FAMLog
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:付録の変更点
December 11, 2008
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
前著の付録ではFileMaker Server 7 Advancedのセットアップ手順を解説していましたが、FileMaker Server 9のセットアップ手順を付録ではなく第2章で解説するように構成を変更しました。
改訂版では、FileMakerデータベースのエラーコード番号とFileMaker XSLT拡張関数のエラーコード番号の一覧を、付録として新たに追加しています。
FileMakerデータベースエラーコード番号959
December 08, 2008
FileMaker Server 9のカスタムWeb公開において、FileMakerデータベースのエラーコード番号として959が返されることがあります。
FileMakerデータベースエラーコード番号959は、Web公開コアの設定で必要なWeb公開テクノロジが無効になっていることを示します。この場合は、FileMaker Server Admin Consoleの[構成]>[Web 公開]において対象のWeb公開機能を有効にするチェックボックスにチェックがついているかなどを確認します。
なお、Admin Consoleの[FileMaker Server の概要]ウインドウでは、Web公開コアにおいてどのWeb公開テクノロジが有効になっているか全体的な状況が表示されます。
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:第3章の変更点
November 21, 2008
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。
第3章の「データの取得と処理」では、主にバージョン8および9の新機能についての内容もカバーし、下記の節を新たに追加しました。
・3.2.4 FileMakerデータベースのエラーコード番号を取得する
・3.3.21 スクリプトに引数を渡す
・3.3.22 FileMakerクエリー文字列で複雑な検索条件を指定して検索を行う(複合検索)
・3.3.24 ポータルレコードの取得にポータル設定オプションを利用する
・3.3.27 ポータル内のレコードを削除する
上記以外も全体的に文章の見直しを行い、細かい注意点や解説を追加、更新しました。また、各クエリーコマンドおよび引数が、FileMaker API for PHPにおけるどのメソッドに対応しているかという記述も参考までに追加しました。
[関連]FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:内容の立ち読み(FAMLog)
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版:目次
October 27, 2008
「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」目次
第1章 イントロダクション
・1.1 FileMakerの特長
・1.2 FileMakerによるWeb公開の手法とその種類
・1.3 FileMakerの製品構成
・1.4 FileMakerのWeb公開機能の歴史
・1.5 バージョン6以前のカスタムWeb公開との違い
・1.6 バージョン7以降におけるカスタムWeb公開の新機能と改善点
・1.7 カスタムWeb公開技術の概要
・1.8 カスタムWeb公開に使用するソフトウェア
・1.9 カスタムWeb公開の仕組み
第2章 FileMaker Server 9のセットアップ
・2.1 FileMaker Serverをインストールする前の確認事項
・2.2 FileMaker Serverのインストール
・2.3 データベース公開のための設定
第3章 データの取得と処理
・3.1 Web公開エンジンの情報の取得
・3.2 データベース情報の取得
・3.3 データベース処理の実行
・3.4 オブジェクトフィールドのデータの表示
・3.5 クライアント情報の取得
第4章 出力結果の調整
・4.1 出力方法の指定と調整
・4.2 文字列の加工と操作
・4.3 数値演算
・4.4 条件分岐
・4.5 日付と時刻の処理
・4.6 エラー処理
第5章 Web公開エンジンが備える機能の活用
・5.1 メールの送信
・5.2 Cookieの利用
・5.3 セッション拡張関数
・5.4 ヘッダー関数の活用
・5.5 ログの利用
・5.6 その他の機能
第6章 セキュリティ
・6.1 FileMaker Server 9のセキュリティ機能
・6.2 Webアプリケーション開発における注意点
第7章 XSLT機能の拡張
・7.1 Javaによる機能拡張
・7.2 スクリプト言語による機能拡張
付録
・付録A FileMakerデータベースのエラーコード番号
・付録B FileMaker XSLT拡張関数のエラーコード番号
(2008/11/21追記:「1.2 FileMakerによるWeb公開」を「1.2 FileMakerによるWeb公開の手法とその種類」に修正しました。)
FileMaker Server 9のイベントログ
July 08, 2008
FileMaker Server 9において、データベースサーバーの実行中に発生するイベントは、タイムスタンプ情報と共にログに記録されます。
