FAMLog
Apache HTTP Server 2.4.54が公開
June 08, 2022
Apache HTTP Server 2.4.54が公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアです。Apache HTTP Server 2.4.54では、mod_proxyやmod_sed、mod_proxy_ajp、mod_lua等の脆弱性が修正されています。
なお、macOS版およびLinux版のClaris FileMaker Serverでは、WebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されています。
[関連]Q&A: Apache Server をバージョン 2.4.51 にアップグレード後、FileMaker Server へのファイルのアップロードが失敗する、もしくは遅くなる(Claris ナレッジベース)
FMDataAPI Ver.27が公開
June 06, 2022
Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン27が公開されています。
新居雅行氏が開発したFMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.27では、PHP 5およびPHP 7.0がサポート対象外となっています。
FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。なお、FMDataAPIは現在のところClaris FileMaker Cloud 2には対応していません。
(2022/08/05追記:「FMDataAPI Ver.26では、PHP 5およびPHP 7.0がサポート対象外となっています」を「FMDataAPI Ver.27では、PHP 5およびPHP 7.0がサポート対象外となっています」に修正しました。)
FMPress Forms 1.1.0を公開
May 26, 2022
FMPress Forms 1.1.0を公開しました。
FMPress Formsは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインです。WordPress 6.0との互換性が確認されているFMPress Forms 1.1.0では、オブジェクトフィールドへのファイルのアップロードに新たに対応しました。Contact Form 7のファイルアップロード機能を使用して、Webフォーム経由でファイルをアップロードすると、指定したオブジェクトフィールドにファイルを保存できるようになっています。
FMPress Formsは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。ライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterであり、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
[関連]WordPress 6.0が公開(FAMLog)
WordPress 6.0が公開
May 25, 2022
フルサイト編集機能においてさまざまな改善が図られているWordPress 6.0が公開されています。
WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。バージョン6.0では、デザインツールの追加やリストビューの改良、ブロックのロック制御以外に、複数のスタイルバリエーションが用意されているブロックテーマを利用している場合に1つのテーマ内でサイトのあらゆる外観を簡単に切り替えられるようになっています。パフォーマンスの改善やアクセシビリティの改良も行われており、数多くの新機能が追加されています。
なお、FMPress Forms 1.0.2はWordPress 6.0と互換性があることを検証済みです。FMPress Formsを使用すれば、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。
OpenSSL 1.1.1oとOpenSSL 3.0.3が公開
May 09, 2022
OpenSSL 1.1.1oとOpenSSL 3.0.3が公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1oでは1点のセキュリティ脆弱性が修正されていて、OpenSSL 3.0.3では4点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、OpenSSL 1.1.1系列の最新バージョンはOpenSSL 1.1.1oですが、Claris FileMaker Pro 19.4およびClaris FileMaker Server 19.4ではOpenSSL 1.1.1lが使用されています。
[関連]JVNVU#93032579: OpenSSLに複数の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
FAMLog News Archive:第95回 2022年春号
April 18, 2022
■Claris FileMaker Cloud 2.19.4.3の提供が開始(2022年3月)
Claris FileMaker Cloud 2.19.4.2の提供が2022年2月に、Claris FileMaker Cloud 2.19.4.3の提供が2022年3月に開始されています。FileMaker Cloud 2.19.4.3では、FileMaker Cloud Admin ConsoleでClaris FileMaker Serverの新バージョンに関する通知が誤って表示される問題が修正されています。
[関連]Claris FileMaker Cloud 2.19.4.2の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Cloud 2.19.4.3の提供が開始(FAMLog)
■FMDataAPI Ver.26が公開(2022年3月)
Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン25およびバージョン26が2022年3月に公開されました。FMDataAPIはMITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアであり、FMDataAPI Ver.26ではFMDataAPIクラスにsetFieldHTMLEncodingおよびgetFieldHTMLEncodingメソッドが追加されています。
[関連]FMDataAPI Ver.26が公開(FAMLog)
(2023/03/01追記:「FMDataAPI Ver.26が公開が公開」を「FMDataAPI Ver.26が公開」に修正しました。)
FMDataAPI Ver.26が公開
April 07, 2022
Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン25およびバージョン26が2022年3月下旬に公開されています。
新居雅行氏が開発したFMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.25ではFileMakerRelationクラスにgetFirstRecord、getLastRecordおよびgetRecordsメソッドが追加されていて、FMDataAPI Ver.26ではFMDataAPIクラスにsetFieldHTMLEncodingおよびgetFieldHTMLEncodingメソッドが追加されています。
FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。なお、FMDataAPIは現在のところClaris FileMaker Cloud 2には対応していません。
WordPress 5.9.3が公開
April 06, 2022
WordPress 5.9.3が公開されています。
WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。バージョン5.9.3では、コアに関する9つの不具合修正およびブロックエディターに関する10の不具合修正が行われています。WordPressはバージョン6.0系統の開発も進められており、現在のところWordPress 6.0は2022年5月下旬に公開される予定となっています。
なお、FMPress Forms 1.0.2はWordPress 5.9.3と互換性があることを検証済みです。Contact Form 7とClaris FileMaker Serverを連携させることができるFMPress Formsを使用すれば、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。
[関連]FMPress Forms 1.0.2を公開(FAMLog)
OpenSSL 1.1.1nおよびOpenSSL 3.0.2が公開
March 24, 2022
OpenSSL 1.1.1nおよびOpenSSL 3.0.2が2022年3月中旬に公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1nおよびOpenSSL 3.0.2では、OpenSSLのBN_mod_sqrt()における法が非素数のときに無限ループを引き起こす問題(CVE-2022-0778)が修正されています。
なお、OpenSSL 1.1.1系列の最新バージョンはOpenSSL 1.1.1nですが、FileMaker Pro 19.4およびFileMaker Server 19.4にはOpenSSL 1.1.1lが使用されています。
[関連]JVNVU#90813125: OpenSSLのBN_mod_sqrt()における法が非素数のときに無限ループを引き起こす問題(Japan Vulnerability Notes)
Apache HTTP Server 2.4.53が公開
March 15, 2022
Apache HTTP Server 2.4.53が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.53では、HTTP Request Smuggling攻撃が可能になる脆弱性(CVE-2022-22720)や、mod_sedにおける整数オーバーフローまたはラップアラウンドおよび境界外書き込みの脆弱性(CVE-2022-23943)などが修正されています。
なお、Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアであり、macOS版およびLinux版のClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されています。
[関連]JVNVU#99602154: Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Q&A: Apache Server をバージョン 2.4.51 にアップグレード後、FileMaker Server へのファイルのアップロードが失敗する、もしくは遅くなる(Claris ナレッジベース)