FAMLog
FileMaker Serverドキュメントフォルダ
July 14, 2009
FileMaker Server 10では、レコードのインポートおよびエクスポートに使用できる「FileMaker Serverドキュメントフォルダ」が新たに用意されています。
このフォルダは、FileMaker ServerのBackups、DatabasesおよびScriptsフォルダと同じところにあるもので、Mac OS Xの場合には下記のパスが相当するフォルダになります。
/Library/FileMaker Server/Data/Documents
バージョン10では、[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップがFileMaker Serverのスケジュールスクリプトでもサポートされるようになりましたが、インポートファイルやエクスポートファイルを配置するための共有場所としてFileMaker Serverドキュメントフォルダを使用できます。
[関連]FileMaker Server 10の新機能:レコードのインポートとエクスポート(FAMLog)
FileMaker Server 10の新機能:PHP Site Assistantテーマ機能の強化
June 24, 2009
FileMaker Server 10では、PHP Site Assistantの機能が強化されており、新たに追加されたテーマを使用したり、ユーザー独自のテーマを作成できるようになっています。
ユーザー定義のテーマについては、CSSと画像ファイルを別途用意することで独自のテーマを作成できます。この機能を利用するには、「FileMaker Server」フォルダ内の「Web Publishing」フォルダの中にある「PHPSA User Themes」フォルダにCSSファイルをコピーしておく必要があります。
なお、バージョン10で新たに追加されたテーマの中には、iPhone向けに特化したテーマも用意されています。
[関連]FileMaker Server 10 での PHP Site Assistant の変更(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)
FileMaker Server 10の新機能:fmsadmin REMOVEコマンド
June 05, 2009
FileMaker Server 10では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにREMOVEコマンドを利用できるようになっています。
REMOVEコマンドを使うことで、閉じられたデータベースファイルをRemoved_by_FMSフォルダ内のRemovedフォルダに移動して、データベースファイルがホストされないようにすることができます。
[使用例]
$ fmsadmin remove FMServer_Sample
なお、上記のREMOVEコマンドは、FileMaker Server Admin Consoleにおけるデータベースの[削除]処理に相当します。
FileMaker Server 10の新機能:保持するバックアップの最大数オプション
June 04, 2009
FileMaker Server 10では、バックアップスケジュールにおいて[保持するバックアップの最大数]オプションを新たに指定できるようになっています。
バージョン10では、バックアップスケジュールが実行されるたびに、バックアップフォルダ内に新しいサブフォルダを作成するように仕様が変更されています。サブフォルダ内にデータベースのバックアップファイルが保存され、サブフォルダの名前はスケジュール名とタイムスタンプを組み合わせたものになります(例:DailyBackup_2009-06-04_1800)。
バックアップの合計数が設定した最大数に達すると、バックアップフォルダ内にある最も古いバックアップサブフォルダが自動的に削除され、1つのバックアップスケジュールで複数世代のバックアップを保持できます。
FileMaker Server 10の新機能:レコードのインポートとエクスポート
May 29, 2009
FileMaker Server 10では、[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップが、FileMaker Serverのスケジュールスクリプトでもサポートされるようになっています。
指定されたファイルはすべてFileMaker Serverドキュメントフォルダもしくはテンポラリフォルダ内にある必要があり、「..」を含むパスはすべて無効とみなされます。使い方によってはエラーが発生するケースもあるので、FileMaker Serverのスケジュールスクリプトとして使う場合には注意点がいくつかあります。
なお、[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップはWeb公開ではサポートされていません。
FileMaker Web 公開 10v1a アップデータ
January 28, 2009
ファイルメーカー株式会社から「FileMaker Web 公開 10v1a アップデータ」が配布されています。
このアップデートは、FileMaker Pro 10.0v1またはFileMaker Pro 10.0v1 AdvancedのインスタントWeb公開機能で発生していた下記2点の問題を解決するものです。
インスタントWeb公開において、FileMaker Proフォルダ内のWebフォルダに配置するカスタムホームページ(iwp_home.html)が無視される問題、および参照情報のみ保存されているオブジェクトフィールドの内容が表示されない場合がある問題が修正されています。
アップデート手順の詳細については、付属文書「Readme.pdf」に記載されています。
Cyberduck 3.1
January 14, 2009
Mac OS Xで動作するオープンソースのSFTP/FTPクライアントソフトウェア「Cyberduck 3.1」が公開されています。
バージョン3.1では、Amazon CloudFrontとMosso Cloud Filesに新たに対応しています。SFTPでファイルおよびフォルダの圧縮と展開も可能になり、その他にも数多くの新機能が追加されています。
現時点の最新バージョンは3.1.1であり、Mac OS X v10.4以降で動作します。
バージョン8以降でWeb公開エンジンにJavaライブラリを追加する方法
November 13, 2008
FileMaker ServerのXSLTを使用したカスタムWeb公開では、Javaのライブラリファイルを追加することで、追加したライブラリに含まれるメソッドをXSLTスタイルシートで利用できます。
Javaのライブラリファイルを下記のフォルダに配置した後、Web公開エンジンを再起動することで、ライブラリを利用できるようになります。
(Mac)
/Library/FileMaker Server/Web Publishing/publishing-engine/cwpe/WEB-INF/lib
(Windows)
C:¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server¥Web Publishing¥publishing-engine¥cwpe¥WEB-INF¥lib
FileMaker Server 7 Advancedのときと異なり、FileMaker Server 9およびバージョン8以降のFileMaker Server Advancedでは、フォルダのパスが若干変わっていて、FileMaker Serverのバージョン番号が含まれなくなっています。
[関連]Web公開エンジンにJavaのライブラリを追加する(FAMLog)
Get(デスクトップパス)関数とFileVault
November 11, 2008
FileMaker Proの「Get(デスクトップパス)関数」は、現在のユーザーのデスクトップフォルダへのパスを返します。
この関数の戻り値の例は、Mac版では通常「/Macintosh HD/Users/foo/Desktop/」ですが、Mac OS Xにおいてホームフォルダの内容を保護する機能であるFileVaultを有効にしている場合には「/foo/Desktop/」となります。
Get(デスクトップパス)関数以外にも、FileVault機能の利用の有無により返ってくる値が異なる関数があるので注意が必要です。
[関連]Get(デスクトップパス)関数(FAMLog)
Get(デスクトップパス)関数
November 10, 2008
FileMaker Proの「Get(デスクトップパス)関数」は、現在のユーザーのデスクトップフォルダへのパスを返します。
この関数の戻り値は次の例のようになります。
・「/Macintosh HD/Users/foo/Desktop/」:Mac版の場合
・「/C:/Documents and Settings/foo/Desktop/」:Windows XPの場合
・「/C:/Users/foo/Desktop/」:Windows Vistaの場合
Mac版におけるパス形式は通常「/ドライブ名/Users/ユーザー名/Desktop/」、Windows XPにおけるパス形式は「/ドライブ名:/Documents and Settings/ユーザー名/Desktop/」、そしてWindows Vistaにおけるパス形式は「/ドライブ名:/Users/ユーザー名/Desktop/」となっています。
なお、Get(デスクトップパス)関数は、バージョン8で追加された関数です。