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Claris FileMaker Server 19の改善点:Claris FileMaker Admin APIによる暗号化パスワードの保存

July 29, 2020

Claris FileMaker Server 19では、Claris FileMaker Admin APIでデータベースが暗号化されている場合に入力する暗号化パスワードを保存できるようになっています。

Claris FileMaker Admin APIは、Claris FileMaker CloudやClaris FileMaker Server上での管理タスクをWebサービスから実行できるようにするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)であり、FileMaker Server 18およびFileMaker Cloud for AWS 1.18で正式版として利用できるようになっていました。

Claris FileMaker 19では、Claris FileMaker Admin APIにおいてもfmsadminコマンドのopenコマンドで利用できる--savekeyオプションに相当する機能を利用できるようになっています。

[関連]FileMaker Server 18の新機能:FileMaker Admin API(FAMLog)、FileMaker Server 13の新機能:fmsadmin OPENコマンドの--savekeyオプション(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19の新機能:Claris FileMaker WebDirectでカードウインドウスタイルをサポート

July 28, 2020

Claris FileMaker Server 19のClaris FileMaker WebDirectではカードウインドウスタイルが新たにサポートされるようになっています。

これに伴い、Claris FileMaker WebDirectにおいて、Get(ウインドウスタイル)関数でウインドウスタイルがカードであるかどうかを判定できるようになり、Get(ウインドウ左位置)およびGet (ウインドウ上位置)関数がカードウインドウである場合のみ機能するように挙動が変更されています。

なお、カードウインドウスタイルはFileMaker Pro 16で追加された機能です。

[関連]FileMaker Pro 16の新機能:カード(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19の新機能:バージョン19で追加されたスクリプトステップ一覧

July 27, 2020

Claris FileMaker Pro 19では、次のスクリプトステップが新しく追加されています。

・NFC 読み取りの構成
・機械学習モデルを構成
・Web ビューアで JavaScript を実行
・FileMaker Data API を実行
・名前を付けてアドオンパッケージとして保存

[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップはNFCに対応しているiPhoneとiPadでのみサポートされ、[機械学習モデルを構成]スクリプトステップは、iOS、iPadOSおよびmacOSでのみサポートされます。

なお、[FileMaker Data API を実行]スクリプトステップでリクエストのactionキーに指定できる値は、現在のところ「read」と「metaData」のみとなっています。

[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)、FileMaker Pro 19 の新規および変更されたスクリプトステップ(Claris ナレッジベース)、[FileMaker Data API を実行] スクリプトステップ(Claris ナレッジベース)

(2020/10/08追記:[名前を付けてアドオンパッケージとして保存]スクリプトステップを一覧に追加しました。)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19で削除された機能

July 22, 2020

Claris FileMaker Pro 19では、FileMaker Proのランタイムソリューション作成機能が削除されています。

FileMaker Pro Advancedのランタイムソリューション作成機能は、FileMaker Pro 18 Advancedでは利用可能ですが、Claris FileMaker Pro 19では利用できなくなっています。代替方法は特に用意されておらず、WindowsおよびmacOSではClaris FileMaker Pro自体を利用する必要があります。

ランタイムソリューション作成機能はFileMaker 14 プラットフォームにおいて非推奨になり、将来廃止される機能に指定されていました。バージョン14以降では機能の更新や改善は行われておらず、昨年の時点で今年のバージョンアップ時に当該機能が取り除かれる予定であることが案内されていました。

[関連]FileMaker Pro Advancedのランタイムソリューション作成機能は削除予定の機能に(FAMLog)、FileMaker 19 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)、

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2020-07-15-5 Safari 13.1.2

July 21, 2020

Safari 13.1.2が2020年7月中旬に公開されています。

複数の脆弱性が修正されたSafari 13.1.2は、macOS High Sierra 10.13.6およびmacOS Mojave 10.14.6で利用できます。同時に公開されたmacOS Catalina 10.15.6にもSafari 13.1.2が含まれています。

なお、macOS Sierra 10.12用のSafari 13は提供されておらず、macOS High Sierra以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。

[関連]APPLE-SA-2020-07-15-2 macOS Catalina 10.15.6, Security Update 2020-004 Mojave, Security Update 2020-004 High Sierra(FAMLog)

