenSSLおよびLibreSSLのバージョンを確認する方法の1つにopensslコマンドを使用する方法がありますが、opensslコマンド内のversionコマンドと-aオプションを使用することでバージョン情報の詳細を確認できます。
macOS Sierra 10.12.4では、OpenSSLのバージョン情報詳細は次のように表示されます。
$ openssl version -a
OpenSSL 0.9.8zh 14 Jan 2016
built on: Jan 21 2017
platform: darwin64-x86_64-llvm
options: bn(64,64) md2(int) rc4(ptr,char) des(idx,cisc,16,int) blowfish(idx)
compiler: -arch x86_64 -fmessage-length=0 -pipe -Wno-trigraphs -fpascal-strings -fasm-blocks -O3 -D_REENTRANT -DDSO_DLFCN -DHAVE_DLFCN_H -DL_ENDIAN -DMD32_REG_T=int -DOPENSSL_NO_IDEA -DOPENSSL_PIC -DOPENSSL_THREADS -DZLIB -mmacosx-version-min=10.6
OPENSSLDIR: "/System/Library/OpenSSL"
なお、現時点におけるOpenSSLの最新安定バージョンは1.1.0e、LibreSSLの最新安定バージョンは2.5.3です。
Java 8 Update 131が公開
April 19, 2017
Java 8 Update 131が公開されています。
バージョン8 Update 131では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されている他、MD5で署名されているJARファイルが未署名のものとして扱われるように制限が加えられています。なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要があります。
FileMaker Server 15、FileMaker Server 14およびFileMaker Server 13.0v10はJava 8に対応していますが、2016年9月にメーカーサポートが終了したFileMaker Server 12やFileMaker Server 11以前はJava 8には対応していません。
[関連]FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換(FAMLog)、FileMaker Server と Java - 概要とトラブルシュート(FileMaker ナレッジベース)
cURLのconfigureオプションを確認する
April 18, 2017
cURLがどのようなオプションでコンパイルされているか確認する方法の1つにcurl-configコマンドを使用する方法があります。
macOSにおいて、コマンドラインインターフェースでcURLのconfigureオプションの内容を確認するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ curl-config --configure
--disable-static --enable-hidden-symbols --enable-threaded-resolver --with-gssapi --with-darwinssl --without-libssh2
macOS Sierra 10.12.4では、cURLのconfigureオプションは上記のように表示されます。
[関連]cURLのバージョン確認方法(FAMLog)
PHP 7.0.18とPHP 7.1.4が公開
April 14, 2017
PHP 7.0.18とPHP 7.1.4が公開されています。
PHP 7.0.18とPHP 7.1.4では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.1に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
なお、PHP 5.6およびPHP 7.0は2018年12月まで、PHP 7.1は2019年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
LibreSSL 2.5.3が公開
April 13, 2017
LibreSSL 2.5.3が公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.5は、昨年以来開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン2.5.3で安定版として配布されるようになっています。なお、LibreSSL 2.5.3が安定版となったことで、LibreSSL 2.3系統のサポートが終了しています。
LibreSSL 2.5では、iOSの初期サポートが加わり、libtlsにおいてALPN(Application-Layer Protocol Negotiation)とSNI(Server Name Indication)がサポートされるなど、新機能が多数追加されています。
[関連]OS X El CapitanおよびmacOS SierraのApache HTTP ServerではLibreSSLを利用(FAMLog)
小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro 15/14対応
April 12, 2017
業務の効率化に関心のある中小企業の担当者向けにFileMaker製品を利用したデータベースの作成および運用方法を解説した書籍「小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro 15/14対応」は2016年9月に発売された書籍です。
この書籍は、2014年に発行された「小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro13/12/11/10対応」のバージョン14・15対応版であり、電子書籍版も用意されています。
業務に役立つサンプルアプリケーションの作成手順だけでなく、システムで実現したい業務の問題や課題を洗い出すための情報システム設計の基礎知識についても解説されています。
定価:2,800円(税別)
サイズ:B5変型
ページ数: 304
著者:富田 宏昭
出版社:翔泳社
ISBN:978-4798144535[Amazon.co.jpで購入...]
CakePHP 2.9.7が公開
April 05, 2017
CakePHP 2.9.7が公開されています。
バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであるCakePHP 2.9.7では、Router::reverseToArray()が追加された他、不具合の修正等が行われています。CakePHP 2.8系統からCakePHP 2.9系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.9に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.9で動作可能な状態になっています。なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.4.4ですが、FMCakeMixはCakePHP 3に対応していないのでご注意ください。
Ruby 2.3.4が公開
April 03, 2017
Ruby 2.3.4が2017年3月下旬に公開されています。
Ruby 2.3.4では、およそ80件の不具合が修正され、安定性のさらなる向上が図られています。2017年4月現在、Rubyの最新安定版はバージョン2.4.1であり、 Ruby 2.4系列とRuby 2.3系列がメンテナンス期間中、Ruby 2.2系列がセキュリティメンテナンス期間中となっています。
Ruby 2.2系列は2018年3月末に公式サポートが終了する予定であり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみ、対応した緊急リリースが行われる状態となっています。そのため、今後はRuby 2.4系列もしくはRuby 2.3系列に移行することが推奨される状況となっています。