FAMLog
FileMaker 15でサポートされるSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧
November 07, 2016
FileMakerネットワーク共有で暗号化通信を実現するには、バージョン13.0v9以降のFileMaker Serverでデータベースファイルをホストした上で、FileMaker製品でサポートされているSSLサーバー証明書を認証局から購入する必要があります(2016年11月現在)。
FileMaker 15でサポートされているSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧は下記の通りです。
・コモドジャパン 企業認証タイプ SSL(Comodo Elite SSL Certificate)
・コモドジャパン EVタイプ SSL
・ジオトラスト トゥルービジネスID
・DigiCert SSL Plus/EV SSL Plus/Multi-Domain (SAN)/EV Multi-Domain
・シマンテック セキュア・サーバ ID
・Thawte SSL 123
・GoDaddy Standard SSL
・InCommon
なお、ワイルドカードSSLサーバー証明書およびSAN(Subject Alternative Names)はFileMaker Server 14以前では正式にサポートされていません。
[関連]FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FAMLog)
FileMaker Server 15の新機能:fmsadmin CERTIFICATEコマンドの削除操作
November 04, 2016
FileMaker Server 15では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理する際に使用するfmsadminコマンドにおいて、CERTIFICATEコマンドでインポートした証明書を削除できるようになっています。
[使用例]
fmsadmin certificate delete
証明書の削除操作を実行した後、FileMaker Serverフォルダの直下にあるCStoreフォルダ内にFMS_Removedフォルダが作成され、プライベートキーファイル (serverKey.pem) とCSRファイル (serverRequest.pem) についてはファイル名にタイムスタンプが付加された上でFMS_Removedフォルダに移動します。
なお、変更内容を有効にするにはFileMaker Serverを再起動する必要があります。
[関連]カスタム SSL 証明書のインポート(FileMaker Server 15 ヘルプ)
APPLE-SA-2016-10-24-3 Safari 10.0.1
October 27, 2016
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 10.0.1が配布されています。
多数の脆弱性が修正されたSafari 10.0.1は、OS X Yosemite v10.10.5およびOS X El Capitan v10.11.6で利用できます。また、同時に公開されたmacOS Sierra 10.12.1にもSafari 10.0.1が含まれています。
OS X Mavericks用のSafari 10は提供されておらず、OS X Yosemite以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
[関連]APPLE-SA-2016-10-24-2 macOS Sierra 10.12.1(FAMLog)
Cyberduck 5.2が公開
October 20, 2016
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェア「Cyberduck 5.2」が公開されています。
バージョン5.2では、Dropboxへの接続およびmacOS Sierraのタブ機能等が新たにサポートされています。また、Amazon S3への接続においてUS East(Ohio)、Asia Pacific(Seoul)およびAsia Pacific(Mumbai)リージョンがサポートされるようになっています。
Cyberduck 5.2のライセンスはGPLであり、Mac版についてはOS X v10.7以降、Windows版についてはWindows Vista以降で動作します。
Java 8 Update 111およびJava 8 Update 112が公開
October 19, 2016
Java 8 Update 111およびJava 8 Update 112が公開されています。
バージョン8 Update 111では複数のセキュリティ脆弱性が修正されており、できる限り早く更新することが強く推奨されています。バージョン8 Update 112も公開されていますが、バージョン8 Update 111で特に問題に直面していない場合にはバージョン8 Update 112に更新する必要はありません。なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要があります。
FileMaker Server 15、FileMaker Server 14およびFileMaker Server 13.0v10はJava 8に対応していますが、2016年9月にメーカーサポートが終了したFileMaker Server 12はJava 8には対応していません。
PHP 7.0.12が公開
October 14, 2016
PHP 7.0.12が公開されています。
PHP 7.0.12ではセキュリティ脆弱性が修正されています。PHP 5.5系統の保守は終了したため、バージョン5.6系統もしくはバージョン7.0系統へのアップグレードが強く推奨される状況となっています。
下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。なお、PHPはバージョン7.1系統の開発も進められており、現在バージョン7.1.0 Release Candidate 3が公開されている状況です。
CakePHP 2.9.1が公開
October 12, 2016
CakePHP 2.9.1が公開されています。
CakePHP 2.9.1は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースで、不具合の修正が行われています。CakePHP 2.8系統からCakePHP 2.9系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.9に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.9で動作可能な状態になっています。なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.3.5ですが、FMCakeMixはCakePHP 3に対応していないのでご注意ください。
OpenSSL 1.1.0b、OpenSSL 1.0.2jおよびOpenSSL 1.0.1uが公開
October 06, 2016
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.1.0b」、「OpenSSL 1.0.2j」および「OpenSSL 1.0.1u」が2016年9月下旬に公開されています。
複数のセキュリティ脆弱性が修正されたOpenSSL 1.1.0a、OpenSSL 1.0.2iおよびOpenSSL 1.0.1uが2016年9月下旬に公開されていましたが、OpenSSL 1.1.0aには重大な問題と位置付けられる脆弱性が発見されたため、後日その脆弱性が修正されたOpenSSL 1.1.0bが公開されています。また、重大な問題ではないもののOpenSSL 1.0.2iにも脆弱性が見つかったため、修正版であるOpenSSL 1.0.2jがOpenSSL 1.1.0bと同時に公開されています。
OpenSSLのバージョン0.9.8系統とバージョン1.0.0系統は2015年12月31日にセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.1系統以降に移行する必要があります。バージョン1.0.1系列のサポートは2016年12月31日に終了する予定となっていることを考慮すると、2019年12月31日までサポートされるバージョン1.0.2系列へのアップグレードが推奨されます。
FileMaker Pro 15の新機能:ソフトウェア更新の簡略化
October 04, 2016
FileMaker Pro 15では、FileMaker Pro自体がアップデータをダウンロードし、アップデート処理を実行できるようになっています。
旧バージョンのFileMaker ProおよびFileMaker Pro Advancedでは、新たなバージョンの製品を利用できるようになると、アプリケーションからその旨が通知されていましたが、ダウンロードすべき適切なアップデータを自分で見つける必要がありました。
バージョン15ではその必要がなくなり、ボタンをクリックするだけで、製品自体が自動的にアップデータをダウンロードおよびインストールするように更新処理が簡略化されています。
[関連]FileMaker Pro クライアントの自動更新(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 15.0.2 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Server 15.0.2 アップデータが公開
September 30, 2016
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 15.0.2 アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、バージョン15.0.1のFileMaker Server 15をバージョン15.0.2に更新するものです。macOS Sierra v10.12を新たにサポートしたFileMaker Server 15.0.2には、セキュリティ更新、サードパーティ製コンポーネントの更新および不具合の修正が含まれ、JavaについてはJava 8 Update 101に更新されます。
なお、オペレーティングシステムをアップグレードする際には、FileMaker Serverをアンインストールしてからオペレーティングシステムをアップグレードし、その後アップデータではなくFileMaker Server 15.0.2 インストーラを使用する必要があります。
[関連]ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 15.0.2(FileMaker ナレッジベース)、Java 8 Update 101およびJava 8 Update 102が公開(FAMLog)