Tag: Security

APPLE-SA-2020-07-15-2 macOS Catalina 10.15.6, Security Update 2020-004 Mojave, Security Update 2020-004 High Sierra

July 20, 2020

macOS Catalina 10.15.6とSecurity Update 2020-004(macOS Mojave 10.14.6用ならびにmacOS High Sierra 10.13.6用)が2020年7月中旬に公開されています。

上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれていますが、macOS Sierra用のアップデートは用意されていません。

なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3以降でmacOS Catalinaに対応しており、macOS版のClaris FileMaker Server 19はmacOS Catalina 10.15とmacOS Mojave 10.14をサポートしています。

[関連]FileMaker 製品と macOS Catalina 10.15 との互換性(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 18.0.4 アップデータが公開(FAMLog)

Tag: Security

FAMLog News Archive:第89回 2020年夏号

July 14, 2020

■Claris FileMaker 19が登場(2020年5月)

Claris FileMaker 19が2020年5月21日に発売されました。Claris FileMaker Go 19についてはApp Storeから無料で入手可能です。Claris FileMaker 19の発売と同時に、2019年に刷新されたClaris FileMaker Cloudが東京リージョンで利用可能になっていて、今回バージョン2.19に更新されています。

[関連]Claris FileMaker 19が発売(FAMLog)、Claris FileMaker Cloudが東京リージョンで利用可能に(FAMLog)

■Linux版Claris FileMaker Serverの開発者プレビュー版が登場(2020年5月)

Claris FileMaker 19の発売と同時に、Linux版Claris FileMaker Serverの開発者プレビュー版が発表されました。現在のところ正式に提供されているものではありませんが、正式版は2020年夏の終わり頃に発表される予定となっています。

[関連]Linux版Claris FileMaker Server 19が今夏登場予定(FAMLog)

Tag: News

Windows版Claris FileMaker Server 19の動作環境

July 13, 2020

Windows版のClaris FileMaker Server 19はWindows Server 2019 Standard EditionとWindows Server 2019 Datacenter Edition、Windows Server 2016 Standard Edition、Windows Server 2016 Datacenter Editionをサポートしています。

Windows ServerにClaris FileMaker Server 19をインストールする場合、デスクトップエクスペリエンスを搭載している環境が必要です。なお、Windows Server Datacenter EditionはClaris FileMaker Server 19と互換性がありますが、完全には検証はされていないとのことです。

RAMの最低要件はバージョン18と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが500GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。

[関連]Windows版FileMaker Server 18の動作環境(FAMLog)、macOS版Claris FileMaker Server 19の動作環境(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19の新機能:バージョン19で追加された関数一覧

July 09, 2020

Claris FileMaker Pro 19では新しい関数が追加され、デバイス上で機械学習モデルを実行して画像認識やオブジェクト検出などの処理を実行できる関数や、FileMaker形式のパスを変換する関数が新設されています。

バージョン19で追加された関数一覧は次の通りです。

・ComputeModel
・ConvertFromFileMakerPath
・ConvertToFileMakerPath
・Get(ページ数)

ComputeModel関数を使用する場合には、バージョン19で追加された[機械学習モデルを構成]スクリプトステップを使用してCore MLモデルをロードしておく必要があります。なお、[機械学習モデルを構成]スクリプトステップは、iOS、iPadOSおよびmacOSでのみサポートされています。

[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加された関数一覧(FAMLog)

(2021/03/09追記:バージョン19で追加された関数の一覧にGet(ページ数)を追加しました。)

Tag: FileMaker

macOS版Claris FileMaker Server 19の動作環境

July 07, 2020

macOS版のClaris FileMaker Server 19はmacOS Catalina 10.15とmacOS Mojave 10.14をサポートしています。

macOS High Sierra 10.13はサポートされておらず、RAMの最低要件はバージョン18と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが500GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。

バージョン15以前ではFileMaker WebDirectのクライアント数が7以上の場合にはサーバーを2台構成にすることが推奨されていましたが、バージョン19ではバージョン16以降と同様にClaris FileMaker WebDirectのクライアント数が101以上の場合にサーバーを複数台構成にすることが推奨されています。ただし、接続数の上限は、ハードウェアの構成やカスタム Appのデザイン、ライセンス、サブスクリプションなどによって制限される可能性があります。

[関連]macOS版FileMaker Server 18の動作環境(FAMLog)

Tag: FileMaker

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