FAMLog


FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:デフォルトのフィールド

September 10, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、[データベースの管理]ダイアログボックスでテーブルを作成またはファイルを新規に作成する場合に、フィールドがテーブルに自動的に追加されるようになっています。

主キー、作成情報タイムスタンプ、作成者、修正情報タイムスタンプおよび修正者フィールドが通常追加されるようになっていますが、これらのフィールドは必要に応じてカスタマイズしたり事前に設定しておくことが可能です。

なお、新しいテーブルに上記のフィールドが追加されないようにするには、「DefaultFields.xml」という名称の空ファイルを次の場所に配置します。

・Windowsの場合:<ドライブ>:\ProgramData\FileMaker\Shared
・macOSの場合:/ユーザ/共有/FileMaker/Shared

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:一新されたレイアウトモード

September 06, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、レイアウトモードが一新され、レイアウト作成のための環境がさらに合理化されています。

バージョン17では、レイアウトモードにおいて、インスペクタ、オブジェクトパネルのフィールドタブおよびオブジェクトタブがドキュメントウインドウ内のパネルとして表示されるようになっています。また、オブジェクトパネルのフィールドタブでは、フィールドをレイアウトに配置する際にコントロールスタイルを選ぶことができるようになっています。

インスペクタおよびオブジェクトパネルを個別に表示または非表示にすることが可能である一方、従来のバージョンのように別のインスペクタウインドウを開くには[表示]メニューの[インスペクタ]>[新規インスペクタ]を選択します。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:[カスタムダイアログを表示]スクリプトステップの入力フィールドオプションでターゲットとして変数を指定可能に

August 30, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、[カスタムダイアログを表示]スクリプトステップの[入力フィールド]オプションにおいて変数をターゲットとして指定できるようになっています。

[入力フィールド]オプションでは入力や表示に使用する変数またはフィールドを最大で3つ指定することができ、入力に使用する変数はテキストとして値が格納されます。

なお、[一般]オプションにおけるボタンの[データを確定]チェックボックスが無効な状態でユーザーが入力フィールドにデータを入力した場合、ユーザーがボタンをクリックしてもデータが変数に格納されないので注意が必要です。

[関連]FileMaker Pro 16の新機能:複数の挿入スクリプトステップでターゲットとして変数を指定可能に(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:保存およびエクスポート用スクリプトステップの[ディレクトリの作成]オプション

August 22, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、レコードやデータを保存およびエクスポートする一部のスクリプトステップに[ディレクトリの作成]オプションが追加され、ファイルを出力する際にディレクトリを新規に作成できるようになっています。

バージョン17で[ディレクトリの作成]オプションが追加されたスクリプトステップの一覧は次の通りです。

・フィールド内容のエクスポート
・レコードのエクスポート
・レコードを Excel として保存
・レコードを PDF として保存
・レコードをスナップショットリンクとして保存
・名前を付けて保存

なお、FileMaker GoとFileMaker WebDirectでは、[ディレクトリの作成]オプションはサポートされていません。

Tag: FileMaker

FileMaker Cloud 1.17の新機能:FileMaker Data API

August 13, 2018

FileMaker Cloud 1.17では、他のアプリケーションやサービスでFileMakerデータベースのデータを利用できる、RESTベースの「FileMaker Data API」が正式版として利用できるようになっています。

FileMaker Data APIは、FileMaker Cloud 1.16では試用版として利用できる機能でした。バージョン1.17では、FileMaker Server 17と同様、オブジェクトフィールドへのファイルのアップロードと、FileMakerスクリプトの実行がサポートされている他、layout.response引数を使用して結果レイアウトを指定できるようになっています。また、FileMaker Cloud Admin Consoleの[Dashboard]ページに、年間制限に対するFileMaker Data APIの使用量がギガバイト(GB)単位で表示されるようになっています。

1ライセンスあたり年間24GBがバンドルされていて、5ユーザライセンスの場合にはデータ転送量の年間上限は120GBです。FileMaker Data API経由でFileMaker Cloudから外部へデータを送信する通信処理が行われたときにデータ転送量としてカウントされ、追加購入する場合の年間Data APIライセンス価格は24GB分で6,480円(税別)となっています。

[関連]FileMaker Cloud 1.17.0.77 リリースノート(FileMaker)、FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの改善点:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション

August 10, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションに--FM-return-container-variableオプションが新たに追加されています。

[URL から挿入]スクリプトステップで変数をターゲットとする場合に、--FM-return-container-variableオプションを使用することで、返されるデータをオブジェクトデータとして強制的に変数に保存することができます。例えば、Base64Encode関数を併用して、オブジェクトフィールドを介さずにWebサイトから取得したPDFファイルのデータをWeb ビューア上に表示するようなことがバージョン17ではできるようになっています。

curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。FileMaker Pro 16以降では[URL から挿入]スクリプトステップにおいて多数の一般的なファイル転送オプションを利用できるようになっています。

[関連]サポートされている cURL オプション(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)、FileMaker Pro 16の新機能:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:「ユニバーサルタッチ」テーマ

August 08, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、「ユニバーサルタッチ」という名称のレイアウトテーマが新たに追加されています。

「ユニバーサルタッチ」テーマは、無彩色を基本としていて、スタイルのセットがあらかじめ複数含まれています。そのため、色を追加したり、スタイルを選択するだけでテーマを簡単にカスタマイズできるようになっています。

また、ローカライズされることを想定して、FileMaker Pro 17 Advancedでサポートされるすべての言語に適切に対応できるようにフィールドやテキストオブジェクトのデフォルトサイズが設定されています。

[関連]FileMaker Pro のスタイルとテーマの紹介(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 14の新機能:「ミニマリスト」および「ミニマリストタッチ」テーマ(FAMLog)

Tag: FileMaker

FMDataAPI Ver.12が公開

July 31, 2018

新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン12を公開しています。

FMDataAPI Ver.11ではスクリプトの結果とエラーを返すことができるようになった他、グローバルフィールド値を設定できるように修正されています。また、FMDataAPI Ver.12ではGet(UUID 番号)関数で取得した値を正常に処理できなかった不具合が修正されています。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能でしたが、バージョン17では正式版として利用できるようになっています。なお、FileMaker Server 16のFileMaker Data API (Trial)は2018年9月27日が試用期限となっています。

[関連]FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API

June 26, 2018

FileMaker Server 17では、他のアプリケーションやサービスでFileMakerデータベースのデータを利用できる、RESTベースの「FileMaker Data API」が正式版として利用できるようになっています。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能でした。バージョン17では、オブジェクトフィールドへのファイルのアップロードと、FileMakerスクリプトの実行がサポートされている他、layout.response引数を使用して結果レイアウトを指定できるようになっています。

1ライセンスあたり年間24GBがバンドルされていて、5ユーザライセンスの場合にはデータ転送量の年間上限は120GBです。FileMaker Data API経由でFileMaker Serverから外部へデータを送信する通信処理が行われたときにデータ転送量としてカウントされ、追加購入する場合の年間Data APIライセンス価格は24GB分で6,480円(税別)、永続Data APIライセンス価格は24GB分で19,440円(税別)となっています。

[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)(FAMLog)

Tag: FileMaker

CakePHP 2.10.10が公開

May 17, 2018

CakePHP 2.10.10が2018年5月中旬に公開されています。

CakePHP 2.10.10は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、バーチャルフィールドでDboSource::expression()を利用できるようになった他、ルクセンブルク語がサポートされるようになっています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。

Tag: Apache

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