FAMLog
FileMaker Server 11v3 アップデータが公開
April 28, 2011
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 11v3 アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Server 11またはFileMaker Server 11 Advancedをバージョン11.0v3(11.0.3.309)に更新するものです。Java SE 6 Update 24をインストールした後にFileMaker Server Admin Consoleが起動しなくなる問題や、インスタントWeb公開を利用中にWeb公開エンジンがクラッシュする問題、無効なファイル参照があるスクリプトスケジュールの実行中にFileMaker Serverが反応しなくなる問題などが解決されています。
このアップデータを適用する前に、あらかじめFileMaker ServerとWeb公開エンジン、FileMaker Server Admin Console、PHP Site Assistant等を終了させておく必要があります。アップデート方法や変更点の詳細については、アップデータに含まれるドキュメント「FMS 11 Update Read Me (Japanese).pdf」に記載されています。
FileMaker Go 1.1の新機能:写真のサポート
April 25, 2011
2010年9月に登場したFileMaker Go 1.1では、デバイスの画像ライブラリに保存されている写真や、デバイスのカメラで撮影した写真をオブジェクトフィールドに保存できるようになりました。
FileMaker Go 1.0では、オブジェクトフィールドの動作は、カット、コピー、ペーストおよび削除に限定されていました。バージョン1.1では、FileMaker Go上でオブジェクトフィールドをタップすると、上記の操作に加えて次の操作ができるようになっています。
・Choose From Library(ライブラリから選択)
・Take Photo(写真を撮る)
・Open(開く)
・Email(メールで送信)
なお、[Take Photo]については、カメラが搭載されているデバイスでのみ表示されます。
「Rfm Code Reading #11」のお知らせ
April 11, 2011
2011年4月16日(土)午前9時30分より「Rfm Code Reading #11」を開催します。
RubyとFileMaker ServerのカスタムWeb公開に興味のある方のご参加をお待ちしています。詳細については下記URLのページをご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/matsuo_atsushi/20110410/p1
なお、今回のテーマは「Rfm 1.4のXMLパーサー」です。
プログラミング言語Rubyの技術規格書がJIS規格に
March 25, 2011
日本発のプログラミング言語Rubyの技術規格書が日本工業規格(JIS)のJIS X 3017として制定されたと、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が2011年3月22日に発表しています。
日本で発案されたプログラミング言語がJIS規格となるのは初のことであり、さらに、JIS規格から国際標準化の提案をするプログラミング言語についてもRubyが初になる見込みであるとのことです。
Rubyは、オープンソースの動的なプログラミング言語で、 シンプルさと高い生産性を備えています。JIS規格化されたことにより、Rubyの相互運用性が向上して、より一層の利用促進が期待されます。
Mac OS XでUPSの自動シャットダウン機能を利用する
March 14, 2011
Mac OS XおよびMac OS X Serverでは、UPSがUSB経由で接続されている場合には、指定した条件に基づいてOSをシャットダウンするスクリプトを利用できます。
このシェルスクリプトは下記の場所にあり、スクリプトの内容を適宜変更して、シャットダウン前に実行したい処理を記述します。
/usr/libexec/upsshutdown
実行条件については、pmsetコマンドや[システム環境設定]の[省エネルギー]パネルで指定できます。
FileMaker Serverを利用している場合には、データベースファイルの破損を防ぐために、OSがシャットダウンする前に必ずデータベースファイルを閉じるように工夫する必要があります。
FileMaker Server Admin ConsoleとJava for Mac OS X 10.6 アップデート 4は非互換
March 09, 2011
バージョン9、10および11のFileMaker Server Admin Consoleは、Windows版のJava SE 6 Update 24と同様、本日公開されたJava for Mac OS X 10.6 アップデート 4およびJava for Mac OS X 10.5 アップデート 9と非互換です。
2011年3月現在、FileMaker Server Admin ConsoleがJava SE 6 Update 24上で起動しなくなる問題が確認されており、ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーションでは、Admin Consoleを使用する場合にはJavaを更新しないことや代替としてコマンドラインインターフェースを使用するよう案内がされています。
しかしながら、Java for Mac OS X 10.6 アップデート 4およびJava for Mac OS X 10.5 アップデート 9にはセキュリティ脆弱性に対する修正が含まれている点に留意する必要があります。Javaを更新しない場合には、Admin Consoleを利用しないときにJavaを無効化するなどの対策が必要になります。
[関連]FileMaker Server Admin ConsoleとJava SE 6 Update 24は非互換(FAMLog)
(2011/03/16追記:バージョン11についてはFileMaker Server 11.0v2 and FileMaker Server 11.0v2 Advanced Java 6 Update 24 Updateでこの問題が修正されています。)
Cyberduck 4が公開
March 08, 2011
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェア「Cyberduck 4」が公開されています。
Cyberduck 4では、FTP/TLS、SFTP、WebDAV、Amazon S3、Google Storage、Google Docs、Windows Azure、およびRackspace Cloud Filesがサポートされています。バージョン4では、Mac OS X版だけでなく新たにWindows版も登場し、Windows XP、Windows VistaおよびWindows 7に対応しています。
Cyberduck 4のライセンスはGPLであり、Mac OS X版についてはMac OS X v10.5以降で動作します。
第68回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
March 02, 2011
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2011年2月12日に行われた第68回のイベントレポートが追加されており、FileMaker Pro 11のセキュリティや変数に関する情報などが紹介されています。
次回は、「『集計』についてしつこく掘り下げる」と「Loopは思ったより親しみやすい奴」というテーマで2011年3月12日(土)19:00-20:30に同イベントが開催される予定になっています。
FileMaker Server Admin ConsoleとJava SE 6 Update 24は非互換
February 22, 2011
バージョン9、10および11のFileMaker Server Admin ConsoleはWindows版のJava SE 6 Update 24と非互換であり、2011年2月現在下記のような問題があります。
・FileMaker Server Admin ConsoleがWindows版のJava SE 6 Update 24上で起動しない
ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーションでは、Windows上でAdmin Consoleを使用する場合にはJavaを更新しないよう案内がされています。
しかしながら、Java SE 6 Update 24にはセキュリティ脆弱性に対する修正が含まれている点に留意する必要があります。Admin Consoleを使用しないときにはJavaを無効にするなどの対策が必要でしょう。
[関連]FileMaker Server の Admin Console は Java 6 Update 24 と互換性がありません(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)
(2011/03/16追記:バージョン11についてはFileMaker Server 11.0v2 and FileMaker Server 11.0v2 Advanced Java 6 Update 24 Updateでこの問題が修正されています。)
(2011/06/08追記:FileMaker Server 11v3 アップデータを適用した場合、FileMaker Server 11.0v2 and FileMaker Server 11.0v2 Advanced Java 6 Update 24 Updateは不要です。)
(2011/06/08追記:バージョン10についてはJava SE 6 Update 26でこの問題が修正されています。)
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:補足情報
February 17, 2011
「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」補足情報
昨年5月の時点で、XSLTによるカスタムWeb公開機能とXSLT Site Assistantは将来的に利用できなくなる予定であると公式に案内されています。
FileMaker ServerのXSLTによるカスタムWeb公開機能は、最新バージョンであるバージョン11でも利用できますが、次期バージョン以降では利用できなくなる可能性があります。
本書ではXSLT Web公開機能についての解説を行っていますが、将来的にはPHPやその他の言語への移行を検討することが必要になるため、XSLTによるカスタムWeb公開機能の利用は今後推奨されなくなります。
[関連]XSLTによるカスタムWeb公開機能の利用が非推奨に(FAMLog)