イベントログには、FileMaker Serverの起動と停止、データベースファイルの開閉、スケジュールの実行およびFileMaker Serverによって検出されたエラーに関する情報などが記録されます。
Mac版のFileMaker Server 9では、データベースサーバーのイベントは下記のファイルに記録されるように変更されています。
/Library/FileMaker Server/Logs/Event.log
また、バージョン9では、FileMaker Proクライアントによる接続や接続解除などに関する情報は、データベースサーバーのアクセスログ(Access.log)に別途記録されるようになっています。
[関連]FileMaker Server 7のイベントログ(FAMLog)
第36回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
July 04, 2008
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2008年6月21日に行われた第36回のイベントレポートが追加されており、FileMakerにおけるエラー処理や日付の扱い、およびWebビューアに関する情報などが紹介されています。
次回は、「夏休みDevCon報告Special!2008」というテーマで2008年7月27日(日)18:00より同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
FileMaker Server 9の新機能:電子メールの通知機能
March 04, 2008
FileMaker Server 9では、電子メールによる通知機能が新たにサポートされています。
FileMaker Serverでエラーや警告を検出した際に、指定したメールアドレスに通知メールを送信するよう設定することができます。また、バックアップや設定されたスケジュール処理が完了したときに、電子メールによる通知を受け取るように設定することも可能です。
電子メールの通知機能を利用するには、SMTPサーバーが別途必要です。FileMaker Server Admin Consoleを使用して、あらかじめSMTPサーバーや送信先のメールアドレスを設定しておく必要があります。
FileMaker Pro 9 Advancedの改善点:スクリプトデバッガ
January 28, 2008
FileMaker Pro 9 Advancedでは、スクリプトの内容を1ステップずつ確認できるデバッグツールである「スクリプトデバッガ」の機能が強化されています。
バージョン9では、新たにスクリプトデバッガ自体に認証機能が用意され、認証を行うことで、スクリプトを編集する権限のないアカウントでのデバッグが可能になっています。
スクリプトのエラーが発生したときにスクリプトを自動的に一時停止するように設定できるようになると共に、スクリプトで発生した最後のエラーコードを確認できるヘルプへのリンクボタンも利用できるようになっています。
Ruby on Rails 1.2.4
October 10, 2007
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 1.2.4」が公開されています。
Rails 1.2.4では、Rails 2.0においてエラーとして扱われる予定の仕様変更に関する警告が出力されるようになっています。Rails 2.0へ移行することを検討している場合には、Rails 1.2.4で警告が出力されないようにしておくことで移行準備を行うことができます。
また、バージョン1.2.4にはセキュリティに関わる修正や変更も含まれており、セッション固定攻撃の危険性を軽減させるためにURLベースのセッションが標準でサポートされなくなると共に、XMLドキュメント解析時に発生しうる潜在的な危険性や性能上の問題も修正されています。その他、ActiveRecord::Base#to_json使用時にXSSが発生する可能性がある問題を回避するようにJSONエンコーディングアルゴリズムが変更されています。
[関連]Ruby on Rails 1.2.4(Security annoucements for Ruby on Rails)
FileMaker Pro 9 Advancedの主な新機能一覧
August 23, 2007
2007年9月中旬にFileMaker Pro 9と同時発売される予定である「FileMaker Pro 9 Advanced」は、FileMaker Pro 9の機能をすべて備えているだけでなく、先進的なカスタマイズされたデータベースソリューションをより速く、より簡単に作成できるようにフォーカスされた新機能も追加されています。
FileMaker Pro 9 Advanced特有の主な新機能の一覧は、以下の通りです。
・データベースの変更やメンテナンスをよりいっそう簡単にする、強化されたデータベースデザインレポート機能およびファイル管理ツール
・デザインプロセスのより早い段階でエラーを検出し修正するための、強化されたスクリプトデバッガやデータビューア
・FileMaker Server 9に含まれるPHP Site Assistant機能をワンクリックで始動できる、PHP Site Assistantリンク機能
[関連]New Features of FileMaker Pro 9 Advanced(FileMaker Knowledge Base)