FAMLog
AdoptOpenJDK 8 update 242が公開
January 21, 2020
AdoptOpenJDK 8 update 242(jdk8u242-b08)が公開されています。
AdoptOpenJDK 8 update 242では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。2019年2月にOracle社によるJava 8の商用向け公式サポートが終了したことに伴い、Javaのセキュリティアップデートを行う際には、Oracle Java SE SubscriptionをOracle社から購入する、もしくはオープンソースの実装であるOpenJDK 8に移行する必要が出てきます。
FileMaker ナレッジベースの記事では、Oracle JREをアンインストールしてAdoptOpenJDK 8に移行する手順が記載されていますが、FileMaker Serverのバージョンや使用しているオペレーティングシステムによって移行手順が異なります。OpenJDKへの移行方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する(FAMLog)、FileMaker Server 18.0.3 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)
CakePHP 2.10.20が公開
January 20, 2020
CakePHP 2.10.20が公開されています。
CakePHP 2.10.20は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースです。CakePHP 2.10系統は、CakePHP 4.0.0がリリースされた後12ヶ月間不具合修正をサポート、およびCakePHP 4.0.0がリリースされた後18ヶ月間セキュリティ修正をサポートする予定となっています。
CakePHP 4.0.0は2019年12月中旬に公開されたので、CakePHP 2.10系統のセキュリティ修正は2021年6月中旬頃まで継続されると見込まれます。
[関連]CakePHP 4.0.0が公開(FAMLog)、CakePHP 2.10.20 Released(The Official CakePHP Blog)
Get(開いているレコード数)関数
January 17, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(開いているレコード数)関数」は、まだ保存されていない現在の対象レコード内にあるレコードの総数を返します。
保存されていない関連レコードを含む現在の対象レコードにおける未確定のレコード数を返すようになっており、例えば、保存されていないレコードが1つと関連レコードが3つある場合は「4」が返されます。
なお、Get(開いているレコード数)関数はバージョン8で追加された関数です。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)
FileMaker Cloud 2ではSSH接続は不可
January 10, 2020
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker CloudではSSH接続はサポートされていません。
AWS Marketplaceを通じて提供されるFileMaker Cloud for AWSではサーバーインスタンスにSSHで接続することが可能であり、SFTPでサーバーインスタンスに任意のファイルを転送することもできました。
FileMaker Cloud for AWSとは異なり、Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloud 2.18ではSSH接続できなくなっているのでその点には留意する必要があります。
[関連]FileMaker Cloud 2.18が登場(FAMLog)、Comparing FileMaker Cloud and FileMaker Cloud for AWS(FileMaker Knowledge Base)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:外部データファイルの読み込みと書き込み
January 09, 2020
FileMaker Pro 18 Advancedでは、外部データファイルの読み取りや書き込み、および管理できるスクリプトを作成できるようになっています。
バージョン18では、外部データファイルの読み書きや管理が可能になる、以下に挙げる機能を実現するスクリプトステップが追加されています。
・ファイルを作成する
・ファイルを開く、または閉じる
・ファイルから読み取る、またはファイルに書き込む
・ファイルの読み取り・書き込み位置を取得する、または設定する
・ファイルが存在するかどうかを確認する
・ファイルサイズを取得する
・ファイルを削除する
・ファイルの名前を変更する
これらのスクリプトステップを活用することで、ファイル出力用のプラグインを使用せずに、既存のファイルにデータを追記したり、任意の形式でデータをエクスポートすることなどが可能になります。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)
Get(オープンデータファイル情報)関数
January 06, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(オープンデータファイル情報)関数」は、各オープンデータファイルのファイルIDとパスに関する情報を返します。
各オープンデータファイルに関する情報は改行で区切られます。各行は「ファイルID<タブ>パス<改行>」という形式となっており、ファイルIDは[データファイルを開く]スクリプトステップでファイルが開かれたときに返されます。データファイルは[データファイルを閉じる]スクリプトステップを使用してファイルを閉じるか、またはFileMaker Pro Advancedを終了するまで開いたままになります。
Get(オープンデータファイル情報)関数は、バージョン18で追加された関数です。なお、この関数はRuntimeソリューションでは何も返しません。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加された関数一覧(FAMLog)
Get(アカウントタイプ)関数
December 30, 2019
FileMaker Pro Advancedの「Get(アカウントタイプ)関数」は、現在利用しているアカウントの認証タイプに関する情報を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。
・「Guest」:アカウントタイプがFileMakerファイル(ゲストアカウント)の場合
・「FileMaker File」:アカウントタイプがFileMakerファイルの場合
・「External」:アカウントタイプが外部サーバーの場合
・「Amazon」:アカウントタイプがOAuth(Amazon)の場合
・「Google」:アカウントタイプがOAuth(Google)の場合
・「Azure」:アカウントタイプがOAuth(Microsoft Azure AD)の場合
・「FileMaker ID <チーム名>」:アカウントタイプがFileMaker IDの場合
なお、Get(アカウントタイプ)関数は、バージョン18で追加された関数です。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加された関数一覧(FAMLog)
第50回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
December 26, 2019
2020年2月15日(土)午前10時より「第50回カスタムWeb勉強会」を開催します。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開やFileMaker Data APIに関する、出席者全員参加型の勉強会として進めてきましたが、2018年8月から読書会形式として開催しています。
「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を読んで、参加者の間で知識を共有したり議論をしていきます。時間を決めて黙読した後、内容について議論していく予定です。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://www.famlog.jp/cwpstudy/50
PHP 7.2.26、PHP 7.3.13およびPHP 7.4.1が公開
December 19, 2019
PHP 7.2.26、PHP 7.3.13およびPHP 7.4.1が公開されています。
PHP 7.2.26、PHP 7.3.13およびPHP 7.4.1ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.1系統の保守は2019年12月1日に終了しており、今後はバージョン7.2系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
なお、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
[関連]PHP 7.1系列の公式セキュリティサポート終了予定日(FAMLog)
APPLE-SA-2019-12-10-6 Safari 13.0.4
December 16, 2019
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 13.0.4が2019年12月上旬に配布されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 13.0.4は、macOS High Sierra 10.13.6およびmacOS Mojave 10.14.6で利用できます。同時に公開されたmacOS Catalina 10.15.2にもSafari 13.0.4が含まれています。
なお、macOS Sierra用のSafari 13は提供されておらず、macOS High Sierra以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]APPLE-SA-2019-12-10-3 macOS Catalina 10.15.2, Security Update 2019-002 Mojave, Security Update 2019-007 High Sierra(FAMLog)